【読書感想文】アウトプット思考


こんにちは、嘉瀬遥です。


今回読んだ本は、
「アウトプット思考 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術」
内田和成/PHP研究所

さっそく、感想を書いていきます。
ネタバレにはご注意を!



「アウトプット思考」の対比として挙げられているのが、「網羅思考」です。
現代では、情報は集めれば集めるほどいいとは言えません。
インプットを起点とする網羅思考をもっていると、行動するまでに時間がかかりすぎます。
網羅思考のワナに陥らないためには、情報収集をかける時間を必要最低限に抑えて、「考える」時間を増やすとよいです。

アウトプットを意識してインプットすることで、情報収集の手間を減らし、最小限の情報から、最大限の成果を引き出せます。

アウトプットから始まるインプットで必要なことは、情報に触れる前に、
・情報を集める目的
・自分の立場
・期待される役割
を明確にすることです。



そして、情報は、目的によって
①意思決定の助けとなる情報
②アイディアの元になる情報
③コミュニケーションの手段としての情報
の3種類に分けられます。


①意思決定の助けとなる情報
エントロピー(事象の不確かさ)を減少させる情報が鍵を握ります。
「重要な意思決定だからこそ、時間をかけてしっかり調べよう」という常識から、「何事も、なるべく少ない情報で決めてみよう」に意識改革することから始めていく必要があると感じました。

②アイディアの元になる情報
アイディアの創出においては、情報の「量」より「質」のほうが重要です。
素晴らしいアイディアが浮かぶのであれば、情報は一つでも問題ありません。

③コミュニケーションの手段としての情報
相手と適切な意思疎通を図るために集める情報です。
何がお互いに共通の情報で、何が自分だけ、もしくは相手だけの情報を早い段階で把握しておくことが重要です。
相手が知らいないことを把握し、提示したほうが説得の効率は上がることが予想されます。

続いて大事なことは、自分の立ち位置を意識した情報収集です。
ここは特に印象的でした。

同じ目的をもっていても、立場によって必要な情報は異なります。
お互いの立ち位置を考慮できていると、コミュニケーションは円滑になります。
この際気をつけることは、役割は地位や肩書きだけで決まるものではありません。その人が暗黙のうちに求められている役割(=期待役割)も意識することが重要です。


今日から、アウトプットを意識してインプットすることと、自分の立ち位置を意識した情報収集をすることを実践していきます!


いつもありがとうございます♪


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