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2020アルバム制作ノート 8

演奏や作曲において、もちろん即興の作曲とも言えるアドリブにおいても、その瞬間に内側から湧き出て来たイメージやアイデアが命だ。

それらがいつどの様に湧き出てくるのか、私には制御することが出来ない。突然やってくることもあれば、何かしらの前兆と共にゆっくりと訪れやがて姿を現すこともある。待つのでもなく探しに行くわけでもなく、自然の営みの中で頭に閃く感じだ。

"Eruption" という私のオリジナル曲は、ある日突然メロディやハーモニーの流れ、リズムの感じと構成のアイデアが頭の中で一遍に湧いて出て来た曲だ。その閃きがとても強烈だったので五線紙に書き下ろすことは非常に容易かった。まさに突然の噴火といった感じである。現在ライブにて試行錯誤を重ねている最中だが、レコーディングが楽しみな曲だ。

いつも私は五線紙と譜面用ペンを携帯し、浮かんでくるイメージやアイデアを書き留めては繋げてみたり広げてみたりあれやこれや弄ってみたりしているのだが、大抵の場合それらはボツになる。しかしこの行為が閃きを連れてくるのかもしれないなあ、としみじみ思うのである。


プロデューサー、音楽家、エンジニア、スタッフ、、、関係者ひとりひとりの閃きを結集して生み出されたアルバム"Dear J.C."。Gaumy Jam Records 3作目の作品。


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