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【映画】POVERTY INCという貧困産業に気づいている?!

国際協力には、誰でもすべきだと答えるだろうし、尊敬の念すら抱くでしょう。でも、それが本当に役に立っているのか、いやむしろ、害になっているという事実を目の当たりにしたら、あなたはどう思いますか?

http://unitedpeople.jp/povertyinc/

貧困援助がビッグ・ビジネスに?あなたの”善意”が、誰かを傷つけているかもしれないと聞いて、私は迷わず直ぐに本作を観ました。

ハイチは長年アメリカから米の支援を受け、一気に高級食材だった米は無料で手に入る食材と変わってしまったばかりに、誰も米を生産する者がいなくなってしまったのです。

(C)PovertyCure


(C)PovertyCure

ハイチの援助の失敗は、クリントン親子もはっきりと認めました。

(C)PovertyCure

ミュージシャンのボノは長期に渡り、国際協力を非常に熱心に活動して来ました。長年彼が続けて来た国際協力も御多分に洩れず、貧困産業の歯車にハマっていました。ようやく最近になって、支援だけでは意味が無く、自立支援が最も必要だと、意見が変わりました。

例えば、米やソーラーパネルを無償であげるのは、善意であるというのは一般的な見解です。しかし、ようやく農家として、ベンチャーとして自立しようとビジネスを回しているところに、安価や無料の物資が供給されると、その自立しようとしていた者たちへの需要は激減し、立ち行かなくなってしまうのです。数多くのNPOやNGOが善意の元に活動していると思われがちですが、実際には、その機関の正社員になっている人やその機関への寄付によって利益を得る人がより多くの寄付を集めるために、本末転倒なことになっている場合があるのです。

そんな現実をぜひ、本作品を観ながら一緒に考えていきたいです。

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