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【2023ブダペスト世界陸上】現地観戦&ボランティア体験談

あけましておめでとうございます🌅

年始から心苦しいニュースが多いですが、
どうか少しでも早く状況が回復することを願って、
そして皆さんにとって健康で平穏な年になりますようお祈りしております。

そんな日本では、三が日の大イベントである、ニューイヤー駅伝と箱根駅伝が終わり、お正月モードからお仕事モードに完全に切り替わった頃でしょう。

私は例年通り、選手たちに感化されて、走りたい!!という思いに加えて、陸上への熱が冷め止まないため、今更ではありますが、2023年8月に行われたブダペスト世界陸上の体験記をシェアしてみようと思います。
(下書きはしていたのですが…なかなか書き終えられずに眠らせておりました😓)



2023年8月19日から27日までの9日間で行われた、World Athletics Championships Budapest23は大盛況で幕を閉じました。
やり投げの北口選手が史上初の金メダルを獲得したり、サニブラウン選手が100m決勝の舞台で走ったり、駅伝を走った田澤選手や三浦選手の活躍も、まだ記憶に新しいことでしょう。

そして、1年半後には東京で世界陸上が開催されます。
World Athletics Championships Tokyo25 が、ブダペストのように素敵な大会になりますように。の思いも込めて、ブダペスト大会を観客とボランティアの2つの観点から振り返っていきます。

大会全体のフィードバック

【全体的な感想】

初めて世界陸上の現地観戦は、毎日が新鮮で、大興奮しているうちに、9日間の大会があっという間に幕を閉じていました。競技の盛り上がりはもちろん、現地に集まったファンたちと一体となって応援するなど、テレビ観戦では味わいきれない興奮と感動に包まれていました。競技場には国旗をまとった応援団や、フェイスペイントをする集団、子供応援団などがいて、競歩の会場にはランニングミルで走りながら応援したり、楽器を演奏して踊りながらパレードをする市民がいたり、どこもかしこもお祭りムードで、とにかく楽しかったです。

本当に、大会の各所で、盛り上がってる〜!陽気だな〜!楽しいな〜!と思う瞬間が多く、大大大満足の9日間でした。一度現地で観戦したら、また現地で観戦したくなることに強く共感しましたし、この熱い陸上のお祭りが2年後に東京で開催されることに、高揚感が止まらない、私にとって思い出深い大会となりました。

【グットポイント👍】

  • ブダペスト全体が世界陸上ムード
    ブダペストの空港の出国口から市街地、マラソンコース周辺など、街の至る所が「世界陸上ムード」に包まれていました。ボランティアで一緒になったハンガリー人も、ハンガリー中の人たちはこの大会をずっと楽しみにしていたんだよ!と教えてくれました。

    世界のトップアスリートと熱狂的陸上ファンが集まるお祭りを、ハンガリー中の人たちが楽しみにしている。そして国を上げて盛り上げる。それができたからこそ、ブダペスト世界陸上は各国から讃えられた大会になったんだなと実感しました。

町中が世界陸上ムードに✨


  • 観客の盛り上がりが半端ない
    ヨーロッパでの陸上観戦は他とはひと味違う、と聞いてはいましたが、盛り上がりが圧倒的でした。選手紹介では各選手がパフォーマンスをしたり、観客が自国の選手の名前を叫んだり、とにかく盛り上がる。そして、スタート前は一気に静寂に包まれる。そこからの声援が物凄くて、世界中のファンたちがそれぞれの言語で選手を応援するのも、世界大会現地観戦の魅力の一つだなと感じました。9日間を通して、特にハンガリー代表選手の出場種目と、決勝種目はスタジアムが揺れるほどの大盛り上がりでした。

    跳躍・投擲種目の場合も、スタジアム中が一人のパフォーマンスに注目して手拍子と歓声を送るため、会場の一体感を感じられてよかったです。(((北口選手が決定打を投げた時の、盛り上がりと感動を思い出すと、今でも鳥肌が止まりません!!)))

