冷蔵庫の中のものだけで、おいしい料理は作れる│書き続ける勇気が出たお話
昨年末より、パーソナル編集者をお願いしている、みずのけいすけさん。
私は自分のnoteに投稿する記事を事前にみずのさんに共有し、感想をいただいたり、内容に論理破綻がないか?などなどを確認してもらったりしている。みずのさんのFBの方法はとてもユニークで、添削の具合を扇風機の風力で表現される。
辛口:強風
微風:優しめ
のような。
私は元来、ほめられたい人間であるものの、びしばしと叩かれて(みずのさんは叩かないが)こそ、火事場のバカ力が出るタイプゆえ、添削はおおむね「強風」モードでお願いしている。
といいながら、戻ってくる添削にはいつも愛が添えられていて、的確でぬかりのないご指摘はデフォルトであるものの、毎回必ず書き手である私への配慮、そして「あなたの表現が好きですよ。」というみずのさんからの暖かな気持ちを(勝手に)感じている。
さて、みずのさんのパーソナル編集。
私のように、ライター、インタビュアーなどお仕事で「書く」に携わる方々はもちろん、これから書くに向き合おうとする人、書く予定はないものの、自分の思考整理がしたくてみずのさんにパーソナル編集者をお願いする方もいるそうだ。
様々なスタイルのあるみずのさんのパーソナル編集には、テキストでのやりとりに加え、月にいちどみずのさんとの1on1の時間がある。
ひと月どうでしたか。
書いてみて何か感じましたか。
みずのさんから投げかけていただく問いに回答しながら、自分自身を振り返ることができるのがこの時間。それはさながら「自分メンテナンス」とも言える。私の場合、お仕事を通して
何がやりたくて
何が苦手で
何を大切にし、手放すのか
日々忙しく過ぎる中でつい流れる、でも私が私として生きていくのに必ず必要な問いを確認できる時間になっている。
今月のセッションテーマは「今後の発信の方向性」
私の発信内容から感じること、見えること、あるとすれば推すべきポイントなどについて、みずのさんから意見をもらううち、自分の思考癖にも気づかされていった。
ないから、足そうというやつだ。
正直、私のXやnoteなどはまだまだ拡散力に乏しく、フォロワーさんの数だって多くは、ない。
フォロワー、いいねの数。目に見える数字は人と自分を比較するのに便利で、多い・少ないという明快な基準が容易に私の自信もそいでしまう。
今後、何をどう発信していけばいいですかねぇ。
フォロワー伸び悩みってなんか、自分の人間的魅力のなさにも起因しているんですかねぇ。
なーんてことまで聞いてww
でもみずのさんからいただいたのは、何かを「足す」方法ではなく、情報を「整理する」、そして「見せる」ための工夫をすることだった。
一軍に誰を据えるか。いったん二軍で待機してもらうのは誰か。これは、自分の持っているリソースの中の”何”を前面に出し、そして”何”をいったん見せないか、戦略を考える際にみずのさんが使っていらした表現。扇風機といい、一軍二軍の例えといい…本当に、みずのさんは比喩の神様だ。
自分の中にある素材をそんな風に整理していくと、少なくとも自分が何者かを自分自身がしっかりと確認できたし、自分を大切にした発信も叶うのではないかなぁと感じた。
変わる必要はない。私は私のままで、大切なものはそのままに、ただ少し見せ方を変化させる。
「冷蔵庫の食材を増やそうと買い物には行かなくっていい。今ある食材で、おいしいチャーハンできるから。」
自分の冷蔵庫をさらけ出して、それでいいんです。いい冷蔵庫持ってますね、と肯定してもらう。あぁ私はまた、みずのさんに大切なものをもらったなぁと思った。
フリーランスは孤独だから
もちろん、各地に仲間はいる。けれど、たとえばオフィスで隣に座る同僚に問いかけるように「あんな、この記事のタイトルさ、A案B案どっちがいいと思う。」なんて気軽にたずねることはできないわけで。
ふとしたことで、軸がぶれたり、そもそも働く上でのモチベーションが下がったりして、こうみえて(どう見えて)自己信頼感低めの私なんぞはすぐに「私なんてさ…」が口に出そうになる。
そんな時に、パーソナル編集者さんがいてくださると、自分はひとりじゃないよね、と思える。このまま進んでいったって大丈夫だと思えるんだろうなぁ。
てなことで、しばらく私、買い物に行かずに済みそうです。みずのさん、ありがとうございます。
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