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《絵本レビュー》だるまちゃんとてんぐちゃん

こんばんわ!

すっかり、お正月を抜けましたね(笑)
昨日は七草粥も食べましたし、正月飾りも〝どんど焼き〟で処分しましたし。

11日に鏡開きしたかったんですが、カビカビになってまいりましたので、早めに食べることにします(笑)

んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【だるまちゃんとてんぐちゃん】です。

作者は、加古里子さん。
初版は、1967年2月です


《ストーリーについて》

小さい、だるまちゃんと、小さいてんぐちゃんが遊んでました。

だるまちゃんは、てんぐちゃんが持っているものが気になって仕方ありません。

欲しくなった、だるまちゃんはお父さんに言って似たものを、いろいろと出してもらいますが、満足できません....。

果たして、似たものはあるのでしょうか?

てんぐちゃんに憧れるだるまちゃんの愉快で仲良しな物語です。


《10コの好きなところ》

①表紙が、だるまちゃんとてんぐちゃんが、ジャンケンをしながら楽しく遊んでいる様子からすでに、物語のイメージができる。

②見返しのページも、物語のキーワードになる草花や、食器、昆虫が描かれてあるところがステキ。

③題字の文字は、字間が狭い太い明朝体で歴史も感じるし、色がブラックというところが重みがあって良い。

④絵も、小さいだるまちゃんとてんぐちゃんなので余白をたっぷりとってあり色んなものが数多く描かれていて加古先生っぽい。

⑤文は、何度もてんぐちゃんのモノを欲しがるところが繰り返し書かれていて、その行ったり来たりみたいな流れがおもしろいし、かわいい。

⑥サイズも横長なので、2人の距離感がよく伝わる。

⑦いろんな帽子や、靴に花がたくさん描かれているところもステキで子供たちが目移りして喜ぶ。

⑧肩を組んで、スズメとトンボをヒモにつなげて遊んでいるところが豪快で楽しそう。

⑨その後は、きちんと逃してあげるところも描かれているのでモラルがある。

⑩最後は、てんぐちゃんに似た鼻をつけてハッピーエンド!


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『このうちわ、じんじゃでかったよねー?』
『だるまちゃんさ、なんでマネばっかりするのかなぁ....』
『おもちは、はなにつけちゃダメよ。だべるモノだからっ!』

って、言ってました。(笑)

娘たちは、結構正論ばっかり言うなって思いましたね。わたしは、こういう遊び心のある物語すきです。

ほんわかした気持ちで読み聞かせしました。


《おしまいの言葉》

うちの氏神様は、てんぐの原型とも言われる猿田彦さんなんです。

だから、このてんぐちゃんに勝手に愛着がわきます(笑)

わたしも、てんぐちゃんが持っている羽団扇ほしいですもん。


☆彡




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