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読書遍歴


 書評系のYouTuber、梨ちゃんが自分の読書遍歴を振り返る動画を上げていて、それを見たら振り返ってみたくなったので、振り返ります! 読書遍歴を!(倒置法)

 さて(お茶をすする)。 
 記憶がちゃんとある「読書のはじまり」は、椋鳩十の「片耳の大シカ」だ。小学校高学年の頃に読んだ。「大造じいさんとガン」を教科書で読んで、見覚えのある作家名だから図書館で手に取ってみた、のだと思う。
 読み終わったら、その続きを考えてみたくなって、原稿用紙につらつら妄想の続編を書き出した。読書のはじまりは、「創作のはじまり」でもあった。

 中学に入ってからは、歴史小説(司馬遼太郎、吉川英治)、スポーツ(あさのあつこ「バッテリー」、佐藤多佳子「一瞬の風になれ」)、青い鳥文庫の松原秀行「パスワード」シリーズ、ハリーポッター、などにハマった。
 周りにあまり読書好きがいなくて、誰かと本について話せたらな、と思っていた。

 高校生になり、寮生活に。相変わらず、読書好きの同士はいない……いや、高校からは図書館の司書さん(女性)がわりと歳も近く、同士的存在を見出せた。
 司書さんの影響を受けたのか分からないが、急に女性作家の作品ばかり手に取るように。角田光代、江國香織、川上弘美、川上未映子、綿矢りさ、山本文緒、円地文子、瀬戸内寂聴……など。
 この頃の読書経験が、今の自分の核になっているなと感じる。

 大学生になってからも基本的な軸は変わらずでも、サークル活動やゼミ、書店バイトを通して、周りの影響をすごく受けた。古典、ブロンテやオースティンなど海外文学、荻原規子、上橋菜穂子、角野栄子、伊藤計劃、堀江敏幸、北方謙三「水滸伝」……など、読んだことはあったけど、深く掘り下げてこなかったなーという作家・ジャンルにどんどんハマっていった。
 読書好きな人、ここにはこんなにたくさんいるんだ!の連続だった。

 という感じでざっくり読書遍歴を振り返ってみた。
 みなさんの読書遍歴はどんな歩みでしょうか?

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