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あり得ない、なんてことはあり得ない。

ペニーワイズと遊ぼう

映画「IT」の中に入って、追体験できるという趣旨。
なかなか面白い。

「IT」は新旧ともに何度も鑑賞しているのだが
すごく不思議に思っていることがある。

数回観た中に 全く違う映像が混じっている。
なんでだ?
なにかヴァージョン違いだろうか。


たくさんのスティーブン・キングが読めて
Note散歩が楽しくて仕方がない日々。
たくさんの方が 
最新の「IT」の映画感想文として
書いておられるのを目にして
とても気になって仕方がないことがある。

「画面が暗い」

「(暗くて)なにがなんだか分からない!」

真っ暗で何が起こってるのか見えていない。
そうおっしゃっているのは一人や二人ではなかった。

ずっと謎だったのだ。
自分の観た最新版「IT」のオープニング。
ー曇天の豪雨で 暗いシーン
画面は 細部までハッキリ見えている。
シーンとしては
「うんうん、こういう時 このくらい暗いよね」と
納得できる表現で
それでも全体的に 灰色か 銀色か。
十分 これは暗いんだ、と理解できた。

天候最悪で辺りは銀鼠色で 怖さを表現ー
こんなに明るくてハッキリ丸見えなのに
ペニーワイズの登場は十分怖かった。

まるでデスメタルの帝王のようだ。

真っ暗ヴァージョンの「IT」も
見つけて観た。
ビックリするほど 真っ暗だった!!
真っ暗・・・というより
黒い画面??
これは確かに なにも 見えない!
なんじゃこりゃ。
全編丸見えヴァージョンは
本当に なにもかも見えていた。
画面上の伏線も
猟奇的なシーンも細部まで くっきり。

見えすぎる程見えているヴァージョンなのだが
あるはずのシーンがなかったり
ないはずのものがあったり
登場しない人物が登場していたり、
「見てはいけないものを見てしまった」
と リアル怖い話になれるもの。

一体なにをみたんだろう。
撮影での 内緒話だったり
映っちゃイケナイものが映った!
なんて話は よく聞くが
そういった類のものではなかった。

「あり得ない、なんてことは あり得ない」

たぶん有り得ない怖い話や
不思議な体験談
そんな分類になりそうなのは
日常茶飯事として
「フツー」でしかない。

『鋼の錬金術師』のエドワード・エルリックのセリフにもある
「あり得ない、なんてことはあり得ない」
これは 日頃からの信条の1つ。

マンガを読みながら
「これだよ!これ」と思って嬉しくなったのは懐かしい。

「フツー」になってしまった「なんじゃこりゃ」な出来事。
当たり前になってしまったので
そういうことが起こるのは気にならない。
願わくば せめて
「なんじゃこりゃ」=「謎」
これが解消されるとスッキリするのだが。

スッキリする手立ても特にない「なんじゃこりゃ現象」
仕方がないので 仕事で活用されてもらっている。

流れで
同じ映画で どうも違う映像を見た。
ということで「IT」を例に挙げてみた。
他の映画やTVでも
結構ある。
不思議な体験談よりも

「どれが正式な?公式な映像 なんだー?!」

この謎。
すごく知りたい。


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