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これってテイク何回目なわけ??

人生において(最近、私の祖父に「人生」なんて大げさな言葉めったに使うもんじゃない、と言われたけれど…)、似たような思考を繰り返したり、似たようなことが起こって、似たような失敗を繰り返したこと、一度や二度くらい、あるのではないだろうか。

かく言う私は、今まで生きてきた中で、同じような失敗を幾度となく繰り返している。

いや、これってテイク何回目よ??
ってね。

本当に、馬鹿だなって思う。 
いったい何回テイクを重ねれば気がすむのだろう。
ハッピーなシーンなら全然問題ない!むしろ、ウェルカムなんだけど、何度も繰り返されるそのテイクは、いつだってなにかしらの問題を人生に運んでくる、アンハッピーなものなのだ。

でも、本人が気がつくまで、そのテイク(人生で起こる問題たち)が実は同じ原因から来てるって、わからないものだ。
そもそも、それが同じ失敗なのか気がつくまでにも、時間がかかったりする。


最近、私の人生の中でもわりと強烈なテイク2(もしくはテイク3…?)があって。
強烈な体験だったから、2(3?)回目にして気がつくことができた。自分の抱えている問題に。
(テイク2(もしくは3)と私は思ってるけど、きっと他にもすぐに忘れてしまうような、小さなテイクは積み重ねていたかもしれない)

強烈なテイクは、精神的に受けるダメージはたしかに大きいのだけど、実はけっこう親切だったりする。
わかりやすくて、すぐに気がつけるから。
それに、否が応でもその出来事について考えてしまうから。

意外とたちが悪いのは、あんまり気に留めないで過ごせてしまってきたけれど、確実に自分の人生の首をしめてきているようなテイクだ。

そんなに強烈な体験じゃないから、わりとすぐに忘れることができてしまう。
そんなだから、本人が、もしかしてこれって、同じテイク重ねてる!?
って気がつくまでにすごく時間がかかったりする。
最悪、一生気がつかないまま、人生が終わってしまうかもしれない。

私の場合これは、
『自分の幸せのために、本当に自分がやりたいことを真剣に考える』
ことなのかもしれない、と思った。

先日執筆した、「この一年半の振り返り」で、
今の私は停滞期で、これから自分がなにをしたいのか、どうしていきたいのか、真剣に考えなければいけない。
と書いていた。

その次の日、久しぶりに過去に私が書いたnoteの文章を読み返してみた。

すると、全くもって似たようなことを、ある一定期間ごとに言っていることに気がついた。

いや〜まじか…。自分、全く成長していないではないか。

おまえ!!いったい何回同じテイクをやるつもりだよ!!
と叫びたくなった。

もう、絶望でしかない。
まじで、これ、何回繰り返すつもりなんだろう、私は。

もうごりごり。勘弁してほしい。
だから、もうこれきりで終わりにしたい。
そう思う。

でも、その思いとは裏腹に、すごく不安な自分がいる。
今回も、やっぱりだめなんじゃないかって。
だって、こんなにも負の実績がある。
それに、今この時点でもまだ尚、私は自分自身にきちんと向き合えているとは言い難い。

ああ、本当に、私はどうしたいんだろうか。

これを書きながら、自分がどうしたいか、ということは実はあまり重要ではなく、どう在りたいか、のほうが重要だった!ということを思い出した。
ただ、そうはいっても私はなにか目標をもって動きたい…!そのためにも、私自身がどうしたいか、を明確に描きたいと願っている。


実は、こうした人生の中で何度も繰り返し起こる出来事は、私たちの中にある真の願いを映し出し、教えてくれるための出来事だったんだ、と知ったのは、最近のこと。

悲しかったり、苦しかったり、怒りが湧いてきたり。そうした自分が不快な思いをする出来事は、その裏に隠された、自分の真の願いに気づくきっかけをくれている。

その願いはときに、いや、たぶんほとんどの場合、とても小さなささやき声のようなもので、ちゃんと自分が注意を払っていないと、わからなくなってしまう。

だからこそ、自分の気持ちに耳を傾けることは、とても大切。
自分の心は今、なんて言っているの?
本当は、何を望んでいたの?

そうして心の中を探っていくと、自分の心からの願いに気がつくはず。


上記のことからわかるように、今の私はまだまだ、まだまだ修行中の身。
だからこれからも、これってテイク何回目よ??
って出来事に出くわすだろうし、
このパターンは初めてだ!という場合もあるだろうし、
なんなら、これがテイクだって気がつく心の余裕すらないときも、きっとあるだろう。

それでも最終的には、自分の心が求めている本当の願いに耳を傾け、その願いを自分で叶えてあげて、成就してあげられるようになりたい。

とりあえず今は、自分の願いを感じ取れる自分でいるために、正しく自分について知っていきたいな。

それが、『自分の本当にやりたいこと』を知ることにもつながるはず、と信じて。


はる
2024.2.10

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