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「無理すんな」ってなんやねん

現役でスポーツしてる人、指導者の方、保護者の方は読んで欲しいです。
「アスリートと怪我の付き合い方」についてです。勉強もそれなりにして将来何かそういう仕事ができたらと思ってる僕の知見です。
長期離脱や再発する可能性のある怪我をしたプレイヤーが復帰したケースについてです。

そういったプレイヤーが復帰した際、恐らく最初はうまくいかないことだらけです。
間違いなく失敗をします。そのとき絶対に軽々しく
「無理するなよ」
という旨の発言をしないでください。
もちろん、「無理をして強度を上げて怪我をするなよ」という意味なのはわかります。
でも絶対やめてください。

そのプレイヤーは自分のリハビリの取り組みや能力を信じてそのプレーを選択しています。ですが、ギャップがあり失敗してしまいます。
周りの人間がその失敗を「無理するなよ」と言うのは
「今のお前にはそれは無理」
というふうに聞こえてしまいます。
復帰までの日々や能力を否定しています。

そんな失礼な話があるでしょうか。
どんな思いで怪我と向き合い毎日退屈なリハビリと向き合い、多くのことを我慢しているのか。
怪我という孤独な闘いをしている人の心は周囲が思う何十倍も繊細です。
発言する側に悪意はなくとも、その闘いをしている人にかける言葉は本当に慎重に選ぶべきです。

怪我をしたプレイヤーが失敗した際は「どうすれば今の失敗を防げたか」を1人のプレイヤーに対しての発言をしてあげてほしいです。
「無理するな」
は気分よくプレーしすぎて制御を忘れているときにかける言葉です。
本当に、怪我は強い孤独を抱えるので周囲の方は正しい距離を見つけてあげてください。

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