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【紹介文&感想】スケルトンキー/道尾秀介

前半ネタバレなしの紹介文、後半ネタバレありの感想文です。
Kindle Unlimitedで読めるので読もうか悩んでいる人も見てみてください。

〜あらすじ〜
19歳の坂木錠也はある雑誌の追跡潜入調査を手伝っている。 危険だが、生まれつき恐怖の感情がない錠也には天職だ。だが児童養護施設の友人が告げた出生の秘密が、衝動的な殺人の連鎖を引き起こし……。

スケルトンキー 本の説明より

<面白いポイント>
・ラストにかけての盛り上がり
・話の構成

<どんな気持ちで読み進められるか>
・ドキドキ
・結末が気になる

<おすすめする人>
・ミステリー系が好きな人
・サクッと面白い話を読みたい人

2時間サスペンス的な感じでサクッと読めます。
読みやすいし、続きの展開はどうなるんだというワクワク感あり。
伏線が回収された時のなるほどね!!という納得感もあり最後までスムーズに読み進められました。
なんか面白い話読みたいなー
どっぷり浸る系は重いし
感情揺さぶられる系はしんどいなくらいな時におすすめです。

↓以下ネタバレありの感想文です↓
















※※ここからネタバレありの感想です※※

僕は自分から何かを奪う人間を許さない。

割と序盤ですが印象的なセリフでした。
主人公の錠也は肩がぶつかっただけだと普通に謝るのに、自分の何かが奪われた時(バイク傷つけられた時とか)は狂気的な行動をとります。
物語の中のサイコパス達はみんなこの考えを持っているように感じました。

ただ私も少なからずこのセリフに共感したのです。

どんな感想を抱こうと自由なのに、大好きな本や映画を貶められると必要以上に反発してしまいますし、
私の時間を無駄に奪っていく人にも苛立ちを覚えます。
もちろん自分のものが奪われても憤りを感じます。(これは誰でもですよね)

誰しも少なからずこの気持ちはあると思います。
この物語のサイコパス達は”許さない”のレベルが他の人とは違うだけだなと。
自分は何を奪われたら一線を超えてしまうのか、
それとも根本的に彼らとは違うから越えることはないのか
少し気になりました。

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