何をするかより、何をやめるか

男性は自ら行動を起こし、攻めて攻めて攻めまくって女性の心をゲットするもの。それは概ね正しいと言えるだろう。

しかし、初デートでやってしまう誤った行動に気付いてほしい。それだけで女の反応は激変する。

筆者はこれから「しなければならないこと」と「してはいけない」ものをはっきりと論じていくつもりである。その中で「何をするか」より、「何をやめるか」に集中すべきことは事実だ。逆効果を出していた自分の行動を振り返り、それをきっぱり止めるだけでも、結果は大きく変わる。

特に初対面で自ら行動を起こすことには注意を払う必要がある。余計なことをするんじゃない。

男の勘違いから生まれる失敗パターン

以下は初デートでついついやってしまう男性の行動パターンだ。

①　自分が知っている知識を語り出す
　　→どれだけ物知りなのか、勉強してきたか、頭がいいか

②　女性が思っていることに反する価値観をアピールする
　　→自分の考えがいかに深く理にかなっているか

③　何でも下ネタに持っていこうとする
　　→下ネタを言うことでセックスに近づけると勘違いする

④　すぐに自分中心の笑いを取ろうとする
　　→女性の方が楽しむことが優先されるべし

⑤　聞かれてもないのに自分の話をする
　　→特に学歴や、会社、財産などの話は最悪

上記のような行動はすべて「俺すごいだろ？」という潜在意識から生まれるものだ。初デートで女性はこのようなものに興味がない。それよりもあなたの話方や雰囲気を見て遺伝子の優秀さを厳しく評価している。度々男性はアピールになると、良かろうと思い上記のような行動をしてしまう。筆者も始めて女性と同席した時はこれらの行動が他のオスより優秀な証であると勘違いしていた。そして、女性の表情を曇らせ、雰囲気が悪くなることがあった。何度も繰り返すうちに逆効果に違いない、そう思い止めようとした。しかし、その後何年も中々止められなかった、理由が分からなかったからである。止めなければならない理由が納得できたからには、悪循環をきっぱりやめることができた。

失敗しないために、既存の観念を一度手放そう

あなたが今の女性関係に満足していないのならば、一度既存の恋愛理論を手放したほうがいいかもしれない。

経験がある人は良く知っているはずだ。女によって違うことを。男は、女はこうしなければならない、型にはめているのではないか、自分が正しいと思っていることが実は間違っていないか、女にに自分の恋愛基準を強要していないか、振り返ってみてほしい。私たちは皆欠点を持っている。完ぺきな人間なんていないのだから。

女性には個人差がある。タイプ別、性格別、状況別攻略法やアドバイスをまとめる事はできるかもしれない。しかし、タイプや状況を定義することは思う以上難しいことである。女という生き物は気まぐれそのものだからだ。その日の気分、相手によって態度を大きく変えてくる上、男がこれを見抜くためには時間と労力を要する。

女の表情、眉間の動き一つ逃さずにキャッチし、主体的に行動することはビギナーにとって現実的なソリューションになれない。やはり場数を踏まなければその時の行動を誤ってしまう部分はある。まずは相手によって攻略を実践するより、女という生物を対面する際、全般的に何を辞めるべきかを把握することが最優先だ。繰り返して犯してしまう過ちに気づき、その行為を辞めるだけで女性の反応は大きく変わることを分かってもらいたい。

目的達成のため、「我慢」しよう

いくらいい印象を与え、会話が完璧に進んでいたところで、一点でも踏み間違えてしまえばそれは致命的で、それまでの時間と努力は水の泡になるのだ。

女性は厳しい、たった一つ誤るだけで全てを失うだろう。それほど残酷だ。一度だけでも興味を失せばそれ以降気を引くチャンスは二度と訪れないと断言できる。

したがって会話中には責めることに集中しなくてよい。少し我慢し、ベッドの上で戦士として刀を抜こう、もう敵は受け入れ体制だ。大洪水。