さよごろも

頭の中に流れる言葉を書き留める。 知らない誰かのこころを一滴でも掬えたらいい。

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最近の記事

好きを壊した苦しみは

好きなものを封印してしまった話をします。 わたしの好きなものは妖怪です。 中学生の頃『ぬらりひょんの孫』という漫画にとても影響を受けて、妖怪が大好きになりました。 毎日のように妖怪の絵を描いたり、調べたりしていました。 高校の頃は妖怪ものの漫画を描いて、楽しんでいました。 大学に入り、民俗学系も扱うゼミに入りました。 そこで、わたしは小松和彦さんという妖怪に関する書籍を多数出版されている方の本を紹介したのです。 ゼミでの発表ははじめてなので、受け入れてもらえるの

    • お腹がいっぱい過ぎて苦しくなるほど食べられるってことは今、幸せなんじゃない?

      今日は、コンビニで、コロッケとオムライスとたい焼きとあたりめとデザートを買いました。 それをお昼ご飯にしたのです。 するとお腹が風船のように膨れました。 窮屈過ぎて動けない程です。 でもよく考えたらこれって、すごく幸せなんじゃない? 好きなものを好きなだけ食べて、苦しんでいるなんて、夢のような体験ではないですか。 満たされていることに気づいた大切な日なのでした。

      • どーでもよくなってからが人生だったりする

        すごくぐちゃぐちゃした話になります。 例えば、「できるまであきらめない」という事を大切にして生きていたとします。 でも金銭的な面だったり、何かしらの病気だったりで、どう頑張ってもできっこない状況になったら、「できるまであきらめない」という生き方が、息苦しくなると思うのです。 どんなことにでも、いいところと、悪いところはある。 じゃあ、一体何を基準に生きていけばいいのだろうか。 そんな人生の指針とか、自分軸とかって必要なのだろうか。 あったら、豊かになるのかもしれな

        • わたしってなんでお金を貯めたいんだっけ。

          今は不足なく生活していても、働かないと老後が心配だということはわかります。 でも正直、ちゃんと理解していない気がします。 今の生活が当たり前じゃなくなるってどういうことなのだろう。 欲しい本も、観たい映画も、買うことも、観ることも困難になる生活。 上手く想像することができません。 やっぱりこういうのって失ってから気づくんですよね。失ってからじゃもう手遅れなのに。 なので、具体的に考えてみることにしました。 今、もし、入ってくるお金が一つもなくなったら? 今の家

        好きを壊した苦しみは

          新しい本を買うと早く読まなきゃと焦るのはわたしだけ?

          本を読むことが大好きです。趣味は?と聞かれたら、読書と即答するくらい好きです。 最近本を読んでいて気づいたことが一つ。 初めて読む本は、なんだか後ろから急かされているような気分になって早く読まないと!という謎の使命感が湧きます。 なんで、こんなに焦って読んでいるのだ?と疑問に思ったので、考えてみることにしました。 たどり着いた答えは「続きが気になる気持ちに、わたしの読書スピードが追いついていない」ということです。 ドラマとかアニメとかを見るときも、どちらかというと、

          新しい本を買うと早く読まなきゃと焦るのはわたしだけ?

          花の図鑑のようなものを買った

          なぜ、花の図鑑のようなものを買ったかというと、ドラマに影響されたからです。 なんせニートの身分で楽しめるものと言ったらドラマとかアニメですからね、わたしの場合は。 『くるり』という火曜ドラマです。基本的に火10枠のドラマは好みなことが多いので、よく見ます。日常を忘れさせてくれるようなキラキラしたものが多いような気がします。 このドラマは記憶喪失の主人公の女性が誰かに送るはずだった男性物の指輪を見つけ、相手を探すおはなしです。 3人の男性が出てくるのですが、みんななにか

          花の図鑑のようなものを買った

          やることないならエッセイでも書けばと言われたけれどそもそもエッセイってなんだっけって思った。

          吐き気がお腹の中をぐるぐる回っていたので、リビングの床で死体のようになっていたら、 「そんなことをしているならエッセイでも書けば?」と言われました。 なんて突拍子もない、そして意味もよくわからない一言。 いや、エッセイ書いたところで、誰に見せるのだ、投稿する?どこに、そんなことをできるのはnoteくらいか? そんなことを考えると同時に、最近読んだエッセイを思い出しました。 くどうれいんさんの『うたうおばけ』 帯に上白石萌音さんがいらっしゃって、何度も読み返したくな

          やることないならエッセイでも書けばと言われたけれどそもそもエッセイってなんだっけって思った。

          SNSに慣れすぎて失った大切なもの

          テレビをみたり、ドラマやアニメをみたときに、無意識にSNSに投稿しようと考えてしまいます。 SNSが当たり前になる前は、アニメのキャラクターのかっこよさや憧れを、自分の中で秘密の宝物みたいに、大切にしていました。 人の感想や考えに当たり前のように触れられるようになった今、自分と似たような価値観に簡単に出会えるようになっています。 わたしは、それをみつける度に、とても残念な気持ちになります。 自分だけの気持ちが、ありふれたもののように、思えてしまうからです。 人の投稿