満席の競技場とメダルセレモニーに集まる観客


  • 競技場外でのメダルセレモニー&ファンゾーンでメダルを獲得した選手と触れ合える
    前回大会までは競技中にフィールド内でメダルセレモニーが行われていたようでしたが、今大会はレベルアップしていました。競技場外にメダルセレモニー会場が設けられていて、夜セッションが始まる1時間ほど前から、前日に3位以内に入った選手のメダルセレモニーが行われていました。

    最も印象的だったのは、男子100m、200m、400mRで金メダルに輝いたアメリカのノア・ライルズ選手が表彰式で涙を流しながら、「From being an empty stadium to now showing up and this is the first time I have so many people show up to an award ceremony. So many times it has been empty by myself and now I have all these people and it feels like an actual moment, ...(空っぽだったスタジアムから、今はたくさんの人が集まってきてくれて、初めてこんなにたくさんの人が来てくれた授賞式で嬉しいです。何度も一人で空っぽだったこともあったけど、今はこんなにたくさんの人がいてくれて、本当に特別な瞬間のような気がします。…)」と語った姿です。

    勝負を勝ち抜いてきた選手たちを讃える場は、選手たちにとって、自分にはファンがいて、応援されていることを実感できる大事な機会であることがわかりました。また、ライルズ選手に限らず、たくさんの選手が今回のメダルセレモニーを絶賛していましたし、ファンゾーンでは、多くの選手が待ち構えたファン一人ひとりの写真撮影やサインに丁寧に対応してくれました。ファンとしてもメダリストを近くで讃えることができる場があり、とても嬉しかったです。

    なので、ここでひとこと、
    東京開催の際も、メダルセレモニー会場とファンゾーンを設けてほしいです!関係者の方、どうぞよろしくお願いいたします。(関係者の方まで届け!)

100m女子メダリスト、七種競技銀メダル: アナ・ホール選手、35km競歩銀メダル: 川野将虎選手


  • コンコースで応援ができる
    チケットを持っていないと競技場に入ることはできませんが、チケットを持っていればコンコースで応援することも可能でした。コンコースで国旗を持ちながら応援していると、周りの人たちも一緒にJAPAN!!と応援してくれたので、最高に盛り上がりました。また、日本国旗を持ちながら応援していたため、TBSにたくさん抜かれたのもいい思い出です!笑

コンコースで応援する様子(TBS公式YouTubeより)


  • チケットが安い
    朝セッションはカテゴリー1~4はどこも3000HUF、日本円で約1,300円
    夜セッションのプレミアム席で32,900HUF、日本円で約13,000円
    全日程(9日間14セッション)2階席での観戦で、69,700HUF、日本円で約30,000円
    と、リーズナブルな価格設定がされていたため、陸上を知らない現地の方も観戦にくるなど、最終日が近づくにつれてチケットは完売するほどの大反響でした!

    また、2階席のチケットを持ってるけど、もっと近くで立ちながら観戦したい!という人はコンコースでも観戦ができたので、通しのチケットを購入して自分好みの観戦ができるのも、超GOODポイントでした。

チケットの値段(240HUF≒100円)
値段別色分け


  • 暑さ対策が万全(ウォーターサーバー常備、入場時にペットボトルの水を配布)
    初めてヨーロッパで夏を過ごしましたが、ハンガリーの夏は、日差しが強くてかなり暑かったです。そんな中で競技を観戦する観客が、観戦中に体調を崩さないようにするための暑さ対策もしっかり施されていました。

    各スタンドの出入り口に、ウォーターサーバーがそれぞれ5~6台ずつ設置されていて、タンクの水が無くなった時に交換してくれるボランティアも各スポットに配置されていたため、水不足に困ることはありませんでした。また、初日と最終日にはマスコットキャラとロゴが入った大会オリジナルボトルも配布していて、そのボトルで水分補給をする人たちもたくさん見受けられました。

