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2歳6か月、お乳離れができません

1歳前後。母乳で育った赤ちゃんがいよいよお乳離れするのはおおよそこの頃だと、様々なアンケートを見ていると感じます。ひとつに、お母さんの職場復帰に絡む保育園入園の時期が大きく関係していて、事実、私の周りをぐるりと見ても、このくらいの時期にお乳から離れている子が多い印象。

一方で、幼稚園に入園しても絶賛お乳ラブの子もいて、個人差の激しいところだとも感じます。

かくいう私の次女も、2023年12月現在で2歳6カ月になりますが、「卒乳?は、何それ?」と言わんばかりの勢いで、昼夜問わずくらいついておられます。

さて、これは先日のことでした。次女の歯科検診に行った際に、担当の先生に彼女がまだおっぱいラバー(永田造語)であることをポロリと伝えたのでした。

「えぇえ!!まだ吸ってるんですか?!」

と、それはそれは驚かれるという出来事があったのです。

「あんまりずっと吸ってるとなぁ…歯並びにも影響するし、お母さん大変じゃない?!」

娘の歯並びと、私の身体?を心配してくださったのでしょうか。先生そこからこんこんと、長期間おっぱいをやり続けることで考えうる歯の負担やら顎のカタチへの影響について語ってくださったのでした。

子育てに存在しないもの

この先生とのやりとりで、2歳半年を過ぎての授乳については様々な意見があるのだなぁと実感しています。

私はこの先生の意見に物申したいわけではなく、子育てって、ほんまにいろんな意見が生まれる分野なんやなぁと思ったわけなのでした。

布おむつか紙おむつか
ネントレするしない
離乳食を始める時期は遅いのがいいとか悪いとか

そして、
母乳をやめるべき時期は…

その多くが二項対立的に存在する「子育てこうあるべき論争」。現時点で私の考えは、どちらでもよろしいんとちゃいますか、というところ。いいとこどりの八方美人的なスタンスだなぁとも思うけれど、だって、本当に、子育てって正解がないのだから。

私はなぜ授乳を続けているのかしら

この出来事を経て、そもそも、のことを考えてみました。

私はなぜ今に至るまで授乳をやめていないのでしょう。そりゃまぁ授乳を続けることは負担といえば負担です。夜も眠りが浅くなると呼ばれるし、電車乗ってるときにも「おちちくださーーーい!!」と泣きつかれると、焦ります。

それでも、なぜ、「やめよう!」としないのか。

新生児の頃を、取り戻そうとしている。

ひとえに、この思いがあるからではないかなぁというのは最近、娘を胸に抱きながら感じていることです。

次女の出産エピソードはこちらにも書いていますが、生後すぐに手術をしたこと、その後に続くドタバタによって実は私は出産後しばらく、彼女に会えなかった時期がありました。

直接あげられないから、搾乳し、保冷剤に包んで母乳を病院へと運ぶ毎日。一生懸命出そうとしましたが、長女の時には溢れんばかりに出ていたおっぱいが、次第に出なくなりました。

十分に抱っこしながら、おっぱいをあげることができなかった新生児の頃。一抹の寂しさ、後悔に近い思いがあるからなのか、「欲しい」と言われているならば、もう少しあげたっていいんじゃないかと思っている気がします。

こうあるべきに縛られず、子育てしていこう

子育ての正解、というのも不思議な言葉です。そもそも何をもって正解とするのか?子どもの幸せ?でもそれにしたって「幸せ」の定義が広すぎる。

とにかく子育てって、それぞれの親や子ども自身の想い、何よりそれぞれの事情が絡むもの。様々な育児論があるし、そのどれもに利点がある。

いろんな意見耳にすると、

「あれ、私もしや間違ってる・・??」

なんて、焦ったり不安になることもありますが。それらから外れたからとて、自信を失う必要もないのでは、と思います。

だから私は今日も自信を持って、自分が後々後悔を残さぬよう、胸と心を開きつつ、おっぱいやってまっせというお話でした。

ぼちぼち、いきましょう。

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