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文化(エンタメ)をつくる



 健康で文化的な最低限度の生活。生活保護を利用すると最低限度の生活や医療は保障されるけど、生活費のやりくりにお金を消失し、趣味や文化活動、レジャーなどにお金を費やしにくい。ワーキンブプアーや引きこもりなどもお金がないため同じ問題がある。文化を享受しにくくなる。

 でも、働けないからといって文化を享受できないのは、ただ生かされてるだけという監獄の囚人のようになってしまう。もう21世紀で社会は高度に発展してるのに、稼げないと個人の自由は著しく制限され何もできなくなる。文字通りの「最低限度の生活」の位置に縛りつけられるのは心の健康的にもよくない。

 お金がないならお金がないなりにいろんな方策をとってみたい。他人の力を借りたり、少しズレた振る舞いをすることで、何もないところから何か楽しいことをひねり出していく。文化をつくりだしていく。そもそも、文化ってそういうものじゃないだろうか。

1.生活保護の友人に雪の登山に連れて行ってもらった


 生活保護で暮らしている友人が最近、登山にハマっているという。節約術を極めて生活費を月6万円ほどに抑えて、趣味などにお金を使っているという。登山もその一環で始めたという。雪山を歩くのが気持ちいいのだそうだ。福岡の市街地から遠くなくて駅からのアクセスもいい山に登っているという。冬は氷瀑もできるという(水滴が凍って氷の滝ができる)。楽しそうだから連れて行ってもらうことにした。

 九州に行く前に、登山やアウトドアが好きな知人に「雪山のぼってくる」と言ったら、アイゼンをもらった。何かしたいと動き出したら、誰かが面白がって支援してくれる事がある。世の中うまくできてるよね。笑

「雪山行ってくる」と登山好きな知人に話したらアイゼンをもらった。雪山だけでなく、大雪の日の雪道や凍ったところを歩くのにも滑りにくいからすごく便利。
太宰府市になる氷瀑(難所ヶ滝)。太宰府駅から往復8時間ほどの登山となった。
雪の残る山道。ひんやりした空気が気持ちいい。
鎖場もあり、登山らしい登山だったと思う。


2.生活保護の友人とヒッチハイク旅をした


 生活保護だったり稼げない人はお金がないから旅行ができない。旅行はみんなしたいけど、交通費や宿泊費などがそこそこかかる。遠出が難しい。なら、ヒッチハイクで交通費を0円にしてしまう。友だちの生活保護の女性もヒッチハイクに興味があったけど、一人だとやりにくい。一緒ならやりたいということで大阪から和歌山まで5台の車をヒッチハイクして行った事がある。また、今年のはじめにも近場をヒッチハイクで行った。

 ヒッチハイクで乗せてもらった人に自分のことを生活保護だとは言いにくいが、「引きこもりだったけど前に出てきた」とか「ニートです」とか言っても人によっては好意的に迎えてくれる。ヒッチハイクで人と話す機会も生まれるので、孤立しがちな人にもヒッチハイクはよい。車の中で談笑したりいい時間を過ごした。「また近くに来たら連絡しなよ」と連絡先を教えてもらえる事もある。

ヒッチハイクでプチ旅行!


 あと、去年は紅葉の時期に一人でヒッチハイクしてると、車に乗せてくれたおばちゃん達と一緒に山奥に紅葉めぐりをしてご飯まで食べさせてもらった。余裕があり遊び回ってる高齢者などと出会えれば、遊び相手としていろいろ連れて行ってもらいオイシイ経験ができることがある。

【過去ブログ】ヒッチハイクで乗せてもらったおばちゃんと紅葉めぐりをした話

https://note.com/harucafe88/n/n98150e46fe5e


3.あやかる力


 やってみたい事って自分では中々見出しにくいけど、誰かのやってるのを見たり聞いたりすると触発されて自分もやってみたくなる事が多いと思う。誰かに話しかけるといろいろ教えてもらったり、誘いを受けたりすることもある。他人に上手くあやかって楽しみを享受していきたい。

 欲望に貪欲になり行動していくことも大事だと思う。生活保護の友人も、節約のテクニックによってお金をひねり出し趣味を楽しんでいる。わたしも、お金はあまりないけど旅をしたいから移動はヒッチハイクで、バスや電車賃の多くは駅前で人からお金をもらったり、絵葉書を売って得ている。ウロウロしてると家に泊めてもらえることやご飯をもらえることもある。ほしいと言えば必要なものが転がり込んで来たりもする。何かやりたいなと思ったら、とりあえずやってしまえば、お金や必要なものは後からついてくるんじゃないか。人は必要にかられると、それを達成するための行動をとる。だから、不十分でも身を投げ出してしまえば、不思議なことにそれなりに目的を実現できてしまう。

 何もないところからひねりを入れて、何かを創出する。その過程で人と人との思わぬ接触やイベントが発生する。そういうちょっとした奇跡を起こすことはエンタメであり、閉塞状態から少しばかり解放される。

【今年したい文化活動】

・4月はじめ → 山奥で花見byヒッチハイク
・5月おわり → 奈良で梅とり
・11月半ば → 紅葉めぐりbyヒッチハイク
・冬 → 温泉旅行

・引きこもり登山部
・アクセサリーつくり&路上で展示会
・知人の空き家や耕作放棄地を利用した交流&野菜つくり
・西成で不要品マーケット

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