私には尊敬している先輩がいます。
あっ、note上にもたくさんいますよ？リアルでです、リアルで。



その方のお住まいは我が家から徒歩15分。
小、中学校が一緒で、学年は私より二つ上。
現在の職業（？）は、私と同様、天理教教会長後継者。



お互いにこんな感じの境遇ですから自ずと私と行動を共にする時間がかなりあります。
あっ、先日記事にしたあの先輩です。

いつも笑顔で接してくれるあの先輩です。
心から尊敬してますけど、いつも無理してるように見えるあの先輩です。
私のあまりの笑顔の少なさに気づかせてくれるあの先輩です。
どうして自分はこんなにむっつりすけべなんだろうって気づかせてくれるあの先輩です。



中学生のころは、サッカー部の先輩でもありました。
先輩は、若い頃からどこか達観している先輩でもありました。
中学生の頃から常にいつも笑顔で、不満を口にすることなど一切ありませんでした。



聖人のような人です。
いや、仏様かな。
どっちでもいっか。



そんな先輩も今は三児のパパで、いつも笑顔で子供に接している姿を拝見しております。



私と似たような生活をしているもんですから、日々の行動も似通ってきます。
私は生来、怠け者ですからすぐサボろうとするんですが、先輩はいつも勇んでいます。
自分を鼓舞しています。
自分の通っている姿を見せて、周りを鼓舞してくれます。



そんな先輩の隣で私はいつも「肩肘張らずいこうぜ〜」ってすぐリラックスしたがります。
こんな後輩でいつもすみませんって思ってます。



怒ったり不満タラタラな姿を人に見せない先輩も、一つだけ感情を出す時があります。
お父様に対してです。



お父様に何か小言を言われると、感情が見えます。
傍目にはわかりにくいですが、私にはわかります。
ほんのちょびっとムッとしてるんですね。



そんな先輩の姿をみて私はいつもホッとします。
「よかった。先輩も怒ることあるんだ」



自分の子供や奥様に声を荒げるようなことはせず、私たち後輩に対しても仏のように接し、時には勇ませてくれる完璧超人の先輩も、お父様が絡むと「普通の息子」になる瞬間が私は大好きです。



先輩の息子さんは小学校一年生です。
どう教育したらこんな良い子が育つの？ってくらい良い子です。
礼儀正しくいつも笑顔で素直な良い子です。



息子くんがスウィッチを欲しがったそうです。
すぐに買ってやるようなことはせず、段ボールで手作りしたスウィッチを息子くんに与えたそうです。
息子くんは飛び上がるように喜んで、肌身離さずその段ボールスウィッチで遊んでるそうです。





「普通」って何なのか私にはよくわかりません。
けれども、その息子くんが高校生になっても段ボールスウィッチで遊んでたら、私はおそらく「やべえ…」って思うと思います。


先輩には娘さんもいます。
パパが大好きな可愛らしい子です。
その娘さんが「パパと結婚する〜」と高校生になっても言ってたら私は少し心配になります。



年相応に愚痴を言い、反抗期があって、大人になり親と向き合う。
その過程で子から酷い扱いを受けても私は「ああ、成長してるんだな」と思いたいです。
まあまだ親にもなってないのに何が分かんだ、何言ってんだって話ですけどね。



感情をあけすけに出せる対象が近くにいることは幸せなことだと思います。
たまに見せてくれる先輩のお父様に対する感情を見て、そんなことを感じたむっつりスケベの私でした。