風邪と桃の缶詰
頭がぼーっとする。完全に風邪を引いたみたい。
おとといから喉が痛くなり、昨日からは鼻水が。
鼻が詰まるせいで、頭が痛いし。
一人暮らしだとなおさら体調崩すのは辛い。
何年経っても慣れないもんだ。
そんな日に思い出すのは、
黄色い桃の缶詰
小さい頃風邪を引いて休むと、1日じいちゃんばあちゃんと過ごす。
学校を休むことにちょっとした罪悪感を覚えながらも、休めることが嬉しかったりもしていた。いつも違う優しさを受けることができたからかなと思う。
午前中にやってるNHKの番組を見るのが楽しみだった。
がんこちゃんとか歴史の番組とか。
ちゃんと寝てないと怒られるから、両親の部屋にこっそり行ってテレビを見てたっけな。
そんな風邪の時だけ食べることができるスペシャルデザート、黄色い桃の缶詰
ばあちゃんがいつも出してくれた。
弟たちには内緒だよって言いながら笑って出してくれたっけ。
甘い桃に甘いシロップ。
小さい頃は美味しくて好きだったんだけど、今はその中に優しさが詰まっていたってことがわかる。
そんなことをふと思い出して、今日は帰りがけに黄色い桃の缶詰を買ってきた。ばあちゃんはもういないけど、そこには優しさがあったことを知っているから、思い出しただけで、心が少しあったかくなった。
風邪を引いちゃったけど、悪いことばかりではないかな?
・・・なんて思ったけど、うん、でもやっぱり風邪つらい笑 早く治そう。
皆さんも風邪にはお気をつけて。
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