哲学科の思い出

ブログのタイトルをYooAのてつがく。にしたから色々と哲学科のことを思い出したので書き留めておく。

私は私立のエスカレーター校から大学に進学した。

人気の学部は経済、商が多分ツートップだったと思うが、高校の倫理の授業がなんか面白かったのと、本がとにかく好きだったので、国文か哲学に行きたかった。

哲学は「よく生きる」ことを追求する学問らしい。
「人はなぜ、何のために生きるのか」「人はどう生きるべきか」

学びたいと思って哲学科に進んだ。

ちなみに卒業して8年経つが、いまだに分かっていないし、今後解明されるとも思えない。でもよく生きたいと思う気持ちは今も持っている。

てつがく。と自然と平仮名にしてしまったのは、なんかマヌケ感が私っぽいのと、哲学なんて全然ちゃんと勉強していないからだ。

4年間で何を学んだかというと、本当に覚えていない。

哲学書を読んでレポートを書くことで単位がもらえる授業が殆どだったので、それっぽい文章を書くことだけ得意になって、中身はなにも覚えていない。

一つだけ、授業と関係のないところで教授が話してくれた小ネタが面白くて覚えている。

デカルトの方法序説を読む授業だったと思う。

「顔文一致」という言葉があるらしい。
文章というのはその人の中身をかなり反映したものであるから、文章を読んだ印象と、顔の印象はだいたい一致するという話らしい。

デカルトなんて、翻訳で読んでも分かるでしょう。この文章と同じ顔を表してますよ。私は嫌いです。

と先生が言っていたのがすごく印象に残っている。

巻末の肖像画を見て、すごく納得したので今もこれだけは忘れないのだと思う。

自分が今こうして書いている文章も、陰気なやつだなぁと思われているのかな、とちょっと気になる。

哲学科ライフは、イメージしていた明るいキャンパスライフとはかなり印象が違ったけど、変わった人が多かったのでそれなりに楽しかったと思う。

授業に、コンビニの再利用した袋にペンとタバコとレジュメだけ持って来ている子もいた。

あとみんなわりとお酒が好きで、絡みづらそうに見えて酔うと陽気になる人が多かった気もする。

やっぱり思い出そうとしてもあまり出てこない。

久々に会って思い出話とかしてみたいな。

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