今、隣にいてほしいのは坂田銀時だったりするのである。
今のわたしを救ってくれそうな人を考えていました。
浮かんできたのは、学生の頃どっぷりハマっていた『銀魂』の主人公坂田銀時。
神楽ちゃんのように銀ちゃんって呼ぶか、新八くんのように、銀さんって呼ぶかいつも迷うのだけれど、今日はなんとなく銀ちゃんと呼びます。
銀ちゃんを知ったとき、あ、この人、眠れないとかにそばにいてもらいたくなる男だと思ったのです。添い寝とかではなくて、障子一枚隔てた隣の部屋で。
障子の先に銀ちゃんがいると思うと、なんかお風呂に入ったときのような、ほんわり感があるなって感じました。
初めて銀魂をみたのが神楽ちゃんと同じくらいの歳の頃だったというのもあるのかもしれません。
お兄さんとも父親とも違う保護者という立場の大人がすごく頼もしくみえたんです。
わたしの家族はたぶん、どんな事があってもわたしの味方であってくれる人たちです。
でも、ふと、家族以外にそういう存在が欲しくなるときがあるんですよ。
無条件で味方になってくれる他人。
神楽ちゃんや新八くんにとって銀ちゃんは、そういう存在だと思います。
だから、強く憧れました。
わたしもそういう存在がほしい。
銀ちゃんそばにいて!
そんなことを考えていたこともありました。
漫画のキャラクターというのは、自分の好きなときに心の拠り所にできるというのがいいところだと思います。漫画の中を通じて、銀ちゃんを知っていくにつれて、読者が自分で銀ちゃんならこうするはずと想像することで、安心できる。自分の中だけのキャラクターがあっていい。10人の読者がいたら、10通りの坂田銀時がいるのではないかと思います。キャラクターというのは自分の解釈で糧にして生きることができる素敵なものだと思っています。
今までは頭の中の考えを綴る事が多かったので、たまにはこういう視点のものも書いてみました。
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