オリジナルボトル、支給されたペットボトル、ウォーターサーバー


  • ファンゾーンで陸上競技のアクティビティが楽しめる!景品あり!?
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    0m走、垂直ジャンプ、ボール投げ、ランニングミルなど、陸上競技に関連したアクティビティがたくさん設けられていました。また、3つ以上のブースで遊ぶと景品もゲットできるため、子供から大人まで、たくさんの人が競技開始2時間前〜ファンゾーンで楽しんでいました。

    ファンゾーンでもボランティアをしましたが、地元の子供達はもちろん、各国の応援団たちが誰が一番を取れるか競う姿を間近で応援できたのも良き思い出です!ちなみに、私もランニングミルチャレンジをしましたが、2分間の走行距離を競ったので、かなりヘトヘトになりました^^;

ランニングミル チャレンジ、大会マスコットキャラ’Youhoo’たちの絵本


  • マラソンが周回コースで何度も応援ができる
    ラスト2日間の目玉ロード種目といえばマラソン!今回の世界陸上ではブダペストの有名な街並みを4周するコースが設けられていました。そのため、同じ場所で応援していても、折り返しを含めて8回も選手たちを応援できるという、応援する側からしたら最高のコース設計でした。(選手たちにとって、走りやすかったのかは分かりませんが…^^;)

9, 19, 29, 39km地点の鎖橋で応援!


  • (おまけ) ハンガリー建国記念日の大迫力花火に感動✨
    ハンガリーの建国記念日が大会期間中の8/20だったため、この日はいつもに増してハンガリー国旗を掲げながら選手に声援を送る人が多かった
    です。また、この日のセッションは19:30までで、21時からの花火を十分に楽しむことができました!

    ドナウ川沿いで4万発以上もの大迫力の花火が、ライトアップされたブダペストの国会議事堂や鎖橋を明るく照らしていて、世界一の夜景スペシャルバージョンに心奪われました。ドローンやプロジェクションマッピングを使ったストーリー性あふれる演出でハンガリー建国記念日について知れたのもよかったなぁ。

【改善の余地あり…!?】

  • 競技終了後のトラムがおしくらまんじゅう状態
    競技場が市街から離れたところにあったため、競技場に向かうためにはトラム(路面電車)やバス、電動スクーターや自転車に乗る必要がありました。そんな中、競技終了後には観客の一斉移動があるため、毎回どの交通手段を見てもおしくらまんじゅう状態で、皆大変な思いをしながら家に帰ってました(笑)

    解決策としては、主要地点までのリムジンバスを設けたり、トラムの運用数を増やすなどの対策をすることも可能だったのではないかと思います。


ボランティアのフィードバック

【全体的な感想】

ボランティアやってよかった!ブダペストに行く決断をしてよかった!
これに尽きます。ボランティアに応募していなければ、テレビの前で応援していただろうし、行く決断をしていなければ、ボランティアもできていなかったので、この決断をした自分と背中を押してくれた西本さん、増澤さん、には感謝しかないです!!!謝謝!!!

競技を最前列で観戦できたり、選手と関わることができたり、ボランティア友達が世界中にできたりなど、ボランティアをしなければ見れない景色がたくさんあったので、世界大会ボランティアの楽しさを、より多くの人に伝えたいと、強く思いました。


【グットポイント👍】

  • 朝セッションと夜セッションの2部制
    今回のブダペスト大会では、ボランティアの応募総数・採用数が共に多かったらしく、朝か夜いずれかのセッションで7日以上働けばいいという人材配置で、比較的行動がしやすかったです。あるときは、人数が多すぎて、空きのポジションがないため、早く帰る人もいたりしました。

    基本的に競技開始の2時間前に集合することが多いですが、競歩の朝セッションは5:00集合、最終片付けまでの人は23:00解散と、ポジションによって集合・解散時間にばらつきがありました。

