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30分で読める芥川龍之介「三つの指環」

ニュースで取り上げられていた、芥川龍之介の未完小説が気になったので読んでみました。

ホントにありがたい時代だなぁと思います。図書館で全集でも借りてこないと読めないような作品が、ネット(青空文庫)で無料で読めるのですから!

「三つの指環」は、古い童話かお伽噺が原典になっていそうですが、それも未だ不明というミステリアスな作品です。

バグダッドで、不思議な乞食から指環を受け取った、商人と美しい娘、そしてひとりの老人。指環の持つ魔力を使うか使わないか?眼の前の人を信じるか信じないか?誠実、愛情…。わずか30分で読み終えることができる短いあらすじの中に、そういったことに思いを巡らせることができます。

ホントに30分で読めます。で、いろいろ想像すると楽しい。オススメです。

「未完」というのは、作家自身がどのようなモチーフで、どう書きたかったのかが不明で、後々のストーリーも見えないため、「よくわからない」「評価しようが無い」と言われたりします。

ただ、私は、読み手が勝手に想像を膨らませることができる点で、「未完小説を読むのは楽しい」と感じています。

以前もkindleで、同じく芥川龍之介の未完小説「邪宗門」について書きました。

現代のアニメやゲームでリメイクしたり2次創作するのなら、カルト宗教ものにするか?ラスボスを倒すまで続くRPGにするか?いや、ラブコメもあり?……などと想像して、楽しんでいました。

邪宗門 〜お嬢様の初恋篇〜

とか……

なんだか楽しそうでしょ!!

ご興味をお持ちいただけた方はぜひ、kindleで「文豪何を読む」をお読み下さい。

ニュースでは、「三つの指環」の初出が医学雑誌であることが取り上げられていました。

まあ、さまざまなコメントを読むと、初出が医学雑誌だったという話は、以前から出ていたという話もあります。

ともあれ、このニュースのおかげで、私は「三つの指環」という作品を知り、あれこれ想像して楽しむことができました。感謝です!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。こんな感じで、思いついたことを、kindleでも書いています。よろしければぜひ、お読みください!!


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