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異世界転生-男の娘/僕はこの世界でどう生きるか? 28-31

 28 皇帝の都市

 三人の男の精をお尻に受け取って、何とか僕も一息ついた。
 騒ぎになると面倒だからと言って、連れてこられた男は皆目隠しされていた。

 どうやらリリーに連れてこられた男たちは、リリーを抱くつもりの様だった。
 リリーも若い美しい女なのだ。ただでいいよなんて言われたら大概の男はホイホイついてくるだろう。

 恥ずかしいから目隠しするねと言われた男は、目の見えないまま、縛られた僕のお尻に誘導されて挿入し、精を思い切り発射した。

 その間、男の耳元でリリーは、らしくない喘ぎ声を聞かせてやっていた。

 そう言うわけで、三人を相手にしたとはいっても、三回しか精をもらえなかったから僕としては満足感はいまいちだった。

 でも、さっきまでの脱力状態からはだいぶんましになった。

「それじゃあ、行こうか。今日中にはチュードンに着けるぞ」
 リリーは生まれて初めて訪れる大都市に期待ワクワクの様だった。

 宿を出た僕は、また重い荷物を担いでリリーの後に着いて行く。

 ところで、タバサたちは僕の精を売ってくるって言ってたけど、どこに売りに言ったのだろう。
 この村に金持ちの年寄りなんて貴族階級、居るのだろうか。

 チュードンに近づくにつれて、道はきれいに整備されていくようだった。
 大雑把だった石畳が少しづつきめ細かになって、道自体も広くなり、人通りも増えていく。
 馬車の通行も増えてきた。

 そして昼食休憩をした後、坂を上って峠から見下ろすと、目的地の都市が見えてきた。
 石造りの城門が大きく見事だった。ゲーム内で何度も見た城門だけど、実際に見るそれはずっしりした質量感も伴って強大な権力を想像させる。

「やっと着きましたね。どうですか、初めて見る大都市は」
 横にいるリリーに聞いてみた。

「すげえな。本当にあんな石作りの町があるなんて、びっくりだ」
 田舎者丸出しのリリーの言葉が可愛い。

 その時、おおーい、という声が後ろから聞こえてきた。
 振り向くとリズがこっちに走ってくるところだった。
 その後ろにはタバサも見えた。

「やっと追いついた。急いできたから疲れたわ」
 リズが僕の真ん前まで来て、ふうふうと肩で息をした。

「それで、売れたの?」
 僕の横からリリーが聞く。

「ああ。バッチリだよ。飲んで効果が無かったらお代は頂かないって言ってね。お茶一杯貰って休んでいる間に、そのばあさんどんどん若返って、大喜びで残りの二本も買い取ってくれたよ」
 リズが言ってる間にタバサも近づいてきた。

「いったい誰に売ったんですか? あんな村にそんな金持ちが居るなんて思えなかったんだけど」
 僕が疑問に思っていたことを聞いてみた。

 それは、近づいてきたタバサが答えてくれる。
「近くの洞窟に死霊術師のばあさんが住んでるの知ってたんだ。時々、必要なものを探してくる仕事請け負ったりしていたのよ。たださ、お金が足りないっていうんでいい物いただいてきたわよ」
 タバサが袋の中から棒状のものを二本取り出した。

「これ、短剣二本。氷の短剣と炎の短剣だよ。リリーはさ、大剣は向いてないと思うんだ。重いだろ。これ、持ってみな」
 そう言って差し出すタバサの短剣をリリーが受け取った。