競歩のスポンジ渡し、会場案内、最終日の記念撮影


  • 自分のシフトがない時は競技場で観戦ができる(空いてる座席がない場合はコンコースで観戦)
    自分のシフトがない時や、仕事が終わった後に、競技場内で競技を観戦できたのは、とてもありがたいボランティア特権でした。コンコースで立ち見するだけでなく、ボランティアが観戦できる席が用意されている時もあったため、充実しまくりでした。

    シフトの関係上、自分が見たい競技が必ず見れるとは限らないところは少し寂しいポイントではありますが、それを上回るいい経験ができたので、私にとってはプラマイゼロでした。また、ボランティアのスケジュールは人それぞれで、大会が始まる前の期間でボランティアをほぼ終わらせて、大会が始まってからは競技場での観戦がメインという、賢い働き方をしている人もいました^^


  • シフト後に暖かいケータリングを食べれる
    ボランティアをした日には、シフト後に一食分の食事を提供してもらえました。メインスタジアムのボランティアハブでは、暖かいメインディッシュとデザートを4~5種類から選ぶことができ、満足度も高かったです。また、各ボランティアハブには、軽食やドリンクサーバー、ペットボトルのお水などが常備されていたため、空腹に困ることはなかったです。

メイン+デザートのケータリング


  • 閉会式でフィールドに入場させてもらえた!
    最終日には、ボランティアを含めた大会運営関係者を、閉会式でフィールドに入れさせてく入れさせてくれました。フィールド内からの景色は、スタンドから見える景色とはまた違って大きく感じましたし、試合終了直後のトラックを走ることもできて、まさに夢のようでした。

    また、2025年は東京で世界陸上が開催されるため、サニブラウン選手、佐藤選手、北口選手、田中選手の4名も閉会式に参加しており、目の前でWAの旗を持つ姿を見ることができたのも、貴重な時間となりました。
    (最前列を譲ってくれた中国の関係者の方々と、大量のボランティアがいる間をすり抜けて最前列に行った自分の行動力に感謝!)

フィールドで記念撮影!


  • 英語ができるから、スペシャルポジションに!?
    競歩のスタート・ゴール地点の英雄広場でのボランティアにて、「英語ができる子いない?」の声かけに手を上げ立候補すると、招集チームに派遣されました。招集チームでは、競技前の選手の名前・ゼッケン確認とスタート地点までの誘導、ゴール後のチップ回収とネームタグ返却を任されました。また、35km競歩の競技中には、沿道で応援してきていいよ!と声がかかり、日本から来た応援団の皆さんと全力応援をすることもできました。

    このポジションを通して、各国の選手はもちろん、日本の選手たちに、頑張ってください!お疲れ様でした!おめでとうございます!と直接お伝えできたのも、貴重な経験になりました。また、ゴール後にプロポーズが成功したスロバキアのキュートな競歩カップルをボランティアみんなで拍手喝采したのも、いい思い出です❤︎

競歩招集所、川野選手のゴール前、競歩応援団


  • 朝セッションがない日は、国際ボランティアのためのブダペスト市内観光ツアーあり!
    朝セッションのない2日間は、国際ボランティアのためのブダペスト市内観光ツアーがありました。私自身も、国会議事堂、ドナウ川遊歩道の靴、聖イシュトヴァーン大聖堂、漁夫の砦などのブダペストの有名な場所を、現地ボランティアの解説付きで楽しみました。

    国際ボランティアは、ヨーロッパはもちろん、カリブ海やアフリカなどからきた、様々なバックグラウンドを持つ人がいて、そんなみんなと交流する機会があったのも貴重な経験になりました。東京で開催する際にも、空いてる時間にプチ東京観光ツアーができたら最高だろうなと思いますし、私も機会があったらガイドに立候補したいです。

