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《絵本レビュー》はるとあき

こんばんわ!

今日は、日曜日ですよ.....

娘たちと公園のお散歩。
娘たちと道路でお散歩。
娘たちと次の公園で野放し。
娘たちとお好み焼き外食。
コンビニでガチャガチャ。
娘たちと次の公園で野放し。

それで、今はママゴトに夢中で。
底無しのエネルギーだなぁってソファに座りながらスマホ両手に指を走らせております。

長々となりましたが、今宵もいってみましょう。
レビューする絵本は【はるとあき】です。

作は、斎藤倫さん・うきまるさんです。
絵は、吉田尚令さん。

初版は、2020年5月です。


《ストーリーについて》

主人公は、春と秋。

春は、夏とバトンタッチをして、また次の年までまた眠りにつきます。

でも、ふと秋に会ったことがないと思った春は秋に手紙を書いて夏に預けました。

冬から、秋が書いた手紙を受け取った春は、とても嬉しくなり文通をしていくことになります。

会えない2人が、交わす手紙の数々。

知らない事を教え合い、互いに嬉しい気持ちになる。

会える日を心待ちにしている、似てない様で似ている春と秋の季節の友情物語です。


《10コの好きなところ》

①表紙が春と秋が対になっている絵で2人の関係性が素敵なくらいわかる。

②見返しも、春っぽいパステルイエローの用紙がかわいい。

③題字の文字は、手書きっぽくて絵に合うようなこれまたかわいい感じ。

④絵も、季節が擬人化されていてとても可愛らしい女の子になっているところ。しかも、その季節に合う様な顔や髪型も素敵。

⑤文は、その季節に咲く草花や木々、それから生き物がたくさん登場していて空気感がつたわる。

⑥季節の移り変わりのことを〝こうたい〟という言葉を使って表現しているところが素敵。

⑦本文の中に手紙がたっくさん書かれているところもワクワクするし、その手紙を夏や冬にことづける流れに純粋な信頼関係があることがわかる。

⑧同じ場所にいるのに、同じものも見ることが出来てるのに、会うことができない、でもいつか出会あることを願っているところがグッとくる。

⑨どの季節も、魅力がたくさんなんだけど弱気になってしまうところも人間ぽくて共感できる。

⑩最後は、心は通じ合っていると信じている2人でハッピーエンド!


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『このさぁ、ふたりのおんなのこかわいいねぇ♡』

『はるとあきはさぁ、おんなじ、さくらとかかえでをみてるってこと?』

『なつと、ふゆも、おてがみかけばいいのにねっ』

って、言ってました。

わたしは、この純粋な春と秋の気持ちが自然そのものだなぁと思いながら読み聞かせしました。


《おしまいの言葉》

もう、春なんですよね。
今日行った公園にも、人がたくさんいてビックリしました。

そんな今の時期にぴったりなこの絵本。

なかなか、会いたい人に会えなかったりしている時こそ、心のやりとりができたらいいですよね。

人って本当にそんなに強い生き物ではないですし、出来ることをしたり逆に今、強くなれるチャンスなのかもしれません。

そして、弱くてどうしようもないからこそ、思いやりやすれ違いがない様に自他共に向き合う事も、大事にしたいです。

大事なことは、誰のせいでもないと思うのです(^^)

この絵本の春と秋のように、みんな違ってみんな良い!

☆彡








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