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『マイクロソフトソフトCTOが語る新AI時代』【試し読み】

2/17発売の『マイクロソフトCTOが語る新AI時代』(ケヴィン・スコット[著] 高崎拓哉[訳])

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本書著者ケヴィン・スコット氏は、Google、LinkedInでの華々しい経歴を経て、マイクロソフトCTOとなり、シリコンバレーでAIの発展をけん引する最重要人物の一人。
AIについてはこれまで期待が急激に高まったかと思えば「AIの冬」と呼ばれるなど、動向やさまざまなニュースに翻弄されてきましたが、本書では「AIはこれから間違いなく、個人や企業にとってのプラットフォームとなり、創造性や生産性の向上や、大きな社会問題の解決に使われていく」という著者の主張と共に実用化が広がるAIの最新技術と現状を詳解し、その将来についても地に足のついた洞察を与えてくれます。

この度、発売を前に試し読みを公開します。
それではお楽しみください!

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 最近はAI、そしてAIが人類の未来に与える影響に関するなんとも恐ろしい予想を見聞きすることが多くなった。機械が大挙してやって来て仕事を奪う、場合によってはそれ以上のことをするという恐ろしい物語が、そこかしこに転がっている。シリコンバレーやシアトルに拠点を置くIT企業のビジョナリーや、ニューヨークに暮らすエリート、ワシントンDCの政治家が、TEDトークやダヴォス会議といったアイデア祭や、『ヴァニティ・フェア』、『ニューヨーカー』、『ニューヨーク・タイムズ』等の雑誌や新聞、あるいはハリウッド映画、サウスバイサウスウェストやバーニングマンなどのフェスティバルで意見を口にする。中でも特によく引き合いに出され、影響力を持つ著名人が、イノベーターとして成功を収めたイーロン・マスクと、理論物理学の天才スティーブン・ホーキングだろう。AIは文明の「存在価値を脅かす」。マスクはある夏の日、ロードアイランド州で開催された集まりでそう口にした。
 わたしもその場で、ペイパルやテスラ、スペースXの創業者の言葉に耳を傾けていた。そしてその言葉は、生まれ育ったヴァージニア州南部の丘陵を車で(ちなみに自動運転車ではない。今はまだ)走っている今も、頭の中に響き渡っている。この場所からは、わたしの生家や、かつて暗緑色の美しいタバコの葉の絨毯が広がっていた農地や、紡績工場や家具工場へ行き来する作業員で賑わっていた通りがほぼ一望できる。しかし、当時の面影はもうない。ここだけでなく、ブルーリッジ山脈からラストベルト北部に至る一帯が、貧困と失業、不満に覆われている。わたしはキャンベル郡の郡都ラストバーグから、母と弟が今も暮らす孤立した農業の町グラディスへ向かっている。
 グラディスは、南軍のロバート・E・リー将軍が北軍のユリシーズ・グラント将軍に降伏したアポマトックス・コートハウスにもほど近い町だ。わたしがここを離れたのは、活況を呈していた経済が悲しい終わりを迎えるのを目の当たりにし、同時にコンピュータとソフトウェアを自分で作る夢を追いたい気持ちを抑えられなかったからだ。それでも、ここにいるのは同郷の仲間で、わたしは彼らを愛している。西海岸のテック系起業家となった今、わたしの価値観はカリフォルニアの都会と、南部の田舎の両方に根ざしている。故郷を改めて訪れたのは、シリコンバレーやニューヨーク、ワシントンのソートリーダーが自信たっぷりに語る警告が本当に正しいのか、別のストーリーはありえないのかをこの目で確かめるためだ。
