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暴くのか、秘めるのか。

己について。以下、散漫なるままに(文語体、である調にて綴ります)。



「歌は己の憂さの捨てどころなどではない」
これは恩師の遺した言葉、遺産。その言葉を思いつつ、それでも言の葉を顧みれば、三十一文字には人生の光と影が如実に表れる。自分を切り離し、暗喩と直喩で綴り直す。歌詠みとは、そうした人種なのだと思う。
自分の書く雑文はエッセイではなく随筆風。明治時代から「私小説」という分野で隆盛を馳せた我が国において、私のような色彩は「売れない」文だ。なれど、時代遅れでいい。それしか綴れぬ愚か者がいてもよいではないか、例えここがネットであっても。
それこそが、私の肉声なのだから。


影踏みをこの歳にしてやってみる
夕暮れ長き影ひとつあり


感傷に引かれることがあったとしても、明日は前を向いて。
明日も良き日でありますように。

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