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「まこりんの思う壺」にハマったおかげで筋肉痛。

3月5日は西舞子こずみっくでライブだった。
タイトルは「まこりんの思う壺」。

もともとsarisari(円蔵さん&久美ちゃん)と一緒に他の企画を準備していた日だったけれど、延期になった。

ならば、企画変更してまこりんの歌を歌う日にしようということになった。「まこりんの思う壺」。8回目の命日。偶然だけど、3月5日はまこりん(水島誠)の命日だった。


でも。
3月16日(土)14時〜「てるみん劇場〜水島誠をうたうの巻」を企画しているのよ。
だから、3月中に2回水島誠特集でライブすることになったということ。

面白いねと娘に話すと、娘が壺の絵を描いてくれて、案内を作った。

壺の絵に娘の物語が描き込まれている

3月5日は、学校帰りの娘とお墓参りに行ってからこずみっくに向かった。一番いい席にまこりんの席が作られていた。

「まこりんはなんのお酒が好きだったの?」
共演のsarisari円蔵さんに聞かれたので
「お芋です。」と答えると、円蔵さんが芋焼酎を注文してくれた。

sarisariが冒頭に演奏した曲は即興のようで物語のようだった。
あれ?
ひょっとして?
歌の途中で、これは私のことを歌ってるんだと気がついた。
言葉になって音に乗って現れた私に、少しドギマギとした。
情景が浮かんで、わたしの映画を見てるみたいだった。
まこりんのことを歌うんじゃなくて、わたしのことを歌ってくれた。

私は3月16日を目当てにまこりんの曲を練習しているところで、その中でだいぶギターを弾けるようになっている曲を歌っていった。
淡々と。
次から次へ。
マイペースに。
話したいことが湧いてきたら話しながら。

最後の曲は「ふかく碧くとおく」だった。
いい調子で歌えていた。
でも
あと1コーラスで終わるところで、歌が止まってしまった。
自分でもびっくりした。
少しづつ込み上げてくるような兆しさえ、なかったのに。

突然だった。
津波のように何かが込み上がってきてしまった。

時間が止まって、みんなも止まった。
魔法がかかって私以外の全てが止まってしまったようだった。
誰も動かず、誰も言葉を発しない中で、私だけが動いていた。
私に込み上げてきたものをおさめて降ろそうとして、
歯を食いしばってみたり、唇を噛んでみたり
拳をぎゅっと握り締めてみたり、一点を睨んでみたり
あれやこれやしながら、ガタガタと勝手に動く体と一緒にいた。
勝手に動いてしまうんだもん。
勝手に込み上げてきて私の体を支配しちゃう。

しばらくして。
何をしたからというわけではなくて、多分、必要な時間が経って、またうたった。

お客さんはチャージを払ってその時間を見守ってくれたことになる。
そんな私でよかったのかと思うのだけれど、「まこりんの思う壺」にハマってくれようと来てくれたので、ありがとうとお礼を言って見送った。

家に帰って体の節々が痛くなっていた。
多分、あの魔法の時間の仕業と思う。
「まこりんの思う壺」にハマったおかげで筋肉痛。

こういう壺だった。

16日に可愛く笑って過ごす前の露払いな壺だったのかも。って思ってる。

娘はその一部始終を、暮らしの中でその前後も合わせてみていた。
始まる前に、
「まま、泣いたら困る人がいるかもしれないから泣かないようにね」と言われたのだけど、
終わったら、
「まま、がんばったね」と言ってくれた。



この日の水島誠の楽曲は
「うちなー夢語る」sarisari
「はるか未来の子どもたちへ」sarisari
「はるか」照美
「わすれな草よ」照美
「黄金の国〜ジパング」照美
「Babyはるちゃん」照美
「Home again」照美
「讃歌〜明日へ」照美
「あいのうた」照美
「艶やかに華やかに」照美
「ふかく碧くとおく」照美

*毎年はしないと思うんだけど、今年3月はまこりん月間にして、まこりんの歌を家で歌ってYouTube「水島誠の歌」にあげています。


私は最後に、最近出来立てホヤホヤの新曲「冒険ちゃん」を歌った。
詞 ごとうやすゆき 
曲 照美


3月16日(土)「てるみん劇場〜水島誠をうたうの巻」
5日とは全く違う時間になるの。
ゲストのみなさんが、まこりんが好きだった歌(ニールヤングとか)やまこりんの歌のカバーや、そのほか自由に歌ってくれます。
私は1時間くらいうたう予定です。

まだお席があるので、予約お待ちしています〜


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