2018_08_Lens, musée du Louvre-Lens

画像1 かつて炭鉱の町と栄えたフランス北部のLens(ランス)には、ルーブル美術館の別館、ルーブル・ランスがある。2005年のコンペで124のチームから選ばれた日本のSANAA(建築)とフランスのMosbach Paysagistes (ランドスケープ)の設計だ。
画像2 ランスの駅。小さな駅舎。パリからは国鉄で1時間ほどで行ける。
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画像4 美術館へは駅から歩いて行くことができる。左に見えるのは美術館一帯を囲むHaha wall(ハハァウォール)。これは建物を作る際に出た土を再利用している。
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画像7 炭鉱のレールを思わせる美術館へと続くアプローチ
画像8 2メートルあったハハァウォールの終着点。ベンチ程の高さになっている。
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画像11 この美術館最大の特徴は、風景に溶け込んで建築とランドスケープがあることだと思う。訪れた日も青空に建物と地面が一体となった風景が美しかった。
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画像14 館内もシームレスな空間に美術品が展示されていた。
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画像19 美術館で購入した « L’esprit du lieu »と言う冊子には、フランス人のランドスケープアーキテクト、モスバックは、公園設計では日本からインスピレーション受けたと書かれていた。
画像20 キャサリンモスバックのデザインアプローチは、その土地の歴史や地形のコンテンツ、自然物の形状などをデザインに取り込み、環境に合わせて変形させていくと言うものである。
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画像22 美術館の敷地の外へと続く道
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画像24 舗装面のランダムな穴は、排水システムだ。雨水がこの穴から地面に浸透し、ゆっくりと排水される仕組みになっている。
画像25 コンクリートで地面が全て覆われてしまうと、水循環が絶たれてしまう。水が浸透する排水システムなど環境面への配慮をデザインに取り込むことも、ランドスケープアーキテクトの仕事である。
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