読書感想〜歌集・滑走路〜
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萩原慎一郎
「滑走路」
32歳の若さで去った歌人、萩原慎一郎さんの歌集
初めて歌集を読みました。
恋に食に労働に、命が日々暮らしている中で呟く言葉を口語体で歌われているので、凄く共感できるものが多かったです。
そして普段感じることのなかった、自分の心の奥行きを感じる事ができました。
この歌集が作品として素晴らしいモノなのかは分かりません。
ただ、生きている苦悩や乗り越えようとする足掻きが31文字に込められ、「命」だと思えました。
自分の在り方に迷っている今、この作品を手に取れたことに感謝です。
迷い道
されどもそこも
滑走路
まだ見えぬとて
先にある空
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