いじめについて 聴いてほしい曲

これからは私が受けたいじめについて取り上げていこうと思っていますが、その前にいじめを受けたことがない方達にぜひ聴いてほしい曲があります。この曲を聴いてどういう感想を持つのでしょうか。いじめを受けたことのある方達は、トラウマを呼び起こす可能性もありますので、聴かれる場合は自己責任で聴いてください。曲名は高橋優さんのCANDYです。

<歌詞>
①それは晴れた昼下りのありふれた出来事
図工の授業で風景画を描いていた時の出来事
「この色キャンディみたいだね」と誰かが笑った
「ほんとだ絵の具じゃないみたいだね」と別の誰かも笑った

②その筆は僕の口元に差し出され
「ほら舐めてみろよ」と女は笑った
抗うよりも応じる方が痛くされないと
僕は知ってた僕は知ってた

③強かな人になろうと誓った
誰にも期待などしなかった
あの人たちが正しいなら
僕は世界でも敵に回そう

④愛はどんな味でしょうか?
友情はどんな形でしょうか?
毎日のように差し出された
キャンディの味を僕は忘れない

⑤それは雨が降り出した夕暮れ時の出来事
下校中大切にしていた傘を開いたときの出来事
雨の日も楽しめるようにと母が買ってくれた
大好きなキャラクターが大きくプリントされた傘

木の枝で叩かれていくつも穴があいてた
「この方がお前によく似合う」と笑われた
それ以上傷つけられるのを見ていたくなくて
僕も笑った僕も笑った

⑥憎しみの色に染まらないように
馬鹿な大人にならないように
あの人たちが何をしても
やり返すことだけはしなかった

⑦川辺の土に傘は埋めた
落として流されたことにした
毎日のように空想の出来事を家族に話しては笑ってた

⑧それでも世界は回り続けてた
どんなことも`昨日`になった
涙もあの痛みさえも恐いほど忘れられると知った

強かに生きていこうと誓った
これは繰り返さぬための歌
追いつめ奪うのが正義なら
僕は世界でも敵に回そう

愛はどんな味でしょうか?
友情はどんな形でしょうか?
毎日のように差し出された
キャンディの味を僕は忘れない


みなさん、この曲を聴いてどう感じたのでしょうか。私はこの曲はたまたま高橋優さんのおすすめ曲を調べていた時に、いじめについての歌があると知った曲です。CANDYなんて飴玉みたいなのを想像して明るい曲かと思いますよね。高橋優さんの曲は衝撃的な曲が多いですね。以下は私のこの曲を聴いた時の感想を歌詞につけている番号に沿って書いていきたいと思います。

①「この色キャンディみたいだね」までは普通にキャンディみたいな色で可愛いって褒められているのかと思いましたが、次の言葉でいじめだということを認識しました。
②ここからは聴いててゾッとしました。②の歌詞を聴いた時にはトラウマが蘇りそうなゾワゾワした不安感が押し迫りました。
③誰にも期待などしなかった…絶望感や諦め、孤独感いろんなものを感じます。そして、いじめをする人たちと一緒にならない、立ち向かうような正義感を感じます。
④毎日のように差し出されたキャンディの味を僕は忘れない…毎日毎日絵の具を…一緒に悲しみを感じました。辛かっただろうな。何とも言えない辛さを感じました。
⑤大切なものを壊されて、悲しい気持ちを抑えながら一緒に笑っている時の気持ちってどんなだっただろう。どれだけ悲しくて悔しかっただろう。
⑥すごい強い。
⑦悲しすぎる。こんなことしている時がどれだけ苦しかっただろうか。家族にバレないように必死に普通を繕う姿を想像すると…いろいろ自分と重なって苦しかったです。家族も何で気がつかなかったのだろう。隠して1人で耐えるのがどれだけ苦しいか…。
⑧決意のような正義感のような強い何かを感じる。

本当に初めて聴いた時にはフラッシュバックしそうでした。自分と重なることが多々あって聴いてて苦しかったです。けど、こんな曲作ってくれる人はそうそういないなと感じました。いじめを受けたことがないけどいじめ問題に関わる人たちに是非とも聴いてほしい曲です。

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