国際ボランティア集合写真、My best volunteer buddy Orshとの写真


  • ボランティアパスを持っていれば、公共交通機関が乗り放題
    ハンガリーでは、公共交通機関を利用する際に、無賃乗車・チケットの不所持・チケットの打刻忘れがある場合、罰金の対象になるので、必ずチケットを所持していなければなりません。しかし、大会期間中に限り、ボランティアとメディアのパスを持っている人は、地下鉄、トラム、バスを含む公共交通機関が全て乗り放題だったのは、とてもありがたかったです。競技場や英雄広場までの行き来や、マラソン観戦時などに利用することができたので、とても助かりました。
     

  • ボランティアユニフォーム一式と、最終日にギフトのプレゼントあり
    ブダペスト大会の大会カラーがオレンジと黒だったこともあり、ボランティアのユニフォームはオレンジと黒で統一されていました。ボランティアユニフォームは、キャップ、Tシャツ3枚、パンツ、ジャージ上下、レインジャケット、靴下2足、シューズ、バックパックと、頭から足先まで、asicsの製品を提供してもらいました。日本が誇るasics製品を身につけながらボランティアができたのが嬉しく、大会が終わった今でも、愛用しています。

    ボランティア最終日には、感謝状と"Thank you package(大会オリジナルワイヤレスイヤホンと大会記念ピン)"をいただきました。ワイヤレスイヤホンは、開閉するたびにロゴの部分がオレンジ色に光るので、毎日世界陸上の思い出に浸ることができるお気に入りイヤホンです(笑)

ボランティアユニフォームとThank you package


  • 必要な人にはアコモデーションを準備
    国際ボランティアや、ブダペストから離れた都市からボランティアに来た人には、アコモデーションも無料で提供
    されていました。私自身は、知り合いの方のAirbnbにお邪魔させていただいたため、アコモデーションには泊まりませんでしたが、友達曰く、無料にしては快適な住み心地のアコモデーションが提供されたようです。ご飯は、ボランティアに入っている日は一食のみついていましたが、それ以外は自分で用意しなければならなかったそうです。ご飯はともかく、ボランティアに無料でアコモデーションを用意してくれるのはありがたいですよね!

  • たくさんの高校生ボランティアが活躍!
    若者のボランティアの多さ、特に高校生がたくさんボランティアをしていることに驚きました(しかも英語が堪能な子が多い‼︎)。というのも、ハンガリーでは9~12年生(中3~高3)の4年間で50時間以上のボランティア活動に参加する義務があるらしく、世界陸上のボランティアをする高校生が多かったようです。もちろん、50時間を消費するためでなく、国際大会のボランティアに興味があり参加した子もたくさんいました。

    また、ボランティア全員が英語が堪能というわけではありませんでしたが、私に積極的に話しかけてくれる人も多く、日本から来たことを伝えると、多くの人が「2025年は東京でもボランティアをしたいの!日本に行くのが夢なんだ!」と話してくれたのが印象的でした。日本でも若者の活躍に期待したいです✨


【改善の余地あり…!?】

  • 全体的に連絡が遅すぎる….
    連絡が遅すぎるのは、本当に困りました!! ボランティア決定までの連絡がなかなか来なかったため、航空券や滞在場所をどうすればいいのか、ぎりぎりまで決定を下せませんでした。また、応募締め切りから、大会開始2週間前までで、強気に5通ほどメールを送りましたが、"Soon we will inform you in every case of the selection. Thanks for your patience and understanding." と言われるなど、ぎりぎりまで連絡が来ず、本当に大変な思いをしました。

    大会前の連絡は遅かったものの、大会期間中は、ボランティアの座席や、国際ボランティアへの連絡事項、競技場内清掃活動などに関わるメールがたくさん届いたので助かりましたし、その日輝いていたボランティアを名指しで讃えるメールが毎晩送られてくるなど、洒落たこともしてくました。

    連絡遅い問題は、さまざまな大会で起こり得ることだとは思いますが、東京開催の際はボランティアに対する連絡・対応が早くなればいいな、と思ってます。

  • アクションチームは、当日まで何をするかわからないワクワク感!デメリットも?
    アクションチームは、その日に欠員があったところ、より多くの人員が必要なところに派遣される、いわば「お助け隊」。そのため、集合時間から2時間後に仕事を振り分けられたり、会場外に配置されることがあったり、直前になるまで何をするかわからないワクワク感と、スリルがありました。いろいろなポジションでボランティアをしたり、どんな状況下でも楽しむことができる人には、アクションチームはピッタリだと思います!

