現在33歳。独身で女。そして未公表のLGBT。

気のせいか？
周りから求められるものが年を重ねるに連れて多くなっていく気がする。

年齢というものは、人生に大きく関わっている。
特に30代になると周りの目が大人を見る目に変わる。

「いい大人なんだから」
「30にもなって」
「おばさんだし」
「まだこんなこともできないの？」

20代から心は変わらないよ。全員そう思っているよね？（ね？）

自分の経験や価値観だけで人を判断するは一緒にいて疲れる。
関わらなくて良いのならぜひそうしたい。

私は、私のベストだと思うことを「選択」してきてここまで来た。

仕事先、仕事以外の時間の使い方、ライフスタイル、心が落ち着く場所、楽しくいられる友達や恋人。

自分が良いと思って全部自分の手で選択してきたものばかりだ。

あなたもきっとそうでしょう？

「いい大人なんだから」
「30にもなって」

私の大切な人には、こんな言葉は絶対に言わない。

だって私の大切な人は「存在する」だけでありがたいからだ。

2020年のコロナパンデミック。

人生で過去最大になるだろうコロナ危機は、世界中の人が人を思いやり、人と人が協力して乗り越えた。

自分が毎日当たり前のように起きてコーヒーを飲み、音楽を流す。
休日は洗濯物を干して「いい天気だから」と思いちょっと出掛けてみたり出掛けなかったりする。

こんな日々は当たり前のように見える「まぐれの連続」だったんだと、ヒシヒシと感じた。

例えば東日本大震災の時を思い出す。
街を高波が襲う光景を見て背筋がゾッとしたはず。
あれから「震災」という言葉を聞くと一瞬で目に津波の映像が浮かんでしまうほど記憶にこびりついた。
だって人ごとじゃない。たまたま自分の住んでいた場所が被災地と遠く離れた場所だっただけ。

コロナパンデミックだってそう。
人ごとじゃない。たまたま重症にならなかっただけ。

有名な人が立て続けに死んでいった事実。
マスメディアに煽られ、嘘か本当かもわからない情報。いい加減なネットニュース。

嘘か本当かわからない情報だらけの中、こう思ったはず。

どうか、おばあちゃんおじいちゃんには感染しないで
どうか、持病を持つお母さん、お父さんには感染しないで
どうか、私の大切な人は無事でいて。

それ以外は何も望まなかったよね。

どうか、無事で生きていてほしい。それだけを願ったはず。

だから、パンデミックが起こっても起こらなくても、毎日が平和で刺激のない日であっても。

どうか、私の大切な人が無事で生きていてほしい。

生きているだけでも奇跡だと思うから。

・・・

そんな言葉をかけてもらえる人生になることが一つの目標なのかもしれない。

自分がいつの間にか他人を過小評価して傷つけてしまうことがないように。

他人を認め、自分を磨き、成長し続けることを忘れないでおきたい。