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肩関節周囲の痛みについて

こんにちは春名整骨院です!

上の写真は、桜がやっと咲きだして春を感じたので撮った1枚です。

今月は「肩の痛み」についてお話したいと思います。

今回の肩は、肩コリが起こる所ではなく、肩関節の周囲に起こる痛みについてです。

当院でも今この部位を施術している方が何人か来られていて、中高齢になるとちょっとした事で痛みやすい場所です。

結構たくさんの方に見られますが、手を真っすぐ上げて(前と横から)楽に腕が耳につかない方は要注意です。

また、両手を後ろに回して手と手を重ねて腰の位置に当てたり、エプロンのヒモを結ぶ時に肩が前に出る方。

さらに、上向きで寝て頭の後ろで手を組んで両肘が床につかない方もまた要注意になります。

筋肉は動きや使い方が偏ってくると、よく使っている筋肉とあまり使われない筋肉の差が大きくなりバランスが悪くなります。

筋肉のバランスが悪くなると動きが硬くなります。

これは首や肩甲骨、肩、腕の動きが硬くなっていて、筋肉のバランスが悪くなっているという事です。

この状態のまま日常で腕を使っていると、ちょっとした刺激が肩の周囲に負担となり痛みが出ます。

ちょっとした刺激とは、腕を伸ばして物を持ったり、着替で服の袖に腕を通したり、子供や孫に軽くボールを投げたりとか、初めの来院で問診をしていても皆さんこれで痛めたと意識できない程の事です。

そして肩の痛みは改善するのに けっこう時間がかかる場合が多いです。

それは余程大きな負担がかからなければ、始めは強い痛みが出ないからです。

ですので「しばらくすると治るのでは」と様子を見る方が多いです。

また肩関節は動く範囲が広い関節ですので、痛む動作を上手く避けながら動かす事ができてしまいます。

しかしそれを続けていると、気づかないうちに徐々に不自然なぎこちない動きに変わって行きます。

そうなると痛みは悪化して行きます! 

そして悪化してから治療を始める方が多いので、改善するのに少し時間がかかります。

当院でも痛みが出だしてから1ヶ月後から半年後位で来られる方が多いですよ。

ひどくなると肩の関節包といって関節を包んでいる袋が硬くなり(拘縮)、肩関節が固まって痛みが強く、夜寝ていても痛みが出ます。

この状態になると、さらに改善するのに時間がかかります。

ですので皆さん、肩関節の周囲に痛みが出たら早めに治療を始めて下さい。

これは放っておいても痛みの有無にかかわらず、筋肉バランスの悪さや動きの硬さなどの状態は良くなりません。

早めに筋肉のバランスをとって関節の動きを良くすると改善するのが速いんですよ。


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