          SNSに慣れすぎて失った大切なもの

          今、隣にいてほしいのは坂田銀時だったりするのである。

          今のわたしを救ってくれそうな人を考えていました。 浮かんできたのは、学生の頃どっぷりハマっていた『銀魂』の主人公坂田銀時。 神楽ちゃんのように銀ちゃんって呼ぶか、新八くんのように、銀さんって呼ぶかいつも迷うのだけれど、今日はなんとなく銀ちゃんと呼びます。 銀ちゃんを知ったとき、あ、この人、眠れないとかにそばにいてもらいたくなる男だと思ったのです。添い寝とかではなくて、障子一枚隔てた隣の部屋で。 障子の先に銀ちゃんがいると思うと、なんかお風呂に入ったときのような、ほんわ

          今、隣にいてほしいのは坂田銀時だったりするのである。

          やる気なんて大層なものはない。意気込む必要は一ミリもない。

          大人になるにつれて 大人になるとさ、宿題とか出ないですよね。 なんとなく子供の頃って宿題をしっかりしていれば良かったり、もっと勉強する人は年代にあった参考書があったりする。 「これをしていれば大丈夫」 というものがきっちり決まっていた気がする。 テストのために勉強する。 それだけで頭をいっぱいにしていれば良かった。 でも、いきなり大学で自由に勉強していいですよって言われたって無理です、わたしは。 自分の頭の中で正解を見つけて論文にする。 自分の要素を信頼して

          やる気なんて大層なものはない。意気込む必要は一ミリもない。

          何も思いつかなかったので何も出来なかった

          たぶん、これも時間が立って読めば恥ずかしくなるのだと思います。 ずっと言葉が思いつかない日々が続いていました。大好きな本を読むこともイヤになって遠ざけていました。 だからというわけではないけれど、その間はイラストを描くことに没頭しておりました。 わたしはイラストと読書に対するのめり込みが交互にやってきます。 読書にのめり込んでいるときは、イラストが描けなくなり、イラストにのめり込んでいるときは読書ができなくなります。 要するに2つ同時に好きという状態ができないのです

          何も思いつかなかったので何も出来なかった

          noteは寝かしてから投稿するもんだと悟った人です。

          感情のはけ口として、この場所を始めました。思うがままに書きなぐった文章は読み返すと本当にひどいものです。でも当時(今でも)はそうすることでしか自分をコントロール出来ませんでした。負の感情に飲み込まれそうだったのです。 ほんの数日前の記事の自己紹介も、今読むと、これ読む人が読むと、身バレ確定なのではないかという代物です。他人がこの記事を書いていたとしたら、やめたほうがいいと、確実に止めたと思います。やっぱり、なりふり構わず投稿するのではなく、冷静なときに投稿するべきですね。

          noteは寝かしてから投稿するもんだと悟った人です。

          見えなくなったお金

          何年かぶりに両親に叱られてしまいました。(20歳過ぎて叱られたという表現は違う気もしますが) お金の使い方についてです。アマゾンを使うようになってから、良くない意味で買い物のハードルが下がってしまった気がします。いくつも商品を購入しても手元にないから、量を体感できない。財布の中のお金が減るわけではないから、お金を使用した感覚が湧かない。便利の裏に私にとってこういったデメリットも生んでいるわけです。 まさに使い方が悪いということです。 図星をつかれているので、素直に反省す

          見えなくなったお金

          いらないものを捨てたところでいいことなんてあるのかと疑った日

          部屋の片付けをしました。物(ほとんど本)で溢れかえっている部屋です。本棚に入り切らない本たちがいくつも山をつくっています。 人間て面白いものですね。いつもと変わらない部屋なのに突然すごく散らかっていることに気づくのです。昨日まで全く気にしていなかったのに。 半日かけていらない本を袋に詰めて集めました。これで見違えるほどきれいな部屋になっているだろうと、意気揚々と見渡します。しかし、悲しいことに全く景色が変わっていないのです。わたしが満身創痍で整理した本たちは紙袋4つ分もあっ

          いらないものを捨てたところでいいことなんてあるのかと疑った日

          自分の意見を発信することへの恐怖

          世の中には色々な知識や考えが溢れています。最近はSNSの普及により他人の言葉に触れる機会が多くなりました。 わたしは人の言葉をすぐ鵜呑みにして、傾倒してしまうクセがあります。だから自己啓発本はあまり読まないほうがいいと忠告されました。自己啓発本をたくさん読むとたくさんのものの見方や考えを知ることが出来る反面、それが正しいと思うと、振り回されてしまいどれが良いのか分からなくなってしまいます。わたしがこうして綴っていることばも、人によっては間違っていると捉えられるかもしれません。

          自分の意見を発信することへの恐怖

          自己紹介を今さらしてみる

          朝、起きてはいるけどなかなか布団から出られないので、布団の中から自己紹介をしたいと思います。 わたしは97年生まれです。20代後半に差し掛かっております。 今の状態を一言で言うなら働いていません。まともに働いた経験もないです。(厳密に言うと一週間だけ働きました)市役所で会計年度任用職員として採用されたのですが、すぐに過呼吸を発症し、不安症と診断されました。休職してそのまま退職したという流れです。 わたしは生まれつき足が不自由で普段は杖を使って外出しています。身の回りの事はでき

          自己紹介を今さらしてみる