Haruo

社会人4年目ぐらいの若造。観光に興味あり。最近のブームは「自然と人とのつながり」を考え…

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社会人4年目ぐらいの若造。観光に興味あり。最近のブームは「自然と人とのつながり」を考えること つながりと感動を生み出す仕事がしたい。 観光 / 旅行 / 自然/ 暮らし/ デザイン / 建築 /

最近の記事

1分で話せ(6/100)

以前、上司になかなか企画の内容が伝わらなくて悩んでいた時期に買った本。最近仕事でのプレゼンが多くなったので再読することにした。 話す目的は明確であるかプレゼンや説明で悩む多くの人が欠如している視点。意外と目的意識を忘れてしまっていることが多い。「誰に何をどうしてもらいたいのか」これは常に頭に入れておきたい。 ここでのポイントは2つ。 1つ目は「相手は誰か、何を考え、何を望んでいるのか」。自分は相手に合わせて話すのが苦手。説得して承認してもらうなら理解度や保守性、仕事の進め

    • 幸福の資本論 橘玲(5/100)

      以前、著者のお金に関する本(お金持ちになれる黄金の羽の拾い方)で、人が幸せになる為には人間関係も重要であると述べてたため、本作に興味を持った。また自分が社会人4年目になり、今後の生き方を考えるきっかけにもなりそうだと感じ、読むことにした。 前回読んだ本同様、橘玲さんは非常に論理が明快な人で、一部因果関係を示す具体例が弱いと思った部分があったものの、読んでいて清々しいものだった。結論として、幸福に起因する要素は3つあり、それぞれを個人のライフステージや価値観に応じて最適化でき

      • お金持ちになれる黄金の羽の拾い方 橘玲(4/100)

        「金持ち父さん貧乏父さん」を以前読んで、考え方は理解できるものの、アメリカの法律や常識を基に書かれていて、日本に応用しづらいことに知識の使い勝手の悪さを感じていた。その時に日本版の本があると知り、それがこの本だった。 橘玲さんの名前はNewspicksなどで知っていたが、本は初めて読んだ。物事を論理的、客観的に観察し、明快に語られる文章に感動し、久しぶりに他の著作ももっと読んでみたいと思った。 本書では、資産形成と人生設計について、経済合理性の観点から記載している。資産形

        • ファンベース(3/100)

          しばらくマーケティングについて体系的に学びたいと思い、多くの人が勧めている佐藤尚之さんの「ファンベース(支持され、愛され、長く売れ続けるために)」を読んだ。 なぜこれからの時代ファンを大事にしないといけないのか、単発の新規顧客獲得の試作がうまくいかないのか、ファン作りのために具体的に何をしなければいけないのかがわかりやすく論じられていて、非常に勉強になった。ファンベースとは一言で言うなら「共感を生み、愛着を持ってもらい、信頼される状況をつくること」だと理解した。 なぜファ

        1分で話せ(6/100)

          考える技術 大前研一(2/100)

          論理的思考に関するおすすめ本を調べていて、コンサルとして有名な大前さんの本を一度読んでみたいと思い、この本を手にとってみた。 著者:大前研一 出版日:2004年11月 読んで感じたことは大前さんはとにかく厳しいことを言う人だった。徹底的に考えさせるし、それも1日中考えろ、それができないなら論理的思考を身につけることを諦めろと平気で書いてしまう人だった。 ただ、愛のある人だと思った。厳しいことを述べる一方で、誰でも努力すれば身につくスキルと主張し、本の書き方も非常に具体的

          考える技術 大前研一(2/100)

          「具体⇄抽象」トレーニング(1/100)

          将来を見据え、ビジネス書を中心に先輩方の知恵を漁ろうと思い、始めに前から気になっていたこの本を手に取った。 仕事において、問題の本質を見抜いたり、メモの魔力の著者である前田さんのように新しいアイデアを生んだりするのに、抽象化力は重要なスキルだと思っていた。また、先輩で巧妙な喩え話をする人がいて、その人に比べて物事の共通点を見つけたり、そこから新しい具体例を想起したりするのが苦手だなと思っていたので、こうした考え方の一端でも知れればと思う。 本書の構成は以下の目次にあるよう

          「具体⇄抽象」トレーニング(1/100)

          プレイスブランディング

          地域ブランディングの重要性が叫ばれている中、ブランディングの基礎を学ぶために手に取りました。この本を通して、沿線開発をしていくときにエリアごとの歴史や文化、人の特徴を把握した上で取り組むことがいかに重要か、なぜ重要なのか、どう取り組んでいけばいいのかの概要を掴むことができました。 なぜプレイス論が必要なのか(背景) ITの発展により人々は様々な情報に触れるようになり情報過多社会になった。また移動コストの減少により人が自由に様々な場所を移動できるようになった。そのおかげで私

          プレイスブランディング

          Trip to 奄美大島

          久しぶりの旅行。今回は奄美大島をお邪魔した。 控えめに言って、これまで訪れた島の中でNo.1かもしれない。飯のおいしさ、景色の美しさ、島独特の文化、豊かな自然、人の優しさなど。ガイドさん曰く、奄美は年間250億の補助金を国からもらってそれを生活保護や年金に充てて生活しているから、島全体に余裕が生まれているのかも。その余裕がゆるやかな時間の流れを生み出している。今でも多くの住民は自給自足生活をしていて、ハブ対策から2030には就寝する人が多いみたい…(なんて健康的な生活…)

