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日々の生活 R6.1

親のこと。
2024年(令和6年)1月


認知症の親。

私にとっては不思議なことだらけ。
何が記憶に残るのか、全然わかりません。
そんな中でも、メモを取って、一生懸命生活している。
辛いんじゃないかな。楽しいことはあるのかな。

見ている私が辛くなります。

時々漏らす
「長生きしすぎた」「生きてたって何にもいいこと無い」「はやくお迎えがきてほしい」
そんな言葉たちが、私の胸に刺さって苦しい。

生活の中で。

日常生活。
何を思い、何を考えて過ごしているのだろう。
楽しく暮らしてほしいのだけれど

短歌について

数年前までよく短歌を詠んでいました。
認知症の症状が進むにつれ、できないわぁと言っていましたが、突然また短歌ができたと嬉しそう。

しかしそこは認知症。
できた短歌は数年前に詠んだもの。
解説してくれた内容も、以前と同じ。
時が数年前に戻ってしまったのね。

今日は今日だけど、私と同じ今日ではない。
あなたの今日は何年前ですか?
なんてもちろん聞いたりしないけど、昔の今日、楽しく過ごしていたのですね。

電話

電話について
数ヶ月に一度、この間、珍しい人から電話が来たのよ、というのだが、いつも同じ人からの同じ内容のお話。
珍しい人というくらいなので、すごく親しくしていたわけではない。ごくごく普通のお付き合いの親戚なのだ。

他の人が久しぶりに電話をかけてきても、その事を何度も繰り返すことは無いのに、なぜひとりだけ繰り返すのかなぁ。

リモコン

ビデオ通話したらテレビはついているのに全く音がしない。
テレビ、音出なくなっちゃったの?と聞くと、テレビ、あまり見ないから、音でなくていいの。と言う。
音量の調節方法がわからなくなったみたい。でも、わからないとは絶対言わない。
ニュースの内容、わからなくない?
音量あげようよ。
「今度来たときに調整してくれればいいから。」
テレビの音量調整のために遠距離行くなんてとんでもないわ!と心の声は置いといて。
「リモコンの・・・」と言いかけると、
「リモコンてどれ?」
そこからなのね。

無事、音量上げられました。
親子で頑張りました。

ご飯

電子レンジを覗いてみたら、温めたまま放置されたご飯が鎮座して迎えてくれた。
炊飯器を開けてみたら、炊いて忘れられたご飯が干からびていた。
短期記憶が秒速で消えるから、この状況に驚きはないけれど、何かしら対策をしなければいけないと強く思う。
配食サービスを増やそう。

認知症の状況。

症状は、日々変化していく。
良くなることはない病気だから、先のことを考えると気持ちが塞ぐ。

短期記憶

記憶が全く定着しないことは、とてもつらいこと。
1日中、予定の確認をして過ごしているように見える。
趣味に没頭できたら、その時は予定確認から開放されるんじゃないかと思うが、趣味らしい趣味が無いのがとても残念に思う。

とにかく今は、メモが絶対!

メモに無いことは、予定ではない。というくらい、メモが全て。書いてあることが正しい。記憶が無いからそうなるよね。

先の予定なんて気にしないで、今日1日、楽しく過ごして欲しいです。

その他。

はじめての往診(皮膚科)がありました。

ゴミ出し問題も課題です。

2024年の12分の1を無事穏やかに過ごせたこと、感謝です。

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