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#2 読書

最近、「趣味を作りたいから」「通勤時間暇だから」「なんか賢くなりそうだから」という理由で定期的に図書館で本を借りて読んでいる。

とはいえいつも図書館の貸出期限である2週間でギリギリ読み終える感じなので、月に2冊ほどしか読んでいない。まだ活字に慣れていない私にはこれが限界なのだ。

以前はブックオフにふらっと寄って何となく気になった本を読んだり、ツイッターやネットなどで見かけて気になった本を読んだり、不定期で、本当に自分が気になった本だけ読んでいた。

私が好きな本は「告白」「少女」「コンビニ人間」「推し、燃ゆ」「彼女は頭が悪いから」などである。ご覧の通り、めちゃめちゃ偏っている。体調が悪い時に読んだらますます体調を悪くしそうな本ばかりである。

このように偏らず色々な本を読むため、何かテーマに沿って本を選んで読みたいと思い、私が生まれた季節である「冬」をテーマに選んだ。


ネットで「冬」にまつわる本を調べると、とある本を見つけた。著者は私が知っているくらい有名な人で、あらすじは何だか面白そうだし、クリスマスの話だからちゃんと「冬」というテーマに沿っている。「そうだ この本に、しよう。」と思い図書館へ行くとちゃんと置いてあったため借りた。

その本は「太陽の塔/森見登美彦」である。
無知な私でも「森見登美彦」という名と「夜は短し歩けよ乙女」の表紙がお洒落なこととアニメ映画があることは知っていた。何なら「四畳半神話大系」のアニメは1話だけ見たことがある。ハイテンポすぎてよく分からなかったが。
そのため「これなら気軽に読めそうだ」と思って、実際読んでみたらちゃんと読み終えることができたし面白かった。読書を習慣づける際の最初の1冊がこの本で良かったと思った。


せっかくなら他の季節の本も読みたいと思い、次は「春」にまつわる本を調べた。やはり「卒業」「青春」に関する本が多く、「こういう内容のはあまり惹かれないんだよなあ」と悩んでいたところある本を見つけた。
それが「四畳半神話大系/森見登美彦」である。同じ著者で、ストーリーも「太陽の塔」と少し似ている、ていうか春関係あるのか?など色々考えて、「図書館にあったら借りよう、なかったら別の本にしよう」と思い図書館へ向かった。

案の定、置いてあったし、案の定、面白かった。約400pあり、まだ活字に慣れてない私には少し分厚かったが、それでもスイスイ読めた。アニメも気になったからNetflixで見ようと思って調べたらなくて泣いた。


次に「夏」をテーマに選んだ。夏の本なんてたくさんありそうだし、森見登美彦は面白いけどさすがに今回も選んだら次の「秋」でも読まざるを得なくなるし、違う著者の本を読むぞ!と意気込んでネットで調べた。そして次読む本を決め、図書館へ向かった。

私が借りたのは「宵山万華鏡/森見登美彦」である。
いや、だって、「冬」でも「春」でもそして「夏」でも、調べたら必ず森見登美彦がいるのだ。もう、見かけたら読まなきゃいけないという謎の使命感に駆られるのだ。ハム太郎なのだ。
色々な本を読みたいと言いつつ同じ著者の本を読んでしまう私も私だが、そんな私の背中を押すのはいつだって森見登美彦推しのネットと、森見登美彦の本がたくさん置いてある図書館である。お前らさえいなければ…私は……
ちなみに「宵山万華鏡」は前の2冊(ギャグ)と違いホラー、ミステリーな感じの短編集である。ホラー小説は意外と読んだことがなかったが面白かった。表紙の絵も素敵だった。


次のテーマは「秋」である。私はもう自ら森見登美彦を求めていた。だが物欲センサーが働き秋にまつわる本を調べても森見登美彦の本は出て来なかった。人生とはそういうものである。
森見登美彦の本を1つずつ検索し、舞台が秋である本を探した。そして辛うじて「この本の舞台は秋である」と言える本を見つけた。その本は前の3冊と比べると新しめでWikipediaの記事がなかったため、マイナーだから図書館に置いてなさそうと思い、たまたまブックオフに行く機会があったのでそこで買った。(あとで図書館に行ったら置いてあった。)

それは「夜行/森見登美彦」である。
「宵山万華鏡」と同様ホラー、ミステリーな感じの内容で、読んでいる時怖いなあ…と思うことが何度かあった。話が複雑でわけわからんこと多すぎる…全然理解できん…私って馬鹿なんかな…と思ってネットで調べたら、私と同じく理解できていない人が多くて安心した。せっかく買ったので、また気が向いたら読んでみようかなと思う。


次は「四季」そのものをテーマに選んだ。
読む本はもう「秋」の本を調べている時に既に決めていた。四季が舞台で、森見登美彦と言ったら、

そう、「夜は短し歩けよ乙女」である。
(なぜ児童向けのを借りたのかというと、あのお洒落な表紙の方は既に他の人に借りられていたからである。ていうかこの本児童向けのやつあったんだね)
今日借りてきたばかりなのでまだ読んでいないがどうせ面白いのだろう。さっきパラパラとめくったら児童向けの本なのでちょくちょく挿絵があってかわいかった。裏表紙に「小学上級から」と書いてあったが小学生が読む本なのかこれ。


「ここまで来たら森見登美彦全部読みたい」という気持ちと「違う著者違うジャンルのも読みたい」という気持ちがせめぎ合っている。そもそも次のテーマを決めていない。どうしよ。
私がこれらの4冊の本を読んでたった1つわかったことは、「音読するとあまり眠くならない」ということだけである。

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