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2023年12月20日春馬さんの「言葉」を詠む〜「日本製」京都府(ニ首のうちの一首目)

2020年4月5日に出版された「日本製」という本は、
三浦春馬さんが、47都道府県の「美しい事、物、人」
4年半に渡って取材し、まとめたものです。

その「日本製」の“京都府“のなかからニ首詠みました。
今回は一首目です。
できるだけ彼の言葉をそのままに・・・
短歌の調べにのせて詠んでいきます。
(彼を見習って英語バージョンも)



























I’d like you to know Kyoto GO ON’s
Big Bang integrating traditions, techniques and challenges.



「日本製」“京都府”
【京都伝統工芸の後継者によるプロジェクトユニット GO ON の正体】より

*日本全国を旅して数々の日本製に触れてきた本連載も
いよいよ47都道府県最終回。
千年の都、京都で伝統工芸を継承する6人による
プロジェクトユニット「GO ON(ゴオン)」が繋ぐ
過去・現在・未来を3つの視点から覗かせてもらった。

(今回は三人の方のお話をお聞きしたとのこと)

*京都東山高台寺、豊臣秀吉と北政所ねね所縁の寺へと続く一念坂の金網細工の専門店「金網つじ」に三浦春馬はいた。平安時代に起源を持つといわれる京金網は、主に京料理の調理道具として使われてきた。
「網の真ん中に“菊出し”という菊の文様を編み込んでいるんですけど、これは影で花を添えるというので生まれたんです」
説明しながら、二代目当主の辻徹さんが湯豆腐で使う「とうふすくい」をライトの下に持っていくと、台の上に儚げで美しい菊の花の影が現れた。

*金網を「手編み・網の加工・曲げ」で作る伝統的な京金網の店は、大量生産が可能で安価な工業製品に押され、今では数軒しか残っていないという。金網つじでは二代目になってから従来の京金網にはなかった新商品を展開し、日本だけでなく海外でも人気を獲得している。パンのCMでも使われたセラミック付きの焼き網もそのひとつ。

*この日本ならではの用の美に溢れた道具達を、持ち前の愛嬌と並々ならぬ熱意で、精力的に日本の外に持ち出している辻さん。職人の地位が高いヨーロッパなどでは、早くから高い評価を得てきた。




*開化堂は140年前の1875年創業。「僕は伝統工芸を作っている意識はありません」と話す八木さんの目線は“未来”に向いている。世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ」では100年前を先頭に、100個の同じ茶筒を一列に並べた。「二人展」として一緒に「GO ON」の桶指物「中川木工芸」も参加。こちらは100個全部違う桶を並べた。

*開化堂の茶筒は、継ぎ目に合わせて外蓋をかぶせると、すーっと滑り降りるように閉まる。これは気密性の高さゆえで、熟練の職人の手作業が可能にしている。その工程は実に130!

*現在、八木さんが予感した通り開化堂の茶筒は海外でも多くのファンを獲得し、「ビクトリア&アルバート博物館」のパーマネントコレクションにもなっている。




*宇治川のほとり、川向こうは平等院という素晴らしいロケーションで400年にわたり作陶を続ける「朝日焼」。徳川将軍家の茶道指南役も務めた小堀遠州の指導で開窯した歴史の古い窯元だ。松林豊斎(本名・佑典)さんは、2016年に朝日焼の十六世松林豊斎を36歳で襲名した。

*自分の代になり、それまでの朝日焼になかった、青い色を取り入れるようになった。昔ながらの製法の藁灰によって出るという深さと透明感を備えたブルーが印象的な抹茶盌を、三浦は大事そうに手に取ると、「中のブルーに吸い込まれそうですね。(釉薬の)垂れ具合も素敵です」といつまでも眺めている。

*心から憧れる存在に出会わせて頂きました。これはいつも思うことですが、特に今回は3人のお話をお聞きしたこともあり、僕が体感させてもらったことを全部伝えるには紙数絶対に足りませんが、まず、こんなに素晴らしい人達がいるんだということは、知ってほしいと思います。


みんなのフォトギャラリーの写真をお借りしました。
京都東山高台寺の枝垂れ桜だそうです。
ありがとうございます。
それからnoteからメッセージを頂きました。


ありがとうございました😊
皆様のご健康をお祈りいたします🌸

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