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スーパービーダマンの思い出① 漫画とアニメ編

スーパービーダマンのことばっかり書いていて我ながら本当にびっくりしています。ただビー魂がそうさせるので仕方ありません。
コレ誰が興味あるねんと思いましたが、私は他人のスパビー思い出話があったら片端から全部読みたいですし、何より急に書きたい衝動に駆られてしまったので書くことにしました。
漫画の思い出・アニメの思い出・改造と大会ページの思い出・実機の思い出と4つ書くつもりでしたが長くなったのでとりあえず漫画とアニメだけにします。

私は1990年4月生まれで、3学年上の兄の影響で、6歳の時に初めてスパビーに触れました。家にもしかしたら実機があったかもしれませんが確か漫画から入ったと思います。

漫画スパビーの思い出


初めて読んだ話は2巻の3話目「エースショットVSヘビーボム!!」で、兄が買ってきたコロコロに掲載されていました。第一話掲載が1995年9月号ということなので、1996年5月号だったと思われます。ボーリング場での特訓を終えたタマゴとガンマが円に再戦する話ですね。
まずいきなりぶっ倒れているガンマとタマゴで始まっていて私は大変衝撃を受けたのを覚えています。当時、何故か漫画やアニメはすべて一話完結ものだと思っていたため、明らかに前回からの続きと思われるその状況がとても異様に思えてなりませんでした。
それと、いきなり性癖を開陳して恥ずかしいのですけど、ぶっちゃけ痛そうな顔して包帯してるガンマにめっちゃそそられました。そこら辺のコマばっかりめっちゃ見ました。未就学児でもなんかそういうのありますよね。断言しますけどこれを読んでくれている方の中でもわかりみを感じてくれる方絶対にいますよ。
そんなわけで1ページ目から一発で引き込まれてしまったスパビーですが、もちろんその後の展開も私の心をガッチリ捉えて離しません。
画面の見やすさ、展開の把握のしやすさ、ルールやエースショットの分かりやすさとカッコよさ、のほほんとしていたタマゴが怒りに燃えてのラスト等々、それまでのストーリーもビーダマン自体も全く知らない私が完全に虜になってしまい、その後も兄がコロコロを卒業するまで毎月楽しみに読んでいくことになりました。

円戦よりも前の話はいつの間にか家にあった単行本で履修し、それを通して、漫画は色んな漫画が一話ずつ載っている連載誌があり、そのお話を作品毎にまとめた単行本がある、ということもなんとなく学習しました。

漫画の中で一番熱く心を奪われたシーンは、バトルフェニックスをバーグラーズはじめ今まで闘ってきたライバルたちがタマゴに届けてくれるシーンです。私が一番好きなビーダマンはバトルフェニックスですが、この最高の登場シーンが理由の一つになっています。その友情が熱いことももちろんですが、サラーが諭したように、赤ボンやファイティングフェニックスが結んでくれたライバルとの絆が、今までのすべてのバトルや出会いがこのシーンに繋がって、強敵伊集院に対抗することができるのだという一連の流れに感動を覚えていました。バトルフェニックスを直接届ける役割を果たすのが、タマゴと1対1で闘い勝利した井出であったことも物凄く心に来るものがありました。

また、上記に次いで心躍ったのがTOPビーダー選手権で円が再登場したシーンです。初めて読んだ回に出ていたこともあり、なにやら意味深な顔のキズまでつけての再登場に大興奮でした。トキオの過去話も天空の登場も、あの辺りは頭の中にギュイーンとかつての円との熱戦が蘇り新たな戦いの予感に沸き立ちました。私は漫画などの伏線回収が大大大好きなのですがたぶんこのせいです。

スパビーの大好きなシーンは枚挙に暇がなく、好きな方とは冗談抜きで一晩中でもいくらでも語り合っていたいのですが、本当に終わりが無くなってしまうので厳選に厳選を重ねて上記二つについて簡単に書くに留めておきます。

