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贅肉つきすぎ #鷲田さんのバトン

企者不立、跨者不行

老子

「企(つまだ)つ者は立たず、跨(また)ぐ者は行かず」と読む。爪立ち伸び上がる者は立ち尽くせず、大股で歩く者は長く歩き続けることができないという意味。

つまり自分を見せびらかす人も、自分が常に是(ただ)しいとする人も、物事は見えていない。余計なもの、無用のもの、そんな贅肉(こぶ)のようなものに拘(こだわ)っているからだと古代中国の賢者は言う。

『老子』(小川環樹訳)上編第二十四章から。

2023.9.19 折々のことば 鷲田清一 2855

示威行為は好きじゃないです。それをする人も。

自分が常に正しいとは思いませんが、自分の考えにこだわっている自分がいます。

孔子は「五十にして天命を知る」と言いましたが、55歳の私は「自分に与えられた使命」が何であるか、いまだにわかっていません。

「四十にして惑わず」という言葉もありますが、その年齢をはるかに超えた私は、世の中の真理もわからず、自身の生き方も定まっていません。

寿命の短かった昔に生きた人たちはきっと、今よりもずっと若い年齢の時点で、自らがなすべきことを知っていたと思います。それは、とてもうらやましいことです。


物欲は、なくなりました。
「手元に置いておきたい」と思うものが、ありません。
強いて挙げれば「家族」ですが、家族はモノではなく、「関係性」です。私はその関係性を大切にしようと努力することはできますが、私の自由にはなりません。

若い頃は、とにかく”モノ”を欲しがっていました。「所有したい」気持ちが強かったんだと思います。

ですが、若い頃に本当に必要なのは「経験」であると、ようやく気がつきました。

「経験」とは、「思い出」ではありません。

経験とは
「誰かへの共感」であり、
「生きるエネルギー」であり、
「自分を頼る人を救う力」になるものです。

ただし、経験はいつからでも、誰にでも積み重ねていけるものです。


年を取ると、ありのままの自分を出してもいいんだ、という思いを、ようやく受け入れるようになれます。それは、「贅肉」を捨てるからです。

持ち物は少なく、
生き方はシンプルに。

ありのままの自分を受け入れることで、世の中の本質を見つめたいと思います。


現役高校教師
 
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オン&オフラインセミナー講師
 
心理学修士(学校心理学)
 
NPO法人日本交渉協会認定「交渉アナリスト」1級
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一般社団法人7つの習慣アカデミー協会主催
「7つの習慣®実践会ファシリテーター養成講座」修了





思いつきと勢いだけで書いている私ですが、 あなたが読んでくれて、とっても嬉しいです!