 多くの人と同様、わたしもJ・D・ヴァンスが『ヒルビリー・エレジー』で綴った田舎の苦しい暮らしと、貧しさから抜け出せない家族の物語には胸を打たれた。あの本には、もともと民主党色の強い土地でありながら、共和党支持へ変節していった無数の地域の怒りと絶望が集約されている。西海岸で暮らすわたしの友人たちにとっては、なじみのないストーリーを目にし、アメリカ中部の実情を知る機会になったようだ。
 この本のメインテーマはテクノロジーで、政治ではない。それでも、10年前に経済の大波に流され、今また次の波に呑まれようとしている故郷のキャンベル郡で、家族や友人がどんな暮らしをしているかを深く理解できれば、この土地にもいずれ普及する先進技術の開発に向けたヒントが得られると考えた。
 わたしは2車線の目抜き通りブルックニール・ハイウェイを外れ、重機置き場のような広い砂利敷きの駐車場へ入る。となりには、友人のWBとアランのバス兄弟が高校時代に暮らしていた古い家があり、入り口の看板から、自分がバス芝農園に着いたことがわかる。母の家は角を曲がったすぐ先だが、同時に近くには、高速インターネット通信のハブを収めた無味乾燥なコンクリビルも立っていて、時代の変化を感じさせる。かつてバス一家の食卓だった応接室には、鹿の角や黒い熊の毛皮、綿を詰めたボブキャットの剥製が飾ってある。
 WBとアランは高校の人気者だった。荷台にガンラックを備えたかっこいいトラックを乗り回し、狩りと釣りの腕で知られていた。一家はキャンベル郡の同じ区画で、南北戦争時代から5世代にわたってタバコ農園を営んでいた。わたしの知る限りでも、兄弟の祖父にあたるバークスデイルから父のウォルター、そしてWB(ウォルター・バークスデイル)とアランへと代替わりするなかで、一家はメキシコ移民を中心とした9人の季節作業員とともに農場で働いてきた。
 キャンベル郡ではかつて、多くの家族がタバコの栽培と販売で生計を立てていたが、今でも続けているのは2家族しかない。まずは1964年、公衆衛生局長官がタバコの健康リスクを公式に認め、88年には2時間未満の国内のフライトが禁煙になり、10年後には全便に拡大された。そして98年、決定打となる出来事が起こる。46州の州務長官がタバコ関連の医療費を徴収するための法的手続きを進め、業界が米国史上最大となる2060億ドルの示談に応じたのだ。とどめを刺すかのように、2004年には議会が66年にわたって維持してきたタバコの生産と値段を維持するための価格支援を停止し、国外メーカーの参入と規制撤廃によってタバコの価格は急落した。こうしてヴァージニア州の主要産業だったタバコは消滅した。
 バス一家はブライトリーフタバコ、通称ヴァージニアタバコを育てていた。しかし、2005年までに一家はかつての一大事業が限界を迎えたことを悟り、ビルの庭やゴルフコース、スポーツのグラウンドに使う芝生の栽培に切り替え始めた。2008年には完全にタバコから手を引き、今ではバミューダ芝やゾイシア芝、フェスキュー芝といった別の緑が農地に広がっている。大豆も育てている。
「人間は食わなきゃ生きていけないが、芝生は絶対必要とは限らないからな」と一家は言う。幸い、タバコ栽培はやめたが収入は安定している。
 ほかのビジネスと同様、バス芝農園もあらゆる場面で携帯電話とパソコンを活用している。自動化技術を採用した重機は、できるだけ無駄なく芝を収穫できるよう、刈り取った芝を円筒にして積み上げる。使い方に習熟するのには48時間かかったが、稼働時間は3000時間に達するのでじゅうぶん元は取れた。アランによれば、芝を正しく刈り取る技術は「芸術であり科学でもある」そうだ。さらに最近は、植え付けにGPS技術を使うようにし、作業の効率と実効性は飛躍的に高まった。もっとも、デジタルへの移行はまだ道半ばで、「完全にマスターしきったわけじゃない」とアランは認める。
