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《絵本レビュー》ぐるんぱのようちえん

こんにちは!
お盆休みは、もっぱらYouTube Musicで音楽を聴きあさっております。

娘たちがいるので、音楽の力でテンションを上げなければやってられません(笑)

ということで今日もやっていきませう!

【ぐるんぱのようちえん】という絵本レビューをしたいと思います。

作者は、西内ミナミさん。
絵は、堀内誠一さん。

初版は、1965年5月です


《ストーリーについて》

ぐるんぱは、とっても大きな象でひとりぼっちで暮らしていました。

とても、臭くてたまに寂しさで泣いてしまいます。

そんな中、ジャングルでは、ぐるんぱの会議がひらかれてました。
そこで、ぐるんぱを綺麗に洗って働きに出されることになったのです。

にっこり笑って出発したぐるんぱは、キチンと働けるのでしょうか?

いろんな仕事を体験して成長するぐるんぱの愉快なお話です。


《10コの好きなところ》

①最初のぐるんぱの性格設定が、ひとりぼっちで汚くて臭い。時々、寂しいと思ってしまって泣くところがいい。マイナスのスタート。

②ジャングルの中の象たちが、ぐるんぱの体の臭さを表すために鼻を空に向けているという表現の仕方が面白い。

③一頭一頭の象たちの動きがかわいいし、きちんとぐるんぱを思っているところ。

④さまざまな仕事を経験する、ぐるんぱの作るモノが常に大きすぎるというビックリ。それをナチュラル思考でやってのけるぐるんぱに2度のびっくり。

⑤なので、ほとんどの職場をクビになっているという流れも面白い。

⑥からの、クビになった後は、文面に【しょんぼり】が増えていくという流れもおもしろい。

⑦話の切り替わりのページでの、絵と文のレイアウトが絶妙。白の余白をうまく使っている。

⑧そんな中、忙しいお母さんが現れることから話は好転されていくところ。

⑨ぐるんぱの歌を聞いて、あっちからもこっちからも子供たちがあつまってくるところ。

⑩ 最後は、幼稚園を開いてハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7.4)は、仕事を変えども変えどもクビになる流れの文に大喜びしてました。

なんてったって、作るモノが作るモノが大きすぎるので、そりゃあ需要もなにもなくなりますよね(笑)

わたしも、その需要という視点を考えながら、読み聞かせしてましたね。


《おしまいの言葉》

需要という部分って何か流れがあるのかもしれないなって読んでいて思いました。

ぐるんぱが自分で選択した仕事は全部クビになった後に、偶然に12人の子供たちとそのお母さんと出会う。

そこから、道が開けていくみたいな...。
なんか、こういう順ってありありのありですよね。

遠回りなことなんて一つもなくて、全てが糧になり武器になる。

そんな、ぐるんぱに勇気や希望をもらいましたね(^^)

コツコツ大事だなぁ。

☆彡





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