この前陽性判定が出て妊娠2か月になった。
1回目の心拍は確認できていたけど
その後、心拍は止まってしまった。
赤ちゃんは亡くなっているけど、子宮の中にいる。
稽留流産というらしい。

こんなに薬を飲んで、病院の言われた日にちを調整して通院して、注射して手術して、自分の身体にこれでもかというくらいの負担をかけて、2年も経っていた。

やっと授かれたのに
まだこんな辛い思いをさせてくるのかと思った。

流産の手術もしなきゃいけない。
私の身体を痛めつけないでくれ…
はあ、そんなこと思ってしまう。
結局自分が大事なんだよ。

流産は自然排出を待つ方法もあるみたいだけど、いつになるか分からず、出てくる時は激痛と出血がすごいみたいなので私は怖いと思っていた。

どこで起きるか分からないし、家でそうなったら病院に行けるのだろうかと思うし。

通っている病院は手術一択だったのでそれはありがたかったなと思う。子を検査に出すためにも手術は必須だったのだろう。

・・・

手術前日、明日でこの子とお別れということと、手術がうまくいくのか怖かった。


当日は朝一で手術だった。今まで人工授精や採卵、胚移植をしてきたけど、1番にやる手術は流産手術なのだと知った。わたしの他にもう1人いるようだった。悲しいけどがんばろうと心の中で思った。

手術は静脈麻酔で行うので、麻酔でフッと意識を失って、目が覚めたときには終わっていた。　

手術後、診察室へ。

先生から子宮から取り出したものを見せてもらった。
見ますか？と聞かれたので、見ますと。

検査に出すのでケースに入っていた。
きれいなふわふわの白い毛が見えた。絨毛なのかな。
こんなものがお腹の中にあったのかと思うと不思議だった。私にはふわふわしか見えなかった。

手術後、お腹は痛い。生理痛の重たい感じ。
先生からは1か月くらいは不正出血があると言われた。

一週間後に再度検査をして子宮の中がきれいになっているか確認してもらう。残っていると再手術の可能性があるそうだ。怖い。

もう、なにもありませんように。