 大きな悩みが、テクノロジーが以前ほど透明ではないことだ。自動運転のトラクターやGPS植え付け機は、困ったことに、故障箇所がぱっと見にはわからない。少なくとも、普通の農家にはわからない。彼らが何より心配しているのはAIではなく、テクノロジーに自己修復機能が備わっているかだ。「故障したら直すのにえらい時間がかかる」し、機械の修理に時間を取られるのは、彼らのような小規模事業者にとっては大きな痛手になる。
 バス一家にとってドローン(わたしが最先端の機械学習モデルや初期型AIと呼ぶ機械)は、作物に関する情報を集める道具だ。ドローンは水がうまく行き渡っていない部分や、害虫や病気にやられている部分など、問題の〝ホットスポット〟の写真を大量に撮影する。AIとドローンは、問題が一番起こりやすい場所を特定するトレーニングを施すことで、早い段階で警告を発するようになり、作物がダメになった際の対応の手間を省く。もちろん一家も、こうした作業は人間がやるのが一番だとわかっているし、「おれたちはそのやり方でうまくやってきた。何を見つけなくちゃならないかは人間が知っている」と話している。それでも、農地を1エーカーずつかき分けて小さな病気や虫を見つけ出すのは、少人数では膨大な時間がかかる。だから人的資源は農園をしらみつぶしに歩き回る作業ではなく、事業の拡大や配送のスピードアップ、商品のイノベーションに振り向けている。
 兄弟は、将来を楽観視している。事業は好調で、WBの息子は近くのリンチバーグでコンピュータ・エンジニアになったにもかかわらず、キャンベル郡にとどまることを決めた。バス芝農園に次の産業革命が起こる日はそう遠くない。
 次に向かったのは、ブルックニール近郊に住む別の友人シェリー・デントン・ガスリーの職場だ。ガスリーが経理を担当しているヘリテージ・ホール養護老人ホームは、わたしの祖父母3人が晩年を過ごした場所だ。だからバス芝農園と同様、自分にとってなじみ深く、無数のベビーブーマーが間もなくお世話になる場所に、AIがどんな影響を及ぼしそうかを知りたいと思った。
 ヘリテージ・ホールはヴァージニアの農村地帯で20近いホームを運営し、最大で60人の入居者を80人のスタッフが世話している。スタッフには介護士や介護助手、掃除スタッフ、医療事務員、管理スタッフ、ホーム長などがいる。シェリーの仕事はホームの帳簿を管理しつつ、さまざまな医療システムの研修を施すことで、作業量は膨大だ。シェリーによれば、テクノロジーを活用しても養護老人ホームの仕事は過酷だという。ヘリテージは、入居者の〝RUGスコア〟に基づいた給付金で運営されている。RUGスコアとは、リソース・ユーティリゼーション・グループ社が公的医療用に算出している点数で、スタッフは入居者のもとを回って治療時間や医師の訪問を必要としたか、精神面に関する相談を受けたか、静脈注射を受けたか、介護助手のサポートを受ける必要があったかを記録する。そしてそれらを総合してRUGスコアに変換すると、点数に応じてホームに給付金が支払われる。
 バス兄弟と同じように、シェリーもAIよりは、報告書をプリンターの上に並べるといった日常業務のプライバシーとセキュリティのほうを不安視している。何年か前、ホームが契約している医療保険会社のコンピュータにハッカーが侵入し、個人データを盗む事件があった。AIを搭載したロボットに訓練を施し、養護老人ホームで求められる仕事の多くを任せることはほぼ間違いなく可能だろう。医療データの入力や投薬はもちろん、けがの手当もできるようになるはずだ。それでもシェリーは注釈を付ける。「わたしたちが入るころには、確かにありえるだろうけど、今はダメね。ロボットを杖で叩くような入居者もいるから」
〈ゴールデン・スキレット・レストラン〉でフライドチキンとライ豆、アイスティーの食事をかき込んだあと、急いでヒュー・E・ウィリアムズのもとを訪問する。ヒュー・Eはアメリカン・プラスチック・ファブリケーターズ社でチームマネージャーを務めている。体格のよさは相変わらずで、年齢をうかがわせるものと言えば、赤毛の口ひげの真ん中に1本、白いすじができていることくらいだ。わたしとは幼なじみで、小さいころは同じ教会に、10代になってからは同じ学校に通った。