「本当だ、これ軽いな」
 リリーはそう言って一本の短剣を鞘から抜いた。
 刃渡り50センチくらいの刀身からゆらゆらとオレンジ色の光が煙の様に立ち上っている。

「これが炎の短剣か」
 リリーはそれを見つめて、でも首をかしげてタバサに返した。

「要らないのかい?」
 タバサが聞く。

「それだと、相手を殺してしまうだろ、かわいそうじゃん。白炎の大剣なら感電させて気絶するだけで済むんだ」
 リリーの言葉に、僕はおおっと唸ってしまう。

 もしかしたらリリーは勇者の資格があるのかもしれないと思ったのだ。
 やはり勇者たるもの、なにより慈悲の心が大事だと思うから。

「そんな甘いこと言ってて大丈夫なのかな。でもまあ、そう言う事ならそれはタバサとジュンで持ってなよ。万一の護身用だ。あたしは弓が得意だから要らない」
 リズが言って、短剣の一本を僕がもらうことになった。

 どっちにすると聞かれて、僕は氷の短剣をもらった。
 うわあ、冒険者って感じが出てきたな。その刀身のクールな煌めきを見て心がざわついてしまう。

「じゃあ、行こうか」
 リリーが言って、僕ら四人は初めての大都市、チュードンに向かう坂道を下り始めた。


 29 釜茹での刑 
 

 でも、タバサも言ってたし、僕もリリーの大剣は大きすぎて似合わないと思ってしまう。
 リリーは電気ショックで気絶させることにこだわりがあるみたいだし、それならもう少し軽い武器で同じような効果があるものを探したらいいかもしれないな。
 武器の事を思い浮かべると、ふっといろんな種類のものが浮かび上がってきた。
 これはきっと昨夜の兵士の知識に違いない。
 彼の精を一度口で飲んだから、その知識を吸収できたのだ。

 雷電の鞭、あれが良いかもしれない。
 確かこの街の武器屋に置いてあったはずだ。
 そんなことを思いながら、僕はその城門の中に足を踏み入れた。

「ところで、荷物の宛先の人、居場所はわかってるんですか?」
 街中に並ぶ様々な店先を興味深げに覗いたりしているリリーに聞くと、

「あ、ああ。そうだったな」
 僕の担いだリュックの中に手を突っ込んで、細長い巻物を取り出した。
 そして宛先の名前を読み上げた。

「ユーリックと言うやつだ。帝都大学の学生になってる」
 
「大学ならこの奥の方ですよ」
 僕は門を入って左の通路にリリーを案内した。
 
「じゃあ、あたしたちは酒場にいるから」
 タバサとリズはそこで別れた。

 石作りの都市の中は思い思いに人が行き来して、活気に満ちていた。
 何処からか、鍛冶屋だろうカンカンと鉄を打つ音も聞こえてくる。

 いらっしゃい、いらっしゃいと、出店の物売りの声も聞こえる。

 確かあの建物だったはずだ。
 三階建てのがっしりした建物に帝都大学と看板がかけられている。
 
 僕はリリーを引き連れて、入り口のドアを押し開けた。

 中は広いフロアになっていて、僕らを見とめると、すぐに耳の尖った種族の女性が寄ってきた。深緑色のゆったりした魔導師ローブをまとっている。

「あら、初めての方ね。どんな御用かしら」
 その女性は僕とリリーを交互に見てそう言った。

「ユーリックって学生いるだろ。届け物持ってきたんだ」
 リリーが巻物を片手に言った。

「わかりました。呼んできますからそこの椅子にかけてお待ちください」
 そう言ってその女性は奥に引っ込む。

 木製の二人がけの椅子にリリーと並んで座っていたら、学生らしき三人が寄ってきた。男二人と女が一人だ。三人とも身なりが整っていて、いかにも金持ちのご子息ご令嬢と言った雰囲気だった。

「あんた達、どこから来たの?」
 女子学生が聞いてきた。横柄な言葉使いだ。

「ホワイトホースから、こちらの学生さんにお届け物を持って上がりました」
 リリーは知らんぷりしていたから、僕が答える。
 
「汚い身なりだなあ。風呂とか入ってるのかよ、臭いぞ」
 男子学生が鼻を摘んで顔をしかめた。なんか感じ悪い奴らだ。

 リリーがすっくと立ち上がった。
 おっ、と三人組が身構えるが、外で待つぞ、と言ってリリーは学生たちを無視したまま歩いて行く。
 感じ悪い奴らに何か言い返してやりたかったけど、黙って僕もリリーについて外に出た。
 リリーって案外大人なのかな。 

