年収1,000万円を超えた先にあるもの。勤め人ループを超えるには

年収1,000万円はゴールでしょうか?
通過点でしょうか?

年収はマーケットバリューとレラティブバリューで決まる

年収を決める要因を整理してみましょう。

①企業の収益力
②企業の中での役職・評価
③業界内のビジネスパーソンとしての価値

①がマーケットバリュー、②と③がレラティブバリューに該当します。

まず、①が勤め人に給料を支払う原資になりますから、これが高くなければ②と③がどんなに高くても年収は上がりません。

儲からない業界や収益力の小さい企業は①が低いです。逆に①が高い企業に所属していて普通に勤め人してればそれなりの年収になります。

いつの時代も①が高い企業は"学生の就職偏差値"が高いので、入社のハードルが高いです。昔なら金融や商社。今ならGoogleなどのIT系が人気です。

高い年収を得るなら、まずはその企業の収益力を見ていきましょう。

②は言うまでもありませんね。企業は役割期待に応じた勤め人のヒエラルキーを創ります。
個々の力ではなく、集団でビジネスを回すことで収益の最大化を目指します。

③この点は「勤め人価値を測るスカウターの精度を上げる。マーケットバリューとレラティブバリュー」で解説しています。③が高い人は転職して年収アップが狙えるでしょう。

年収1,000万円を超えた先

身も蓋もないですが税金が待っています。夢なんてありませんよ。

体感的には1,000万円から1,200万円までは手取り年収はそれほど変わりません。

配偶者控除も高所得の勤め人には不利になりました。2018年から配偶者控除は1,120万円から減額、1,220万円からゼロになっています。気になる方はググってみましょう。

年収1,000万円と聞くと高いイメージがありますが、共働き世帯が増える中で1馬力での年収1,000万円はそれほどの価値が無いのかもしれません。

実際、我が家は4人家族、家持ち、子供持ち、車持ちですが、年収1,000万円程度では破綻します。キャッシュフローが回りません。年収1,000万円は勝ち組では無いのです。

累進課税の罠ですね。勤め人は年収1,000万円と言う見せかけの金額を目指しますが、待っているのはいつになっても豊かにならない勤め人ループです。

勤め人の節税対策なんてたかが知れています。保険料控除、ふるさと納税、少額の減税です。

それよりも勤め人は受け取った"所得"でビジネススーツを買ったり、付き合いで飲みに行ったり、勤め人を続ける為のコストがそれなりにかかります。

この勤め人ループを抜けるには、ドケチになって極限までコストを削るか、役員になって年収2,000万円を狙うか、副収入を得るかのいずれかでしょう。

この中で何が自分にとって取り組みやすいでしょうか。

会社と仕事が好きなら社長を目指せば良いと思います。わたしは副収入を得るためにいろいろ取り組んでいきます。それぞれのスタイルで令和の時代で輝くビジネスパーソンを目指しましょう。




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