 ヒュー・Eが誇らしげに案内する作業場は、以前はバセットウォーカーの紡績工場で、かつては南部の名高い綿織物産業の一端を担っていた。しかし南部経済の中心だった綿業は、安価な労働力を抱える国外企業と、自動化技術の発展に押されて衰退し、閉鎖した工場が再開する見込みはほとんどなかった。
 それでも地元のある人物が、小さなプラスチック部品を正確に成形するアメリカン・プラスチック・ファブリケーターズを立ち上げた。よくできたプラスチック部品は、テーマパークの運営会社から防衛企業まで、幅広い顧客に必要とされる製品だ。実質的には町工場レベルの会社で、2008年のリーマンショックでは大打撃を受けたが、高密度ポリエチレンの加工を手頃な料金で受け持つことで、危機後は再び成長軌道に乗った。そして20人以上の作業員を抱えるなか、広大な作業スペースが必要だったため、倒産した紡績工場を活用することに決めた。わたしが訪れた日は、作業員たちがコンピュータ制御の複雑なフライス盤を使い、ディズニーランドのアトラクション〝ジャンピン・ジェリーフィッシュ〟で使う精巧な部品を成形していた。チームはディズニーが送ってきた仕様書をもとに、機械へプログラムを打ち込み、若い作業員がプラスチックから芸術作品と言えるレベルの製品をひとつひとつ削り出していく。ヴァージニアの片田舎の単科大学、サウスサイド・ヴァージニア・コミュニティーカレッジの機械工学の学位を取り、ほんのちょっとの現場研修を受ければ、見捨てられたはずのスモールタウンでもこうした高収入の仕事は見つかる。
 アメリカでは多くのメーカーが安くものを作れる海外へ工場を移転し、国内の労働者はもう何十年も仕事がない状況が続いていると思っていた。しかしわたしが目にしたブルックニールのみならず、アメリカの津々浦々、都市部と農村部の至るところで、新しい製造の仕事が生まれつつある。それはAIやロボット技術、先進自動化技術の向上と低価格化が日々進んだことで、アメリカのような労働コストの高い土地でも製造業が成立するようになったからだ。自動化機械の性能が上がり、値段は下がったおかげで、小さな会社でも業界で戦えるようになった。コストの削減で競争力が上がっているから、事業を成長させて社員の給料を上げられる。
 人間の最大の強みと、機械の一番の長所を組み合わせると、信じられないほどの豊かさがもたらされる可能性がある。ドイツの中小企業(ミッテルシュタント)を見ても、この国では年商5000万ユーロに満たない中小企業が全体の99・6パーセントを占め、雇用の6割と国内総生産(GDP)の半分以上を生み出している。各社はニッチだが価値ある市場を巧みに見つけ、優れた技能を持つ労働力と先進自動化技術の両方を活用して高品質の品を効率的に作っている。ヒュー・Eの働く会社も、ドイツにあったなら330万社のミッテルシュタントのひとつに分類されるはずだ。
 マイクロソフトのデータを見る限り、製造業はAIを活用する人材とスキルが最も成長している業界のひとつと言えそうだ。リンクトインによれば、AI関連スキルは2015年から2017年にかけておよそ3倍に伸びた。ブルックニールのような田舎で高度なスキルを要する高報酬の仕事を新たに作り出すなどという考えは、数十年前には絵空事だったが、今は違う。しかもそうした仕事の土台となる自動化技術の発展と低価格化はこれからも続くだろうから、技術の恩恵にあずかれる起業家と労働者はアメリカ全土でさらに増えていくはずだ。