 外で暫く待つと男子学生が一人が出てきた。
「僕がユーリックだけど……」
 背の高い痩せた学生だった。さっきの感じ悪い三人組と比べて、身なりも普通だ。

「これ、ホワイトホースの親父さんから預かってきたよ。これにサインお願い」
 リリーが巻物を渡して、受領書にサインを求める。
 無事に一仕事終了だ。あとは受領書を持って帰れば残金の170G貰える。

 でもなあ、僕の精液一瓶1000Gで売れたことを思うと、なんだかなとなってしまう。
 リリーはどう思ってるんだろう。

 そんなことを考えていたら、ユーリックの後ろのドアが勢い良く開いた。
 中からさっきの学生たちが飛び出してきた。
 その学生の一人が、驚くユーリックの肩を叩いて言った。
「魔女の処刑があるらしいぜ、見に行こう。中央広場だって」

 誘われたユーリックは、彼らと一緒になって駆けだすようなことはなかった。
 溜息交じりに悲しい顔をしている。

「魔女の処刑って何ですか?」そう聞く僕に彼は丁寧に教えてくれた。 

「チュードンでは魔法使いは許可制になっているんだ。無許可で魔法を使うのはご法度。見つかると捕まって公開処刑されるんだ」

「その人が魔女っていう証拠があるんですか?」
 中世の魔女裁判、あらぬ疑いをかけられた無実の人が、拷問にかけられて無理やり自白させられて処刑される。
 そんな記憶がふと浮かんできた。

「証拠も何も、一昨日の事だけど、光とともに中央広場に舞い降りたって話だよ。僕は見ていないけど、目撃者はたくさんいたらしい」
 ユーリックはまるで見えないものでも見るかのように、斜め上を見上げた。

「その人の処刑が今からあるってことですか」
「そう言うわけだ。釜茹での刑にされる。あれは見ない方が良いよ。残酷すぎるよ」
 それだけ言ってユーリックは大学の中に戻っていった。

 ユーリックの言い方だと、以前にも釜茹での刑で処刑されることがあったようだ。
 やっぱりこの世界怖いな。

「行ってみようぜ」リリーは学生たちが向かった方向に歩きだした。
「でも、見ない方が良いって言われましたよ」
 僕としては残酷な場面はあまり見たくない。

「現実はちゃんと見ておかないとだめだ」
 リリーの言葉は、単なる野次馬根性というわけではないようだった。

「それも、おじいさんの格言ですか?」
 僕が聞くと、なんでわかるんだよとリリーはふくれっ面で答えた。


 30 魔女救出作戦


 中央広場には大勢の群衆が集まっていた。
 その真ん中の一段高くなった場所で、薪がたくさん燃えて炎を上げている。
 離れて見ているこっちにまでその熱気が伝わってくる。
 炎の上には鉄製の大きな釜が乗せられていて、ゴボゴボという音とともに湯気が上がっていた。

 その釜の上に木の枠が作られていて、そこには裸の女が吊るされている。
 若い女だ。少女と言ってもいいくらいに見えた。
 手足を一括りに縛られているその女は、恐怖にゆがんだ顔で身をよじっている。

 今にも彼女を吊るしているロープが断ち切られて、その身体が煮えたぎる熱湯の中に落とされようとしているのだ。

「いやー、助けて!」
 力の限りの叫び声が響くが、その声に反応する者は誰もいない。
 皆、これから始まる残酷なショーに期待感のこもった眼をして見詰めていた。
 中には裸の若い女を見て性的興奮の度合いを高めている男もたくさんいた。

