ニューヨークのブロードウェイで、マイケルジャクソンのミュージカルを見ました。大絶賛します！3点の理由で、皆さんにおすすめさせてください。

１、マイケルジャクソンが大好きになる！

ポピュラー音楽に多大なる影響を与えた人物の一人。全世界総売上は4億枚を超え、史上最も売れた音楽家の一人。そんなマイケルジャクソンの半生を、このミュージカルでは子役・青年役・成人役の3人が演じる。あの「ムーンウォーク」ダンスはもちろん、マイケルジャクソン特有の声の癖や特徴の忠実な再現度と、そのクオリティの高さに興奮が止まらない。何より、こうしたマイケルジャクソンの奇跡の異才ぶりだけでなく、その裏の徹底的な努力と、世界中に愛を与える、繊細で優しい人柄も丁寧に描かれている。もう亡き人だけれど、確かにあの空間で本物のマイケルジャクソンを見れた気がしました。魂が震えるほど、ふいに目頭が熱くなるほどの、感動を全身で覚えました。

２、エンターテイメントの頂点を感じられる。

とはいえ、このミュージカルは、マイケルジャクソンのコピーを目指しているわけじゃない。あくまでもミュージカル、だからこそ、ライブやコンサートやTVドキュメンタリーでは決して感じられない、ミュージカル特有の会場の空気感、眩しい照明、大迫力の音響、大規模な舞台装飾や煌びやかな映像特殊効果。そして観客の歓声やその一体感にも魅了されること間違いなし。何よりも、エンターテイメントの聖地ニューヨークで、本物の実力を誇るキャスト・ダンサーたちの、圧倒的な演技力と表現力が言葉にならぬほど凄い。会場に響き渡る声量と、力強くキレのあるダンスと、引き込まれる表情で丁寧に描かれる登場人物の心情変化。2時間30分、まるで別世界。何もかもが本物のそれです。本物のエンターティメントです。

３、英語が分からなくても楽しめます！

英語力が乏しく、セリフの全てを理解できなかった私でも、このミュージカルでは25曲以上のヒット曲が使用されるので、基本的には演劇より歌とダンスが中心です。超有名な曲～ビート・イット（Beat It）、ビリー・ジーン（Billie Jean）、バッド（Bad）、スムーズ・クリミナル（Smooth Criminal）やスリラー（Thriller）など～、世界中の観客の大歓声と熱気と共に、アメリカのポップカルチャーを全身で体験できます。「芸術は本物を鑑賞するべき」って言葉があるけれど、本当にそう。キング・オブ・ポップの軌跡の半生とそのヒット曲を、大迫力なNYのミュージカルで生で見れるなんて、私はこんなに幸せでいいのかなと感じて、見ている間ふいに目が潤むほどでした。本物の真価は、「言語」の壁をふっとばします！

ブロードウェイミュージカル、どれに行こうか迷っておられる方がいらっしゃいましたら、是非「MJ the Musical」をお勧めします！