          Trip to 奄美大島

          この社会に対する違和感と暫定的な解決方法

          モヤモヤする社会社会人になってから1年が経った。社会人って労働者ってイメージだったけど、一般的な「社会」という虚像に放り投げられている人のことを言うんだって体感したよね。この1年はこの社会の現実にひどく困惑させられて、そしてそして結果的に社会との向き合い方を考えなければならない1年となった。 学生時代と社会人の1番の違いは、「考え」に至る因子、つまり価値観が全く異なる人たちと強制的に一緒にいなければならないか否かだと思う。学生時代は無にできた関係性が社会人ではそうでなくなる

          この社会に対する違和感と暫定的な解決方法

          強さってなんだろうか

          色んなことが重なって、ふと強さってなんだろうと思ったので書いてみる。 強くなりたいと思う自分昔から自分は負けず嫌いで勉強、空手、サッカーなど色んなことで強くなりたいなぁと思ってた。 中学生ぐらいの頃だろうか。強くなる為には強靭性を高めればいい!って思うようになった。例えば風邪ひいたかもって思ったら気持ちの問題だ!で片付けて、感度をできるだけ鈍感にする。怒られても自分の心に相手の言葉が届かないように殻で外を固める。心を固くすれば外的要因に振り回されず強い人になれると思っていた

          強さってなんだろうか

          2020年12月29日 ばあちゃんと最後かもしれない時間

          初めに先月は元気とは言えないけど、簡単な会話ぐらいは出来て、俺のことも認識できて何か話しかけたら微笑んでくれてたばあちゃんが、昨日あたりからご飯も水も摂取できなくなり、もういつその日が来るかわからないとの連絡を母から受け、休みを使って実家に帰った。 家に帰るとふっくらしてた身体が細く痩せこけていて、穏やかに寝てたばあちゃんがいた。話しかけると初めは左手だけ動かして目は開けられなかったが、こちらも根気よく話しかけると1度だけ目を開いてじっと自分を見つめてきた。筋肉の衰えからか

          2020年12月29日 ばあちゃんと最後かもしれない時間

          ラッセル 幸福論

          核兵器の廃絶などを訴えた「ラッセル=アインシュタイン宣言」でも知られるラッセルの幸福論。1950年頃の本だけれども実用主義的なところが今っぽい。 ラッセルは自分の意識を内にうちに持ってくるのではなく、外界に持つことの重要性、つまり「幅広く興味を持ち、その人やものの対象に対して友好的でいること」を訴えた。 感想としては非常に納得がいくし70年前の本とは思えないほど現代人にも必要な本だと思った。心配、嫉妬、恐怖など自分の心で生まれる感情に囚われすぎる人は少なくない。特にSNS

          ラッセル 幸福論

          これからの「正義」の話をしよう

          高校3年生かな?コロナが蔓延している中で、国ごとに異なる様々な政治の在り方を目の当たりにするが、正義ってなんなのかを道徳的、倫理的にこの本なら教えてくれるかなと思って手に取ってみた。 作者のサンデルは、宮台真司も語っているように共同的自己決定主義者である。様々な思想を題材に批判を繰り返すが最終的に行き着く先がこれだった。功利主義でも、実力主義、平等主義でもなく、共同的自己決定主義。多元化し、価値観が多様化した社会だからこそ自分とは異なる他人を理解しようとする心、人格を尊重す

          これからの「正義」の話をしよう

          「シェアをデザインする」 シェア社会の背景部分、その可能性、今後の社会の在り方を考えさせる一冊だった。 大切な部分を箇条書きで。 ・固定化と流動化のバランス ・シェア社会での農耕民族と狩猟民族 ・シェアドスペースの多機能性。経済的合理性だけではない ・行政の今後の役割

          「シェアをデザインする」 シェア社会の背景部分、その可能性、今後の社会の在り方を考えさせる一冊だった。 大切な部分を箇条書きで。 ・固定化と流動化のバランス ・シェア社会での農耕民族と狩猟民族 ・シェアドスペースの多機能性。経済的合理性だけではない ・行政の今後の役割

          西村幸夫 都市から学んだこと

          大師匠である西村幸夫の講演会及び、都市から学んだ10のことの本を読んだその感想。 まず印象的だったのは、西村先生の人柄。都市についてあそこまで笑顔で楽しそうに語る人は初めて見た。まさに都市、まちづくりオタク。俺もあんな風に自分の専門とか趣味とかを語れる人になりたい。 都市プランナーにとって必要なのは「都市に住む人の想いを感じる感性」と「まちを深化して見る専門性」である。自然発生的に表出したように見えるものでも誰かしらが過去に計画して作ったものである。そこに存在することには

          西村幸夫 都市から学んだこと

          サピエンス全史の感想

          世界的に話題となっているサピエンス全史を読んだ。全人類にとって必読書である理由がよくわかった。訳者があとがきで言っているように、「読書の醍醐味は、今までの先入観や常識が覆され、視野が広がり新しい知識によって世界の見方が変わることであり、この本はそれを可能にしてくれる。」 この本の面白さは、何と言っても様々な分野を切り口にして人類の歴史を語っている点である。特に、歴史と幸福感を語っていることに感銘を受けた。人類は過去の発展により幸福になったのか。私の見解では、今の時代が一番幸

          サピエンス全史の感想