 その様子を見ていると、やはり処刑はここの民衆の娯楽的要素も持っているように思えた。
 例えば前世では、映画の中にも残酷なシーンはたくさんあったし、それを人々は娯楽として鑑賞していたのだ。
 本物か芝居かの違いは、残酷なシーンを見て楽しむということには関係ない。

 そういうシーンを見るのが、人間の娯楽になりえるという事に変わりはないのだ。
 だから、この世界の住民が特別サディスティックな性格というわけではないのだろう。人間の怖さを思って、背筋が寒くなる。
 
 周囲を見回すと、タバサとリズが居るのが見えた。
 僕はある決心と共に二人の所へ歩く。

「あの子を助けましょう」
 僕は仲間三人に向かって言った。

「でもどうやって? 衛兵が十人は周りを固めているぞ」
 リリーが聞いてくるが、助けるという事に反対はされなかった。
 多分リリーも助けたいと思っていたのだ。

「僕が混乱させますから、その間に彼女を下ろして逃げてください。城門から出て左に降りると港への道があります。そこから枝分かれした道が灯台に続いているので、灯台の所で待っていてください」

 僕はそれだけ言うと、衛兵たちからよく見える場所に移った。
 リリーたちに合図を送った後、大声を上げる。

 おおい、こっち見て、おおい!
 そう叫んで注目を集めた後、後ろを向いてローブを捲り上げて生尻を拝ませてやった。

 途端にその場にいた男たちが放心した様子で僕の方に寄ってくる。
 中には勢いよく走ってくるものもいる。

 僕はそいつらを引き連れて城の外までゆっくり走った。
 術の効き目が落ちないように、時折立ち止まって再びお尻を見せつけてやる。

 そうやって二十人くらいの男たちを城の外まで連れ出した。
 あとはリリーたちが上手くやってくれていればいいのだが。

 先日の狼の能力がまだ生きているみたいで、走る能力は普通の人間に比べて段違いだ。いつでも一気に引き離せる余裕がある。

 もういいかな、城門から出てしばらく行ったあたりで、僕は全力で走って逃げ切った。ダッシュしてジャンプすると、一気に三メートルくらい高く飛べる。
 低木や岩など、普通なら回り道しないといけないような障害物をひょいっと飛び越える。
 身体が空気みたいに軽い。思い切り走るのが爽快で快感だった。

 くるりと回って丘の上の方から彼らを見下ろすと、僕の姿を見失った彼らは立ち止まってキョロキョロしていた。
 何故自分がここに居るのかわからない、みたいな反応だ。
 めまいでもしたかのように頭を振っている者もいる。

 対象が居なくなると、術が解けるのも早いようだ。
 僕は彼らに見つからないように物陰に隠れながら、来た道を引き返した。


 31 船出


「これで、チュードンではすっかりお尋ね者になってしまったね」
 灯台の近くで待っている仲間の所へ行くと、真っ先にタバサが言った。
「仕方ないよ、それは」リリーが僕の代わりに答えてくれた。
 
 魔女を助け出すのには成功したようだ。
 助け出された裸の魔女は、リリーの着替えの下着を着せられていたが、まだ恐怖に震えていた。

「大丈夫ですか?」
 青ざめた顔の魔女に聞いてみた。
「助けてくれてありがとうございます。まだ何がどうなってるのか全然わからなくて……」
 彼女は震える声でそこまで言って言葉に詰まった。

「とにかく、追手が来ないうちにここから離れようぜ」
 そう言うリリーに、僕は海岸に下りる道を指さす。

「あそこから下りたところに小さな船着き場があるんです。そこから対岸の町まで船で渡りましょう」
 そう言って皆を案内した。
 
 急な斜面を転ばないように降りて、少し歩いたところにその船着き場はあった。
 船着き場には小舟が繋がれてはいたけど、船頭はいなかった。

「おかしいな、ゲーム内ではいつもここには船頭がタバコ吸いながら待ってたんだけど」
 つい独り言ちてしまう。
 でも、四六時中船頭がここにいるというのも現実的にありえないわけだ。

