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【ウタカタララバイ】で思い出した、もうひとりの私

こんばんは、花菜です。
前回【今の気分は…】というタイトルで心情をカッコつけず書いてから気持ちは落ち着いてきて元気になっています。
今回はとある楽曲からいろんなことを考えていた「心の中の私」について書いてみますね。

ウタカタララバイ


映画ONE PIECE FILM RED の劇中歌で登場する【ウタカタララバイ】を初めて聞いたのはYouTubeでMVが公開され、初めての本編鑑賞前に歩きながら聴いてました。
最初はとにかくカッコいい歌だと思っていたけれどMVの【もうひとりのウタ】や、本編でもウタが壊れていくなかで流れたので彼女の歌姫としての姿と、過去の経験から本当の願いや思いを隠してきた少女の姿がウタの中で分裂したゆえの葛藤の歌だと解釈してからはウタの歌の中で1番彼女らしさを感じて好きな歌になりました。

泡沫(ウタカタ):水面に浮かぶ泡
ララバイ:子守歌

映画のネタバレになるので深くは書けないんですが、本編や40億巻を見るとこのタイトルの意味が理解できて人によっては深く共感するファンも多い曲ですよね。

ウタの歌 ONEPIECE FILM RED【ウタカタララバイ】




いつだってもうひとりの私は


今の気分変調症では慢性的な抑うつ気分・無気力な状態を経験し理解しましたが、以前noteで境界性パーソナリティ障害時代の私については執筆したとおりメンヘラと呼ばれる寂しくて苦しくて満たされない状態で暴れて、たくさんの人を傷つけました。

境界性パーソナリティ障害の頃が1番死にたくて実行もしていましたが【自分をコントロールできない】ことが大きな理由だったと思います。
自分の気持ちがぐちゃぐちゃに矛盾して、何が正解かなんてわからなくて混乱するたびもうひとりの私が現れては物を壊して言葉で家族や恋人を傷つけて、何かに依存しないと安心できなくて…落ち着いた後「またやっちゃった」と後悔と自己嫌悪に涙が止まりませんでした。

何年もかけてわかった攻略法


感情振り幅が偏り過ぎると起きるもうひとつの私のヒステリック。
予防法は【そうなる前に気分を落ち着かせる】なんですが、実行しても最初は失敗ばかりで上手くできるまで何年もかかりました。
現在はショックな出来事や言葉は1つ2つくらいなら同時に起きても問題ないんですが、3つ4つ…を1日の中で処理することはまだ難しくて最終手段の薬を服用して対応しています。


些細な言葉もネガティブに捉えてしまう思考、環境での音や光・匂い。これらと向き合い時には戦いながら毎日を生きていることは偉いんだよと友達に言われるたび自分は知らず知らずのうちにちゃんと頑張れていたんだと気づけた瞬間嬉しくて…たくさん泣いたことを覚えてます。

感情のキャパオーバー



心の病あるなし関係なく誰にでもある【我慢の限界】。大きさは個々それぞれあってもさまざまな経験で乗り越えられず自分が壊れてしまう感覚は、たとえヒステリックの発現でもうひとりの私が暴れていても忘れられないです。
前までは私がキチガイだから起きるのであって普通の人はない感覚だと思ってました。

けれどそれは間違いで、口に出して心が壊れた経験を話しているか話していないかの違いでそれぞれ痛みを抱えている。みんな1度は経験していることを知ってからはこの感覚を思い出しても怖さをそれほど感じなくなりました。
何度ぐちゃぐちゃに壊れてボロボロになっても、元には戻せなくてもまたやり直せばいいと少しだけ前向きに考えられるようになりました。

だからもうひとりの私がまた出てきてしまっても内側から私へ話しかけて落ち着かせこともできるようになったんだと振り返ると考察できます。

もうひとりの自分や自分の感情をコントロールできなくても大丈夫



暗く寂しいトンネルにひとりぼっちでいる感覚や、何をやっても上手くいかずもどかしい辛さは共感できます。
今あなたが同じような感覚に悩んでいるなら、今はまだできなくても死ななければいつか必ず自分と向き合える日が来ること・自分をコントロールできる日がくることことを伝えたいです。
それまでの間に苦しんで自分だけでなく大切な人を傷つけて悲しませてしまうこともあります。

私の場合は家族と恋人を失いましたが…私を好きだと言ってくれる友達がいます。

あなたにとって無条件で味方になってくれる人がそばにいないなら私が、私のnoteがあなたの味方でいます。
だから辛くなった時このnoteが救急箱のようないつでもそばにいられる存在でいられますように。


悩み苦しみながらも毎日を頑張るあなたにとって明日がいい日になりますように、願っています。
それじゃあ、また。

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