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2.びわネット販売がやっと動き出します!


なんと!日本初ハートのびわ

実は私達にはネット販売に向けて動きたい大きな理由がありました。

ある年、例年通りの収穫に変化が起きたんです!
びわを箱詰め作業担当の私はヘアー・メイクの仕事柄、びわ一つ一つに顔があり、どこを正面の顔に見せるかを考えながら作業をしていた時、『あれ?これ可愛いハートになってる!』と気づきました。
この事はすぐに聖さんに共有して2人でキャッキャと言って楽しんでいましたが、聖さんはハートのびわが出来る確率がとても低く、希少性が高い事を私に教えてくれました。

今度は聖さんから雄二くんに共有され、現場肌の雄二くんは畑でどうやってできるのだろうか?と地道に仮説を導いてくれたんです。
その仮説は当たっており、翌年はいつもより多くハートのびわを作る事が出来たのでした。ヤッター(喜)

ここ迄来ると、私の夫はITに強くプロデユース能力も高い事もあって、この【ハートのびわ】は希少性がある事や、ネット販売に向いている事等々を教えてくれ、【ハートのびわ】を商標登録する為の手続きもしてくれました。(詳しくはこんなに簡単でいいの!?商標登録をご覧ください)

経験豊富な年長者の立場から見ると、通常の卵形ではない形状を持つびわの為、その形に注目される事は無かったのです。

なんと!この【ハートのびわ】は4人の異色の農家だったから生まれた
奇跡のハートになったです。

【驚愕!ネット販売を計画中に】

令和4年の収穫時期から、ネット販売に向け写真を撮り始めたり、計画を順調に進め始めると、その翌年の冬。

その日がやってきた!
長崎に10年ぶりの大寒波がやってきました。
長崎では滅多に積雪する事がなく、こんな事が起こります。
積雪5センチで、交通機関がマヒ。
長崎は坂が多い事から、高台の学校は休校。
スノータイヤ使用車はほとんど無いので、走っている車はまばら。
雪国の方から見たら笑われますよね(汗)

この寒波は枇杷の実を冷やし凍結させてしまう事で、枯らせてしまうんです。
しかも長崎の枇杷は斜面地の高台が多い為、我が家も例外でなく、積雪すると畑にも行けない状況なんです。
気が気でない日が続き、ドキドキしながら確認すると、やはり多くの実に寒害が出てしまいました。
最終的に確認すると一つの品種は一本の木に対し9割がダメになってしまいた。
他の品種も寒害があり、全体収穫量の役半分になり、皆んなが落胆で収穫前に令和5年度のネット販売は断念することに(涙)

どうする!?頚椎ヘルニア

かろうじて実になった果実に袋を被せる事にしました。
しかし、びわの袋作業に取りかかる時期に、デザイナーの夫が『突然腕が痛い!!!』と仕事にも行けなくなってしまったんです。
痛みは、夫いわく【腕を引きちぎられる様な痛み】だったらしく、想像すると吐きそうです。
大きな病院で暫く検査しますが、中々病名が付かず、本人も心配・私も心配で仕方なかったです。そうした時に首の頚椎ヘルニアとわかり、暫く安静第一となってしまったので、ここは私が頑張らねば!!!と必死に袋被せの作業を進めましたが、1人で苦労しても結果終わったのはなんと収穫10日程前、こんなギリギリは初めてでした。(汗)
夫はその後、経過観察も兼ね入院する事に(涙)
普段夫と一緒に行動していたので、正直な気持ちは不安でしょうが無かったですが、聖さんと雄二くんも協力してくれるので、泣き言は言わずしっかり頑張ろうと思いました。٩( 'ω' )و

収穫が始まると、雄二くん・聖さん・私と限られた時間をフルに使いますが、みるみる仕事が溜まっていくんです。
私達は終始アドレナリンが出っ放しでした。
私は途中経過の段階で、かなりヘトヘトな状態だったんですが、あの2人が、そうなんです!あのバグってる2人がまたもやキーマンになるんです。

次回【やったね! 糖度15度】
  【えっ!?今から行くと?】

沢山の方に記事を見ていただけて、有難うございます。
私達は50代メンバーで頑張っていますが、初めてのネット販売に向けた悩みや、考え方、行政機関との取り組み等、記していこうと思っています。
皆さんに共感してもらえたり、参考にしてもらえたり、そんな記事になると嬉しいです。


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