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いまを生きろ

2022年12月16日

AKchoirのコンサートが無事に終わりました。
ご来場くださった皆さま、本当にありがとうございました!

私にとって初めてのステージ。
うれしさのあまり胸が詰まって声がでなかったらどうしよう、
緊張して頭が真っ白になったらどうしよう、と不安だった。
実際にリハーサルでは歌詞が飛びまくった。

けれども本番、舞台袖からステージにのぼり、
客席に相対し、指揮者のあきちゃんの合図のもと
バンド演奏からの第一声、

We wish you the merriest,
the merriest,
the merriest,
the merriest――――――♪♫♫
new year!!!!!!

のソプラノ高音のところから、
バーーーーん!
と扉が開いた気がした。

あきちゃんの指揮がいつにも増してキレッキレで、
メンバーの意識の焦点がそこにピタっと合わさっている。

一人ひとりの声は違うのに、
全員の声が重なって、
まるで一つの生命体のように躍動している。
それを感じていると、
自分の感覚がますます研ぎ澄まされていくのを感じた。

次第に視界がクリアになっていって、
あきちゃんの後ろに広がる客席が目に入ってきた。
私の目の前、真正面に友人たちの顔を見つけた。
リズムに乗ってからだを左右に揺らしている。
それを見ながら、私のからだも揺れる。

ステージと客席のエネルギーが交歓している。
歌の想いに乗せて、私は両腕を高く高くかかげた。

不安や緊張は一ミリもなかった。
あるのは、「今、この瞬間」に、
リズムに乗ってる私。
内から溢れる想いを全身で表現している私。
仲間の歌声に自分の声を重ねている私。
ただ、それだけ。

あとで、客席で見守ってくれた人たちから
「とても目立っていて、目が釘付けになった」
とメッセージを頂いた。
ステージのど真ん中、最後列で歌っていたので、
位置的にも目立つ場所だったのだろうけれど。

私の自己表現のリミッターは完全に外れていたと思う。
ド派手なステージ衣装とメイクの力も借りながら、
異次元の開放感を味わい、
1時間45分、15曲を歌い終えた。

あっという間だった。
まさに「疾走」という言葉がぴったりくる。

それでもなお、周りの景色はよく見えたし、
会場を包み込む温かで幸せな空気を感じながら、
私はたしかに、一瞬一瞬そこにいた。

敬愛するゲシュタルト療法のファシリテーターの言葉。
「今に意識を向けると力が湧いてくる」。

過ぎ去った過去を悔んだり、
まだ見ぬ未来を心配したりせず、
今ここに居続けることで、
その人の能力、活力、魅力はドバドバあふれ出す。
そういうことなんだと思う。

「生命(いのち)輝く きみの声を
問いかけ探して 今を生きろ
魂響く きみの声よ
ガイアに広がる大きな波紋となれ」
(コンサートのアンコールでも歌った
AKのオリジナル曲「Harmony」より)

メンバー一人ひとりが思いっきり歌うことを楽しみ、
自由に自分を表現したからこそ、
そのエネルギーがお客様に伝わり、
大きな拍手につながったのだと思う。

*****

コンサートから丸1日経った今日、
客席4階で録音された音源を聴いた。

ステージ最後列で歌っていると、
前のメンバーの声があまり聞こえなかったりする。

客席からの録音音源を改めて聴いてみると、
エネルギー量が桁違いに大きい。
こんなにすごかったんだ。
AKってすごい!

そんな中で歌っていたんだと思うと、
当日とは別の感動が沸き起こってきた。

私はAKに出会えて本当に幸せ。
あきちゃん、メンバーの皆さん、ありがとう。

そして、コンサートにご来場いただいた皆さま、
私たちと一緒にコンサートを作ってくださってありがとうございます。


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