新入社員に伝えたいこと。レラティブバリューを高める

新入社員の皆さんは疲れが溜まってダレてくる頃ではないでしょうか。

GW空けて1ヶ月以上経ちましたが、連休が無いので気力が低下する時期です。

でも大丈夫、上司や先輩も同じ気持ちですから。

入社当時は「同期の中で出世してやる」とか、「職場でうまく馴染みたい」といった気持ちが強かったと思います。今はそうした気持ちが薄れ、「フレッシュマンの鮮度が落ちてくる」時期でしょう。

そんな時期に歯を食いしばって頑張った人は伸びていきます。

この記事では新入社員や若手社員に周りがどのような期待をしているか、それを踏まえて取るべき戦略を考えていきます。

若いうちはレラティブバリューが全て

過去の記事で「マーケットバリューとレラティブバリュー」について纏めています。
今回のテーマはレラティブバリューの重要性です。

ビジネスでの実績が無い新入社員は、バリューが何も無い状態からスタートします。

就職活動では学生時代に頑張ったことや学んだことをアピールしますが、ビジネスには関係ありません。

バリューを一から積み上げ、新入社員間の比較感で評価されます。

また、時間の経過と共に、周りから見られる視点も変化していきます。

①第一印象

②ビジネスコミニュケーション

③ビジネスインプット・アウトプット

上司や先輩は、①~③を新入社員間で比較して見ていきます。それぞれ解説していきます。

①は「挨拶力」です。
相手に良い印象を与えられるかが勝負です。

わたしの同期に「挨拶力だけ」が高い人が居ました。
とにかく声がデカい。先輩に対する笑顔も清々しい。
でも、「上と周りに対する態度のギャップ」が大きく、同期から嫌われてしまいました。
元気は良いのですが仕事で実績が出せません。最終的に会社を辞めてしまいました。

②は「ロジカルシンキング力」です。
物事を深く考えているか、ロジカルに相手に伝えられるかが勝負です。

この点が弱いとビジネスパーソンとしてはキツいです。
人間関係や第一印象だけではビジネスパートナーとして信頼されません。
インフルエンサーとして知られる人達のブログやnoteを見て下さい。ロジカルに纏めています。
訓練の仕方次第で脳を鍛えることが出来ます。自分で考えていることを文書に纏める習慣を身につけて下さい。
オススメです。

③は「シンクロ力」です。
正確なインプットがないと正確にアウトプット出来ません。つまり、上司や先輩から依頼された仕事を正しく理解しなければ彼らが思った通りのアウトプットは出来ないのです。

①〜③の中で①と②はそれほど難しく無いと思います。
ビジネスパーソンの重要なスキルとして認知されているので、意識している人も多いでしょう。

③のシンクロ率を高められれば同期に差をつけることが出来ます。習得が難しいスキルですが、コツを纏めていきます。

シンクロ率を高める方法

オススメのやり方があります。これを習慣付けれれば新入社員~若手レベルなら余裕で勝てます。

以下の流れでビジネスインプットとアウトプットをサイクル化しましょう。

【インプット】その仕事を依頼した理由と目的を明確化

【アウトプット①】仕事の青写真を紙に書き、そこに自分の考えを落とし込む

【アウトプット②】仕事の完遂に必要なビジネスパートナーやノウハウを見つけて業務時間を短縮化

【インプット】で依頼者とコミュニケーションをしっかりと取ります。**
「○○のような理解で良いでしょうか?」と確認して依頼者の指示とのズレをミニマイズ**することが大事です。

【アウトプット①】の青写真を描くことを出来る人は多いと思いますが、自分の考えまで落とし込める人は少ないです。
事実を並べるだけでは自分の勤め人バリューは低いままです。自分ならではの付加価値をビジネスに込めることがバリューを高める近道です。

【アウトプット②】ですが、ひと昔前なら1人で全部行うことが評価されたでしょう。
働き方改革で時間管理が厳しくなる中、限られた時間内にどれだけのアウトプットを行えるかが勝負です。人からノウハウを盗むのもビジネスパーソンの大事なスキルです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

後半はややレベルの高いスキル習得について纏めました。

この辺りのことを自然に出来るようになればレラティブバリューはかなり高い位置まで上がっているはずです。

また、忘れてはいけないのが体調管理です。

フィジカルはメンタルに宿ります(勤め人を越えろ 〜強いフィジカルはメンタルに宿る)。社会人になると運動不足になりがちですが、隙間時間の活用は自分の意識次第です。
暑さに負けずに頑張っていきましょう。





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