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1000億円のお賽銭が集まる寺

インド南東部、アーンドラ・プラデーシュ州にある「ティルマラ・ヴェンカツワラ寺」には、毎年1000億円ものお賽銭やお布施が集まる。資産額ではインドで2番目に「リッチ」な寺と言われている。ちなみに、ずば抜けてナンバーワンの寺は「パドマナーバ・スワーミー寺院 (Padmanabhaswamy Temple)」といい、ケララ州にある。なんとその資産額は約2兆円。
ただしティルマラ・ヴェンカツワラ寺は、お賽銭の額ではヴァチカンに次いで世界2位だという。

そして、このティルマラ・ヴェンカルワラ寺は、お奉りされている神様もヒンズー教最強ということで、そのご利益を求めてインドのみならず世界中から参拝客が訪れる。参拝者は一日10万人ともいうが、日本人はほとんどいないらしい。
行列に並び参拝するまでに1日以上かかる。ただし、さらにお金を払えば行列をとばして参拝できるらしい。
桁違いの超富裕層も多いインド、お寺に集まるお金もスケールが違う。

ところで、最近お寺へのお賽銭やお布施をインドの電子決済システム「Paytm」でできるようなった。参拝の申し込みもオンラインでできる。神様もびっくりだろう。進化するインド、さすがIT先進国。しかしその寺院の佇まいも祈りを捧げるインド人の顔や姿勢も、まるで太古の昔へタイムスリップしたかのように見える。そのギャップがすごいのだ。

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