毎月毎月楽しみに読んでいたスパビーですが、突然終わりがやってきます。兄が年齢なのかコロコロを卒業してしまいました。最後に読んだのは確か高原光が初めてきちんと顔出しをした回だったと思います。光の意味深な呟きとともに、まだ目のシールが貼られていないガーディアンフェニックスが1ページ使って登場して終わっているあの回です。
続きはもちろん気になっていましたが、コロコロは兄が買うものという意識があったために、結局その先をきちんと読むのは20年以上先、電子書籍での全巻購入を待つこととなります。
ちなみに単行本は伊集院の全力顔のせいで小学校低学年の私にとって7巻を購入するのにためらいがあり、かといって7巻だけを抜かして購入するのは邪道な気がして結局6巻までしか家にありませんでした。
ただ高校生の時にふと再燃した時期があり、BOOKOFFなどをコツコツまわり7巻10巻11巻14巻を購入したのですが、それも大学進学で実家を出たら知らないうちにまとめて母に捨てられていました。

アニメスパビーの思い出


コロコロの中でスパビーと超速スピナーは群を抜いて好きで、その2作品をはじめに3回ほど読んでから他の作品を読んでいたほどでした。そんなわけですから、その2作品がおはスタ内で同時にアニメ化されると知った時それはもう大喜びし、付録でついてきたアニメ絵柄の下敷きを眺めながら毎日毎日指折り数えて放映日を待ち望んでいました。
ただ、大変悲しいことに私の住んでいる地域ではおはスタは放送されませんでした。
その時初めてテレビ番組には地域差があるということを知り、田舎住みであることを呪いました。余りの無念さに中学時代にその無念さで俳句を作ったくらいです。
リアルタイムでの視聴は叶いませんでしたが、うちはTSUTAYAでビデオをよく借りていたので、それでなんとかスパビーアニメを見ることができました。
当時私が借りていたようなVHSのセットが最近3万円でフリマアプリに出品されたと知りなんだか不思議な気持ちです。

アニメを見ての感想は、「つまらなくはないけどなんか違うな・・・」でした。漫画そのままをアニメ化してくれると思っていたので漫画と違う展開が多いことが違和感だったのと、やはりガンマが子供っぽかったからですね。
実は大変貴重な機会をいただいて、最近23年ぶりにスパビーアニメを見ることができました。今になってみるとすごく「わかる」ことも多いのですが、当時は「なんか違う」が勝っていました。
大人になった今見ると、キャラクターたちを完全に子供として見られるのですが、当時は子供どころか自分よりも実年齢的にもお兄さんだったため、カッコイイ・頭がいい・大人っぽい・自立している、みたいな印象があって、特にガンマは信じられないハイスペックなキャラですから子供っぽさを強調されるとやはりうーーーーんですよ。
よく声が合わないと言われていますが、それは漫画のガンマを想定して合わないのであって、アニメのガンマの声として考えるととても合っていたと思いますし、演技も今見るとすごく分かるものがあります。

漫画と違う点は基本的に不満でしたが、BBハニーズは大好きでした。自分が女であるためか、当時はビーダマンに限らずアニメなどに女の子キャラが出てくると無条件で嬉しく好きになっていました。
大人っぽくてセクシーな子が好みだったので大豪寺ナナが一番好きでしたね。予選落ちしてからもちょこちょこ解説役などで登場してくれたり、
VHSのパッケージに描かれていたりと目立っていて嬉しかったです。
ガンマとマリのラブコメも楽しく見てました。

他、アニメで印象深いキャラがビリーです。OPの「わかったから~だいじょうぶさ」の辺りでアップになるビリーがイケメンで毎回ドキドキしていました。
声も強烈で、少年役は女性声優が担当されることが多く、男性声優の場合も「少年・子供を演じている」という印象が強かった中で、ビリーだけは少年ではなくイケメンの声をしていたのでまーた小学校低学年の女児はドキドキするわけです。
特に「先に点を取られるなんて久しぶりだ。今日はご機嫌な日になりそうだぜ」の「なりそうだぜ」がちょっとびっくりするくらいかっこ良かったのをよーーく覚えていました。

それから普段微妙に作画がへたれるのに、なぜかガンマVSビリーの5分間だけやたらと作画がキレイというか艶っぽくなった時ありましたよね。当時作画なんて気にしていなかったのにその時ばかりは「なんかキレイ!?」とさすがに分かりました。スタッフにビリー推しの方がいたんでしょうか。
スカーフで顔の下半分が隠れているのですが、唇のところに影ができて色っぽかったです。ありがとうございました。

なんだかキャラ萌えみたいな話ばかりになってしまいました。
近いうちに改造と大会ページの思い出と、実機の思い出についても書きたいです。


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