 ゲーム? 僕の言葉に、そう反応する声が聞こえた。

 振り向くと、魔女の女の子が不審な顔をして僕を見ていた。
 何か気になることでもあったのだろうか。

「船頭が居ないと船を動かせませんね、困ったな」
 そう言っている僕の目に写ったのは、今は絶対見たくない人影だった。
 道の上の方に、追手の衛兵が姿を現したのだ。

 おーい、こっちにいたぞ、という声まで聞こえてきた。

 しかも、さっきの混乱を考えての事だろう、先頭は女性の衛兵たちだった。
 彼女らには僕のお尻の術も効かないのだ。

「皆さん、船に乗ってください。船を動かします」
 魔法使いの言うことを信じたわけではないけど、弓矢に追われるように、僕らはその小船に飛び乗った。
 船が揺れて転びそうになる。慌ててしゃがんだ。

 そして最後に魔女の子が乗ると、彼女は両手を交差させて呪文を唱えだした。

 光の泡みたいなものが周囲に現れて、飛んでくる矢を跳ね返す。
 そして、皆の乗った小船はゆっくりと岸を離れだした。

「おお、すごい。これ、念動魔法だね。この子、結構上級の魔法使いみたい」
 リズがはしゃいだ声を上げた。
 すぐに船は矢の届かないくらいに沖に出ることができた。

「そろそろいいかな、君のこと聞いても」
 追手も見えなくなったことだし、僕は魔女の子に聞いてみる。
 
「僕の名前は、カオルって言います。いきなり、気づいてみるとあの町の広場に立っていて、すぐに衛兵につかまって、あとはさっき見た通りです」
 俺女のリリーの次は僕女か。でも、それには心当たりがある。

「君も、キャラメイクしたくちかな。もとは男だったんだね」

 僕の言葉にカオルは驚いて聞いてくる。
「これって何なんですか? 転生ってやつですか? 僕は死んだ覚えもないんだけど」

 やっぱりそうか。光とともにこの世界に降り立ったカオル。ゲームという言葉にも反応したし、僕と同類じゃないかと思ったのだ。

 多分僕も同じようにしてこの世界に現れたのだろう。
 ただ僕が降り立った場所は、誰もいない野原だっただけなのだ。

「でもさ、そんな風に魔法が使えるのなら、さっきはどうして脱出できなかったんだ?」リリーが訊いた。

「魔法を唱えるときは、両手の複雑な動きが必要なんです。だから両手縛られると魔法は使えなくなるんです」
 カオルは素直に答える。
 まったく。そんな重要な秘密をべらべらと知り合ったばかりの人間にしゃべるなんて、危機管理がなってない奴だ。

 そういうところも、まだこの世界に転生しての日の浅さを感じさせるな。

 僕はカオルに、僕のこれまでの冒険をかいつまんで話してやった。

「そういうわけで、僕はリリーを助けるためにこの世界に来たように思ってるんだ。君も同じように思うのなら仲間にならないか?」
 
 しばらく考えた後、わかりました、僕も仲間になります、とカオルは言った。

「でも、キャラメイクで性別間違うなんて有り得ないですよね」
 と言って最後に笑った。

 あり得ないっていえば、こんな風に転生することだってあり得ないことだし、宇宙が誕生したのだって地球に人類が生まれたのだって有り得ないくらいの偶然なのだ。

 そのあり得ない偶然の上で、僕ら五人は冒険の旅に出ることになった。

 さて、明日はどんなことが待ってるだろう。

 後ろの西の空が燃えるように赤い。

 そして、僕らは朝の方向、東へ向かっているのだ。
 きっと明るい未来が待ってると思って。


 第一部 おわり 

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