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自称お姉ちゃん犬

我が家の愛犬「小雪」マルチーズの5歳女の子。

障害のある私のことをわかっていて常に心配してくれている優しい小雪。私がトイレに行こうとすると心配そうについてきたり、少しでも私の具合が悪いとわかるとピッタリとくっつきそばを離れない心配性な小雪。その優しさとは裏腹に、当時付き合っていた彼氏の言うことは聞くけど、私の言うことはあまり聞かないというちょっとだけ困ったわんこ。
例えば、私がブラッシングをしようと優しく「小雪〜おいで〜♡」と呼ぶと何かを察した小雪はちょっと怒りながら近づいてくる。サッと1回クシを通すと「ガルルルル〜!!」とクシを噛もうとしてくる。
そして彼氏の方に「助けて〜はるかがイジワルしてくる〜」と言わんばかりに逃げていく。そのまま彼氏がブラッシングすると怒らないのだ。大人しくブラッシングされているではないか!
なんて奴なんだよ…私がやるのと何が違うっていうのさ。

2年ほど前、全然小雪が私の言うことを聞いてくれず怒ると私の手を噛むという日々が続いてしまうようになってしまった。あの手この手でやめさせようとしつけをしても一向に収まらず、私が障害があって健常者とは違うから小雪はそういうことをするのか。私のことが嫌いなのかと思えてきて気が狂いそうになった。

私はこのままじゃいけない。小雪の気持ちが知りたい、何を考えているのかわかってあげたいと考えた。

現状を変える何かきっかけになればと思い、ペットの気持ちがわかるアニマルコミュニケーターさんのセッションを受けに行くことにした。

そのセッションで私は今までいくつも小雪に対して間違った事をしてきたのだと気づいた。

私は小雪がうちに来てからずっと自分達のことをお姉ちゃん、お兄ちゃん(私の彼氏)と言ってきていた。小雪に対して「お姉ちゃんの言うこと聞きなさい!」というような風に言っていた。それが小雪は気に入らなかったようだ。小雪の中では「パパ・小雪・はるか・小夏(もう1匹飼っている犬)」と思っていたらしい。「はるか(私のこと)は小雪の妹なのに、はるかはお姉ちゃん面していて気に入らない。でも嫌いなわけじゃない。はるかは脚が悪いから小雪が守ってあげなきゃいけないんだ。」と小雪は言っているとアニマルコミュニケーターさんは教えてくれた。

あぁそうだったんだ。私達は、小雪からするとお姉ちゃんでもお兄ちゃんでもなかったのだ。

言うことを聞かない小雪ばかりを怒ってしまい、私がお姉ちゃんだと言い聞かせてきた自分が情けなくなった。

さらに小雪は普段から私の脚をよく舐める。それも聞いてみると、小雪は「はるかの脚が治るように舐めてる。よく冷えて冷たいから暖めてあげたいんだ。はるかを守るためにこの家にきたんだよ」と言ってると教えてくれた。

なんて優しい子なんだ、、、私のために来てくれたと聞いて泣きそうになった。

小雪はこんなに私のことを思ってくれているのであれば、私が対応の仕方を変えれば小雪の態度も変わるかもしれないと思った。

アニマルコミュニケーションを受けて帰宅した後すぐに私は小雪に「今までごめんね。小雪の方がお姉ちゃんなのに私がお姉ちゃんだって言って本当にごめんね。私のために来てくれてありがとう」と話している内に何故だか涙が出てきていつの間にか私は号泣していた。そんな私をみて小雪はかなり引いた顔をしていた。

それから私はお姉ちゃんというのやめて、いろいろ小雪に対しての態度も変えてみたら、少しずつ小雪の態度も変わってきた。

噛むこともほぼ無くなり、今までよりも距離が近くなった気がする。

ここまでが2年ほど前のお話。

最近も私の言うことを聞かないことあるし、腹立つ時もあるけどそれでもやっぱり小雪は私の心配ばかりをしている。

そんなに心配しなくても大丈夫だよと声をかけてはいるが、はるかを守るんだという使命感に燃えているようにも見える。

可愛いヤツめ。

死ぬまでおせっかい焼きの心配性な小雪でいて私のこと守ってよね。



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