    私自身は、アクションチームの一員として貴重で、楽しい経験ができてよかったですが、当初希望していた競技運営に直接関わるCompetitionチームと報道陣の周りで働くPressチームの仕事が楽しそうだったので、また機会があれば違うポジションでのボランティアも挑戦してみたいと思います。

  • コーディネーターによる個人差はあるが、国際ボランティアへの対応は後回し…?
    アクションチームに配属された私は、ハンガリー語が話せないため、コーディネーターがハンガリー語で説明してから英語で説明してくれることがほとんどで、自分が全容を理解するまでには最後に余った仕事しかできないことがよくありました。ハンガリー人のボランティア友達が通訳の手伝いもしてくれることもありましたが、やはり何をすべきか理解して動き出すのに時間がかかることが多かったです。(通訳をしてくれた高校生たちには本当に感謝してます!!) 

※私自身、イレギュラーな形でボランティアに採用されたこともあるため、他のボランティアの方々と意見が異なる場合がございますが、そこはご了承ください。


2025年東京世界陸上に向けて

大盛況で幕を閉じた世界陸上ブダペスト大会。あと1年半後に迫っている東京大会でも、世界各国の選手や、観客たちを魅了する大会づくりをするために、様々な人たちが、今もどこかで頑張っているでしょう。

私自身が、観客としても、ボランティアとしても、大会を楽しむことができたように、東京大会でもより多くの人に楽しんでもらいたいので、自分にできることをしていければと思います。

【2025年に向けて私にできること】

2025年までに個人として以下の3点を目標に行動していきたいと思います。
1. 陸上の楽しさを広める
2. 世界陸上とボランティアの魅力を伝え、布教する
3. 東京世界陸上に、世界中からより多くの観客が来るように、日本・東京・陸上の発信を英語でする

【高校生に勧めたい、国際ボランティアの魅力】

ブダペストでは、たくさんの高校生ボランティアが大会運営に携わっていて、英語が話せる子も、少し苦手な子も、楽しそうに生き生きとボランティアをしていた姿が、眩しかったです。高校生のうちから、国際ボランティアをすることで、経験値が上がるだけでなく、様々な出会いがあったり、困難な状況を乗り越えることによって、価値観や可能性を広げることができるはずです。世界陸上でのボランティアも、世界中のトップアスリートや、愉快な応援団と直接関わることができる、貴重な機会なので、ぜひ多くの高校生をはじめとした学生たちには、恐れず挑戦してほしいと思います。

ただ一つだけ、、、東京世界陸上の開催期間が9月13~21日という、夏休みが明けた頃に始まるため、どの程度学生の方々がボランティアとして関われるのか、定かではない点が少し残念ではあります。より多くの学生に、ボランティアをするチャンスが訪れること、お祈りしています。

微力ではありますが、World Athletics Championships Tokyo 2025 が、ブダペストを超える素敵な大会になるように、自分にできることをしていきたいです!


最後に

大会期間中、EkidenNewsの西本さん、増澤さん、能勢さん、ちさこさん、Asics伊丹さんには大変お世話になりました。ありがとうございました!
今後は、より勢力的に日本の陸上界を盛り上げていきたいです!今後ともよろしくお願いします!


ボランティアに関する質問などありましたら、X(Twitter)アカウント @runningmoana (https://twitter.com/runningmoana) までいつでもご連絡ください!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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