 いずれは、人間が担っている仕事の何割かは機械が受け持つようになるだろう。機械はこれまでもそうやって社会に浸透してきたのだから、これはいいことだ。先進国の視点で言えば、自動化技術の進歩は、海外に移っていた会社や仕事が戻ってくる〝リショアリング〟を意味する。今はまだ技術や採算性の面から現実的ではない職種も新たに生まれていき、高品質で革新的な、しかし値段は今よりも安い製品やサービスを多くの人が手に入れて、生活の質は上がるだろう。20世紀の主流である自由貿易は不平等を生んだが、それもAIが均す可能性が高い。逆に、製造とサービスの両方で、AIとロボットが間もなく人間の居場所を完全に奪うシナリオは、実現する可能性が低い。わたしたちが人類のことを考え、そのシナリオを意識的に避けようとするならなおさらだ。
 AIが人間を支配していく流れを説明したなんとも大胆で現実離れしたシナリオは多いが、現実には今の、あるいは近い将来のAIの能力はもっと慎ましやかだ。たとえば2017年に行われたインテリジェントロボットのコンテストを取材した『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙の記事によれば、鍵のかかっていないドアをとおり抜けられるロボットはひとつも現れなかった。1体は機械の指をドアノブにかけて扉を開けるところまではいったが、開けたドアを押し戻すために吹かせていた微風をどうすることもできなかった。また、スタンフォード大学の〝人工知能に関する100年研究〟の2016年の報告によれば、コンピュータの性能は一部の限定的なタスクに関しては上がっているものの、ロボットが人間に取って代わることは極めて考えづらいという。報告には「一般のニュースや記事ではAIに関する幻想が語られているようだが、われわれの発見に基づけば、AIがすぐさま人類の脅威になることを心配する理由はどこにもない。長期的な目標と意図を設定された自律型のロボットはまだ1体も開発されていないし、近い将来に開発される可能性も低い」と書かれている。さらに、社会がもっと広い心でAIと向き合えば、AI分野のテクノロジーの進歩はこれから数十年にわたって社会を大きく前進させるだろうとも述べられている。AIが猛スピードで進歩しているのは確かだが、世界を劇的に変えるのはまだまだ先の話だ。
 バス兄弟やシェリー、ヒュー・Eのもとを訪れ、改めて感じたのは、技術の現状を踏まえた鋭い知性と細部へのこだわり、そして前向きな姿勢が、農村部に(あるいはラストベルトに)暮らす中スキルのビジネスリーダーに根付いていることだった。AIやロボット技術、ドローン、データは、彼らの会社がそうだったように、今後しばらくは人間の代用ではなく補助として使われていくに違いない。毎週、毎年、AI開発をテーマにした製品デモや戦略会議に参加するなかで、わたしはマイクロソフトのCTOとして、またシリコンバレーの投資家として、AIは最終的に人間を隅に追いやるのではなく、人間に力を与えるものになるという確信を強めている。

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続きは2/17発売の本書でお楽しみください。

■著者 ケヴィン・スコット(Kevin Scott)
 マイクロソフトのチーフ テクノロジ オフィサー (CTO) 兼エグゼクティブ バイスプレジデント。モバイル広告のAdMobでテクノロジー・チームの立ち上げを指揮し、業界で頭角を現す。AdMobが2010年に買収されたのを機にGoogleに移籍。GoogleやLinkedInで役員や技術職を歴任し、現職に至る。Google Founder's AwardやIntel PhD Fellowship、ACM Recognition of Service Awardなど輝かしい受賞歴を誇る。また現在は、スタートアップ企業顧問、エンジェル投資家、非営利団体Behind the Techの創設者、Anita Borg Instituteの名誉理事などの顔も持つ。ヴァージニア州の田舎町出身で、妻と2人の子供とともにカリフォルニア州ロスガトス在住。


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