01しあわせをわけわけする

01しあわせをわけわけする

ひとつのしあわせは、

いくつかの小さなしあわせが、

絶妙につなぎあわせて出来上がった

ビスケットのようなもの。

ひとくちで、

食べ尽くしてしまうのもいいけど、

ポケットを叩いてあげると、

そのしあわせが、

ちょうどいい大きさになって

しあわせの数が増えるかもしれません。

大きなしあわせを

感じているときに

その大きなしあわせを作っている、

小さなしあわせを探してみること。

いつもより近くで、

いつもよりゆっくり、

見つめてみるだけできっと、

見つかるはずですから。


きがついたら、ものかきのはしくれ歴17年。 詩みたいなエッセイみたいな思いつきみたいな短文を、小さなしあわせを数えながら綴っております。それ以外にも、絵本作品を書いています。