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私がLGBT当事者でありながら30年間、普通の女性として生き続けた理由

私がLGBT当事者でありながら30年間、普通の女性として生き続けた理由。

(すごく壮大な物語が始まりそうだけど、ただの備忘録のようなものですので悪しからず( ・∇・) )

・・・

17歳の夏。女性である私は女友達に恋をした。
この時、自分の“普通ではない”異なる性的指向に気づき、これまでの「普通」という概念に疑問を抱くようになった。
当時の「これはもしかして・・・。」の感覚は一生忘れないと思う。長くなるし他の記事で書こうかな。

当時は、「女の子が好き」と言うと周囲の人々の接し方が変わることが怖かった。思春期真っ只中だし。
友人や家族が私の本当の姿を知ったら、どのような反応をするのか、理解してくれるのか不安で。
自分自身を守るためにこの本当の気持ちを隠して「普通の女性」として振る舞うことを自然にジャッジをしたのだと思う。

その間、私は自分の普通じゃない性的指向が
「何かの間違いだった。絶対そうだろう」「まだ素敵な男性に出会っていないだけなんだ」という期待を抱いていました。
それもかなり長い間。(10年は経ってる。絶対。)

社会の価値観に合わせることで、このぼんやりとした違和感が解決するのではないかと思ってた。


しかし、現在も私の性的指向は変わらない。

「男性を好きになって、普通に生きていく」を切実に望んだ私は、自分を隠し続けることで普通の幸せを手に入れることができるのではないかと信じ込んでいた。
(今もどこかでそう思っているかもしれない)

しかし、自分自身の本音を無視し続けることで得られる幸せは限られていて、自分の中でぐるぐると回っているだけでは何の意味もないことにそろそろ気づいてきた。
内心では常に葛藤し、真の自己を表現することがすごく難しいと思っていた。

もしかしたら、30代のこの平凡な私が、この経験談や価値観を発信することで誰かの心に寄り添えるかもしれない。
そして、自分のもやが消化されるかもしれない。もちろん後者の理由の方が大きいわけですが。
そんなヨコシマな気持ちで始めたこのNOTEに、あらゆる経験や気持ちを残していこうと思う。

同じような「モヤ」を持っているあなたへ届けば儲けもん。

次は、本当の気持ちに気づいてしまった17歳の時の話を書こうと思う。
「17歳に起きた人生のゲリラ豪雨」を仮タイトルに。

ではまた( ´ ▽ ` )。


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