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最近読んだ本のはなし。

みなさんこんにちは。
暑さ寒さも彼岸まで。とはよく言ったもので天気予報でも暑さの終わりの気配を感じるようになりました。
昔の人が言っていたことって的を得ているなと思う37歳の初秋。
今日は最近読んだ本の話。

高校3年間、学校の図書館に入り浸り副委員長まで上り詰めたわたし。
いまだに本を読む習慣は残っていて
積ん読消化に精を出しています。

店長がバカすぎて 早見和真

ブックオフに欲しい本を買いに行ったときに横目でちょっと気になった本。
だってこんなタイトルですもの。
けど積ん読を消化せねば!と思っていたら…
なんと職場の後輩から『これ僕のおすすめなんで読んでみてください!』と献本いただきました!
なんで私の気持ちがわかるの!!!!!
大きくもなく小さくもない書店の文芸担当として働く京子。
こんな店辞めてやる!と不満を抱きながら働く毎日。
情熱だけが取り柄のバカ店長…
↑ここまでの設定だけで『あーわかる!わかるわー!』と感じる人多数(推定)
誰もが今まで出会ったであろうバカ店長を思い浮かべるだろうし、
似たようなモヤモヤを経験しているはず。という親しみやすさの中に
ミステリーな出来事がちりばめられています。
ああっという間に読み終えました。
あとがきを読んであ、これはミステリーだったのね。と気が付きました。
あー最近の小説だなー。と思いました。

昭和天皇物語 能條純一

タイトルそのまんま。
なんとなーくタブー視されている天皇の人生をじっくり、しっかり漫画にした伝記もの。
8月末に13巻が発売されました。
幼少期の人格形成やヨーロッパへの留学、のちの香淳皇后との婚礼も終わり
昭和を語るうえで避けては通れない太平洋戦争の気配が漂ってきました。
その時何を思い、どう動いたのか。教科書では知ることができない天皇陛下の人生を覗き見ている気分になります。
自分の生まれた時代がいかに激動で、皇室や国家にとって危機だったのか…
いまさらながらいろいろ知れてほうほう…となっております。

小川さゆり、宗教2世 小川さゆり

去年のあの事件をきっかけにいろいろと問題になった宗教二世。
彼女が声を上げたことで成立した法案もあったと思います。
あの記者会見の後に出ていたyou tubeで話が面白い子だと思ったので読んでみました。
自分の生まれや育ちを根っこから否定することはとてもつらいこと。
それでも彼女は前を向いて今を生きているのです。

そしてこれから読みたい本も紹介!

沙林 偽りの王国 帚木蓬生

サリンと聞いて『?』となる世代も多くなってきました。
あの教団の起こしたテロは当時小学生だったわたしに大きなインパクトを残し、
今でもあの教祖の写真を見るだけで気持ちが落ち込みます。
ドキュメントに近いフィクション。気になる!

気が付きゃ読書の秋ですね。
はるみそ。


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