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本屋とAR・VRの可能性 ~「HOLE」は実現できる!?~


2018年3月17日。
入谷・夢の本屋イベントにて。

BUKATSUDOの講座受講生の方が集まって企画されたという、「夢の本屋実現委員会」。
手作り空間の中に、パワーがあふれていた。


登壇者は、内沼晋太郎さん(本屋B&B)× 犬養博士(王子の遊び総合研究所)


Facebookページより **
夢の本屋と聞いて、あなたはどんな姿を思い浮かべますか?

本にまつわるプロジェクトを多数手がける
内沼晋太郎さんが考えたのは、
自分の本棚が自分好みの書店になるサービス「HOLE」でした。

内沼さんいわく、人とAR・VRの関係を追究してきた犬飼博士さんとの出会いが、
この「夢の本屋」発案のきっかけになったそう。

技術の研究が進むとともに、目にすることの多くなったAR・VRで、
「HOLE」は実現できるのか?

さらに、本の選び方、買い方は、どのように変わるのか?

おふたりに、これからの本屋の可能性について
たっぷりお話いただきます。

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実体がなくとも、身体で体験する本屋空間。

お二人の言葉の掛け合い、一つ一つの単語がとても楽しく感じられた。
未来の話だけど、「未来」で終わらない、というか。

子供のような純粋さのような。

犬養さんの作品
「アナグラのうた 消えた博士と残された装置」 (日本未来科学館)

”身体は、情報を共有する装置”という言葉が印象的。
声を集めて歌にする、という話があった。夢がある。
昨日までの自分、動物たちとかけっこシュミレーションができる、「スポーツタイムマシン」。難しい操作なしに誰でも参加できるというのが良い。


さて。情報を共有できることは、とても画期的、だと思う。
その反面、その瞳に、人の姿が焼き付くというか、角膜が相手をとらえて目の中に残る、なんてことがあるのかな、なんてまったく別のことに思考がとんでしまっていた。脳の記憶とは別に、文字通り目に焼き付く、みたいな。
(普段から推理ものばかり読んでいるので、その記録媒体(=目)をめぐって事件が起こる、、、なんて被害妄想的なことをするわたし)

また、少し思うのは技術の進化の過程で、その知能が人を追い越してしまう怖さ。この発想は、今は亡き野沢尚脚本・劇場版コナン「ベイカー街の亡霊」(2002)より。人工知能・学校教育・血縁関係に着目した作品。この作品で、技術革新における人間の行く末に、興味を持った。

。。。
なんだかとても支離滅裂。脱線。

本の話に戻る。
仮想現実の本棚、ぐるっと一面、天井いっぱいまで広がる本棚。ハリー・ポッターの世界みたいに、階段がどんどん動いて、本棚と本棚を行き来する・・・そんな想像をしてみる。

話の中で、本は背表紙と表紙で見せるしかないよね、といった話があった。
話題に挙がったように、ブクログ(?)のデザインやちくま書房(?)のサイトのように、背表紙を見せて、本が棚に並んでいるような演出もあるようだし、そのほうがなじみ深い。


背表紙・表紙もだけど、実は使用されている紙とかも、好きな人はいるのでは?そんな風にも思う。現にわたしは、マットPP加工が好きだ。
なんなら、本をモビール的につるして立体的に見てもらうという展示?形式でもありなんじゃないか。(森本千絵さんの「宇宙図書館」「SUPER MARKET FANTASY」的なイメージ)


今、電子書籍や電光掲示板は
目が文字を追っていくスタイルだけど、その逆で目線を固定して、文字が勝手に動いていく、それもその人の視認しやすいスピードで動くものが理想。ユーザビリティ。まさにそんな研究をされている方もいるそうだ。確かに、自分のペースで読めればそれだけでストレス軽減するはず。
ちなみに話の中で、速読を鍛えた方法として、ドラクエPLAYによるメッセージを読む過程で培われたそうだ。笑


本、というキーワードひとつで多彩な方向に物事が派生する。
犬養さんは「未来の運動会2020」の話をされていた。


みんなでスポーツを作る、ルールをつくっていく、そんな空間。
スポーツ共創。人工知能、ドローンなどの技術を用いたNO BORDERの空間。


紙、リアルに限らない、
けれど完全に感覚としての体験はなくならない。
むしろVR上でのリアル体験は必要。
大きな可能性を感じる、そんな時間だった。



#夢の本屋イベント
#UI
#UX
#VR
#AR








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